非日常の一歩手前
お久しぶりです&すいません。
でも、これからは毎回こんな感じになりそうな予感が・・・。
ふむ。条件・・・ねえ・・・・・さてさて、一体何を押しつける気だ?
「実は・・・・・」
「おう」
「その・・・・・か、勘違いしないでくれ。私だって、こんなことをいきなり頼むのは抵抗があるのだし、済まないと思っているのだが・・・・」
ん?なんかちょーーーっと不穏な空気的なモンが満ち溢れてきてね?え、あれこれ現実?え、実は夢オチでしたーとかいって目ぇ覚めるパターン?それかあれか、もうじき窓突き破って、
『ドッキリ大成功!!』
とかいうプラカード持ったカメラマンが飛び込んでくるとか?そしたら窓の修理代くらいは出してもらわないと困・・・・・って何言ってんだ俺は、なんでドッキリが前提なんだ。それ以前に言葉がムチャクチャだし。
ん?ってことは・・・・・まさかまさかもしかしてこれから18歳以下はお断りなイベントが?
「え、えっと・・・?」
「その・・・・あの・・」
「あ、あ、あああ・・・」
うわ恥ずかし。噛みまくったし声裏返ってる。でもその上目づかい、破壊力抜群です。でもこの流れってまさか本当に・・・・・・
「し、しばらくかくまってほしい!!」
頭の中が真っ白になった。
ホワッツ?・・・・え、発音が悪いだと!?やかましいわこのスットコドッコイ共がぁぁ!!
「え、えっと?」
「あ、ああ済まない、少々熱くなりすぎたな・・・・。もう少し詳しく話すから、それから決めてほしい」
「お、おう・・・・」
とりあえず、そっち方面なイベントは起きなさそうだな。ふう・・・とりあえず安心、か。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・じゃあなんなんだろうこのガッカリ感は?それと、俺の印象がどんどん悪くなっていくような感じがするんだが?
別にいいじゃないか、俺だって年頃の男子なんだし。ちょっとぐらい不純な夢見たってさ。な?な!?な!!?
「それで、その話なんだが。・・・・・どうした?何かおかしなことでも言ったのか、私は?」
「いえ・・・・・・悪いのは俺一人です・・・」
「?・・・そうか、なら話すから聞いてくれ。二日前、私が貴方に拾われてから・・・」
うおぃ。いくら自分のこととはいえ、死にかけてたのを『捨て犬拾った』のノリかよ。
「・・・・・そうだ、今まで言い忘れていたな。済まなかった。あそこで死を待つばかりだった私に気付いてくれただけでなく、この命を助けてくれた事は感謝する・・・・本当にありがとう」
「あ、いや、ほらさ」
「・・・・・?」
「そんなんさ、別に気にすんなって」
「だが・・・・」
「いや、いいっていいって。まああれだ、ちょっとした気まぐれってやつだから、さ!」
顔が赤いから照れ隠しになってないって?いちいちうるせえな、ったく。あ、ほら!いらんこと言うから気付かれたみたいじゃねえか!ああ、恥ずかしい。
「・・・・・クスッ」
笑われた。まあ、悪意のこもった笑いじゃなさそうだからいいか。
「そ、それで?拾いました、助かりました、それでどうなったんだ?」
「その後出て行ったのは・・・・自分の意志だ。その時はまだ、敵か味方かわからなかったからな。まあ後で『シエル、お前は例一つ言わずに出てきたのか』と祖父からネチネチと言われて初めて気付・・・・・ああ、シエルというのは私の名前だ、覚えておいてくれると嬉しい・・・・・まあそれはいいとして・・・・・」
シエルの話はまだ続く・・・どころか本題にも入ってねえよな、こりゃ。
中盤のあたり、ベタなオチですね(汗)。
一応今回のシエルさんでこの話の三大ヒロインは出しました。増やすつもりはありません(今の設定では)。
・・・・・ちなみにこの名前の由来、多分わかる人は少ないと思います。
どうしても気になった人は、『カシエール アルファポリス』とYahoo検索(僕はグーグルよりYahooのほうが好・・・・・私情ですいません)してみましょう。
多分何件かヒットするはずです。どうしてもいい名前が思いつかなくって、ついつい自棄になっちゃってね、はっはっは・・・・・あれも僕だよ~。