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科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
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巻き戻し・・・・・by天下谷桑折

今回、新キャラが出ます。まあ、1~4話まで延々と清明君と名無しの女の子しか出てこなかったので、むしろ遅いぐらいですが。それでは、お読みください♪

 彼がうだうだと悩み続け、ようやくとある《・・・》人物の所に行こうと決心して動き出す・・・・・その10分前の話。


 その時、黒いまっすぐな髪に気の強そうな顔立ちの彼女は、さっぱりわからない・・・・とまではいかないものの、やっぱりよくわからず、しかもそれが通らないという非情な地獄の紙(ガッコの宿題)を前に、ひとりイライラとしてい、自分の学校の『ミス新入生NO・1』にも選ばれた(学校非公認。生徒会の完全なる悪ノリ)顔にもその理由のもっとも大きなものとなった覇気(はき)がない。だがそれは宿題によるものには見えず、むしろ他のことで悩んでいるように見える。

 彼女の名を、天下谷桑折あまがいこおりという。

 彼女・・・天下谷は、その後も少しの間イライラと触ると危険的オーラを全開に発しながら机を指でたたいたり、微妙に失敗気味のペン回しをしたりとしていたが、一分もしないうちにガタンッ!と音をたてて立ち上がると、

「ああっっもう!全っっ然集中できないじゃないの、あの馬鹿!!」


・・・・・・・いきなり絶叫・・・・むしろ咆哮ほうこう(笑)した。それも不機嫌という字を満面に張り付けたような声で。それから彼女は乱暴にイスを戻してから後ろの棚を引っかき回し、軽く考えながらパジャマから普段着に着替える。その後部屋を出てジャケットをはおり、誰もいない――――――一人暮らしのため――――――リビングをつっきって玄関へと向かう。


――――――――――まったくあの馬鹿あの馬鹿あの馬鹿!!なんで私がこんなことやってんのよ!!だいたいアイツがあんなタイミング良すぎる時なんかに通りかかるから!全部アイツのせいじゃない!じゃあ私はなんでこんなことやってるの!


 感情の動きが一回転して、すべて自分にはね返ってくる。そこで一度冷静になり、自分がなぜここまで|何かをしようとしている《・・・・・・・・・・・》のか、その理由を探してみる。

「なんでここまで、って・・・・・そりゃあ、あの馬鹿には結局、まだ、お礼・・・・・うん、お礼も言ってないし・・・・あと・・・そうだ、あの宿題も、もしかしたらもうできてるかもしれないし、そしたら、その・・・教えてもらえばいいし・・・・・」

 二人きりで。そんな単語が脳裏に閃き、誰も見ていないし聞いていないことは分かっているにもかかわらず、赤くなった顔を隠すようにしながら周りをキョロキョロとつい見まわしてしまう。

「と、とにかく!ア、アイツの所に行って、まずお礼言っとかないと!」

 無理やり自分にケリをつけ、外に出ようとする。と、


  ピ~ンポ~ン♪


軽快な音のチャイムが、いきなり鳴り響いた。

(・・・・・誰っ!!!)

そう思う間もなく、インターホンからあの馬鹿(・・・・)の声がした。

『桑折ぃぃぃっっっっ!!いるかぁぁっっっ!俺だ!難波だ!悪いが今すぐ開けてくれっっ!』

(・・・・・・!!!嘘っ!!)

 あまりといえばあまりにも急な展開に、卒倒しそうになりながらドアを開ける。

 と、そこには、

 

 血まみれの彼がいて、その腕のなかには、女の子が一人、腹のあたりから血を流していた。



えー、いかがだったでしょうか。

桑折さんですが、こういうキャラはまだ慣れていません。なので書いている方としても結構難しいです。ですから、何か変なところがあれば、ぜひご意見下さい。特に女性からのものをお待ちしています。なにぶんこっちは男なもんで、女性目線からの情報が無いので・・・・・。

 

 それではっ!

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