表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
ゲームセット・一時休憩
45/66

日常の一歩手前

これが投稿される時にはもう七夕ですねっ!


いいですよね、七月七日。七夕。

・・・・まあ、本編には全く関係しませんけど。何はともあれ、おめでとうございます♪

「・・・・・・まあ、こんなもんかね」


 ソファに寝っ転がったまま、思わず独り言が漏れる。当然ながら、返事はどっからもない。ふむ、静かな環境なんてアイツら(桑折&祓)がいるうちはまず望めないもんだからもうちょい喜んでてもいいはずなのに。なんなんだろうな、このミョーなもやもや感は。いや、だから答えがあるわけねえだろうが。


「しっかしまあ、色々異常にあったよなあ・・・・・」


 一人暮らしは昔から、答えが無いのはもうよくわかってる。なのに、なんでこんなに面白くないんだ?なあ、一体何なんだよ・・・・・


「ホントによ!・・・・・・・・ん?ゆ・・・・・め・・・?」


 え、嘘。今もしかして俺ずっと寝てた?今までの思考は全部寝オチだったりするわけ?・・・・・なんだそりゃ。ひでえオチがついたもんだ。


「ま、ひでえオチなら今日の時点で十分以上あったんだけどな」


 これはホント。ついさっきここまで来たわけだけど、またそこに到達するまでの道のりが長かったのなんの・・・・だいたいこんな感じだったかな。



    



        ~こっから回想シーン~

 

 

『あれ・・・・私が来たら迷惑なんですか~?」』


『いや、だからそーじゃなく・・・・』


『ええ!だからあなたはもう帰ってちょうだいよ!!』


『またそんなキツい言い方して・・・・それに慣れてるのは俺だけだぞ?』


『清明君、お願いします~!!』


『あ、えっとー・・・・・・』


『ほら、アンt・・・・ああもう!あ、清明!』


『な、なんだなんだどうした桑折!?』


『何がそんなにおかしいのよ!?・・・・・清明!』


『いやいやいや、どう考えたって違和感全開だろ!?』


『あの~・・・・・・あ~きらく~ん?』


『は、ハイ(怖ぇ!)!・・・・ああわかった!わかったから!じゃあ祓!お前もとりあえず一緒に来てくれ!もう俺は早く帰って飯食って寝るからな!』


『あ、私が作りましょうか~?手料理手料理~♪』


『そ、そうか。悪いな、なんか(なんで嬉しそうなわけ?)』


『ちょ、ちょっと清明!』


『ん?』


『も、もしかしてその()を家まで上がらせる気!?』


『ん~・・・・そっか、そういうことになるのか・・・じゃあ祓、さすがにそれはまずいだろ』


『(別に私は気にしませんのに~)・・・・・・じゃあこうしましょう、そこにいる桑折さん・・・でしたか~?あなたの家に上がらせてもらいますね~、ホラ清明君も来て下さいよ~』


『え、私の!?』


『いやでしたら私が清明君の家に・・・・・』


『な・・・・・・い、いいでしょう、今すぐ入れてあげるから付いてきなさいよ!・・・・ほら清明、アンタも来る!』


        ~回想終了~


 ・・・・・・・で、以下略。つまりここは、また桑折の家。で、今俺が寝てんのは、昨日寝てたのとおんなじソファ。

 まったくめんどくさくてイヤミなオチだね、もっかいここに戻ってくるなんてよ。あ、でも夕飯は美味かったな。そういや、あのメニュー桑折もだいたい三分の一ぐらい作ってたんだよな。ん、俺か?俺は俺で米砥いだり米炊いたり魚焼いたりで忙しかったぞ。んな他人様が働いてるってのに自分だけ寝転がってられるかってんだ。当然だろ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ