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科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
そして再び一時休息
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レッツ、超展開!

清明「超展開(笑)って・・・・・あれだな?もうお前、完全に開き直ったな?」


まあ、さすがにココまでわざわざ読んでくれるような人はもう覚悟してるだろうしね。


清明「その前に『文章力を上げる』っていう選択肢がないのが一番情けねえ!」





「逃げろ!!」


「「「はい?」」」


 いや、だってそうだろ?意味分かんないし訳わかんないし言ってることが伝わらないし・・・・・って、全部同じか。まあそんな与太話は放っておくにしても、実際わからんもんはわからん。これはしょーがない、だろう?


「あぁ・・・・・全く!君たちには別に期待してなかったけど、祓ぇ!なんでお前までポカンとしてんだよ!?」


「す、すいません~!」


「そこまで(なま)っちまったのか?うん?」


「はぅ~・・・・」


 恥じ入ったのかなんなのか、俯いてしょんぼりとする祓。うん、可愛い・・・・って、俺は何を考えてんだ。どうもさっきそんな会話をしてから(まあからかわれただけだろうが)、多少・・・ホントに『多少』だからな!当然本人達には黙ってるが、無意識にそんな目で見るようになってきてる色ボケな自分がいて困る。情けない・・・・・。


「・・・・・?清明、今私のこと何か考えた?」


「何でもありませんっ!」


 全力かつ即座に否定。さすがに桑折(コイツ)とは付き合いが長いからか、下手なことを考えてるとすぐに勘づかれる。


「???・・・・そう、ならいいけど・・・」


 あれ?一瞬残念そうな顔をしたような?・・・・・っと、よく考えたら今はそれどころじゃないか。


「「それで話、元に戻すと、」」


「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」


 気まずっ!第一こんな奴とシンクロする羽目になること自体御免だわっ!


「まあいい・・・・今すぐここから逃げるんだ。いいね?」


「ちょ、ちょい待ち!一体何があったってんだ?まだ俺に教えてないことがあるなら言ってくれ!このままじゃさっぱりわかんねえよ!なあ、俺は何を知らないんだ?」


 必死に頼みこんだ。それでも、フン、と軽く鼻で笑って。その後少し考え込んで。


「ヤダね。そこまでいっぺんに、いくらそれが君であっても『素人』に全部教えるつもりはないよーだ。・・・・・・・・・わかった、兄貴(・・)?」


 最後の一言だけ、茶目っ気たっぷりに付け加える。しかし『兄貴』、ね・・・・・そんなこと言われたら、誰だって格好いいトコ見せたくなる。そうしたら、返してやるような言葉は一つしかないじゃあないか、全く。


「りょーかい。・・・・・ってことはあれか、お前は俺の『弟分』なのか?」


「ま、出来の悪い兄貴なんだけどね」


 なんとなく、そこで笑いを交わす。何となくだけど、この一瞬だけこいつと心が通じ合ったような気がした。多分、向こうも向こうで同じことを考えたんだろう。そうであって欲しい。


「じゃ、とっとと行きなって。車は遠慮なく使ってきなよ。どうせ防犯登録もされてないやつだし、カメラ画像は全部押さえてある」


「ああ、もう野暮なことは聞かねえよ!行く当てなんぞ後で考えりゃいいしな!・・・・・・お前こそ、気ィつけろよ」


「ハハハッ、それこそ野暮だって!でもまあ、兄貴こそしっかり頼むよ。僕の分まで、ね」


「おう!・・・・行こうぜ桑折、シエル」


「え?え、ええ・・・・」


「え!?ちょ、ちょっと、私はなんでいないんですか~!!?」


 そんなこと言われてもなぁ・・・・もともと祓って、こいつの部下(?)だったんだし・・・・俺が無理に連れてくのも・・・・・・・


「ひどいです~・・・・何をどうすればそこまで鈍感になったりできるんですか~・・・・」


 さらっと怒られた・・・・というより馬鹿にされたような。ん?待てよ、ってことは・・・


「祓も・・・・来てくれるのか?」


 正直、来てくれると嬉しいのは否定できない。俺の周りの数少ない常識人だし。唯一の癒し系だし。


「はいっ!!」


「・・・・(女ったらし)」


 誰かが何か言ったような気もするけど、無視だ無視。気のせい気のせい。


「んじゃ、急ぎなよ。・・・・・・・・・・ねえ、兄貴。さっきは『教えない』って言ったけど、やっぱ一つだけヒントね」


「いや、もったいぶらずに全部言えって」


「兄貴の場合、コレ言っちゃうと本気で怒る・・・・っていうか、戦意ゼロになっちゃうだろうからなぁ・・・・まあ、そこは自分で見つけてよ。・・・・・以上!」


「は!?どこがどうヒントになってんだよそれ!?それともアレか、俺には解読できない未知の言語か何かか?」


「まあ、もしそうだとしたらアンタには無理ね、無理。確かアンタって、中学三年間の全試験で英語の最高点ですらさんじゅういって・・・・・グム!」


「言うなー!!俺の黒歴史!!」


「・・・・・だ、大丈夫ですよ~!清明君ならきっと平気です~!」


「・・・・・貴方のその語学力、私は受け入れるぞ。だから、安心して欲しい・・・・うん」


 優しさが心にしみ・・・・・なーーーい!!ちっともジーンと来ない!だって俺結局は馬鹿にされてるし!三十一点がそんなに悪いか馬鹿野郎!高校の小テストでは(英語に限って)一桁の常連なんだぞ!え?・・・・・・その、点数での一桁だけどな。ほっといてくれよそこは。

清明「次の俺の話としては・・・・・なあ、いつが予定なんだ?」


めざせ!年内投稿!ってとこだろうなぁ・・・情けないけど。


清明「前書きの時点で十分情けないけどな・・・・それじゃ、また会おうぜ!」

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