日常の一歩手前
これが投稿される時にはもう七夕ですねっ!
いいですよね、七月七日。七夕。
・・・・まあ、本編には全く関係しませんけど。何はともあれ、おめでとうございます♪
「・・・・・・まあ、こんなもんかね」
ソファに寝っ転がったまま、思わず独り言が漏れる。当然ながら、返事はどっからもない。ふむ、静かな環境なんてアイツらがいるうちはまず望めないもんだからもうちょい喜んでてもいいはずなのに。なんなんだろうな、このミョーなもやもや感は。いや、だから答えがあるわけねえだろうが。
「しっかしまあ、色々異常にあったよなあ・・・・・」
一人暮らしは昔から、答えが無いのはもうよくわかってる。なのに、なんでこんなに面白くないんだ?なあ、一体何なんだよ・・・・・
「ホントによ!・・・・・・・・ん?ゆ・・・・・め・・・?」
え、嘘。今もしかして俺ずっと寝てた?今までの思考は全部寝オチだったりするわけ?・・・・・なんだそりゃ。ひでえオチがついたもんだ。
「ま、ひでえオチなら今日の時点で十分以上あったんだけどな」
これはホント。ついさっきここまで来たわけだけど、またそこに到達するまでの道のりが長かったのなんの・・・・だいたいこんな感じだったかな。
~こっから回想シーン~
『あれ・・・・私が来たら迷惑なんですか~?」』
『いや、だからそーじゃなく・・・・』
『ええ!だからあなたはもう帰ってちょうだいよ!!』
『またそんなキツい言い方して・・・・それに慣れてるのは俺だけだぞ?』
『清明君、お願いします~!!』
『あ、えっとー・・・・・・』
『ほら、アンt・・・・ああもう!あ、清明!』
『な、なんだなんだどうした桑折!?』
『何がそんなにおかしいのよ!?・・・・・清明!』
『いやいやいや、どう考えたって違和感全開だろ!?』
『あの~・・・・・・あ~きらく~ん?』
『は、ハイ(怖ぇ!)!・・・・ああわかった!わかったから!じゃあ祓!お前もとりあえず一緒に来てくれ!もう俺は早く帰って飯食って寝るからな!』
『あ、私が作りましょうか~?手料理手料理~♪』
『そ、そうか。悪いな、なんか(なんで嬉しそうなわけ?)』
『ちょ、ちょっと清明!』
『ん?』
『も、もしかしてその娘を家まで上がらせる気!?』
『ん~・・・・そっか、そういうことになるのか・・・じゃあ祓、さすがにそれはまずいだろ』
『(別に私は気にしませんのに~)・・・・・・じゃあこうしましょう、そこにいる桑折さん・・・でしたか~?あなたの家に上がらせてもらいますね~、ホラ清明君も来て下さいよ~』
『え、私の!?』
『いやでしたら私が清明君の家に・・・・・』
『な・・・・・・い、いいでしょう、今すぐ入れてあげるから付いてきなさいよ!・・・・ほら清明、アンタも来る!』
~回想終了~
・・・・・・・で、以下略。つまりここは、また桑折の家。で、今俺が寝てんのは、昨日寝てたのとおんなじソファ。
まったくめんどくさくてイヤミなオチだね、もっかいここに戻ってくるなんてよ。あ、でも夕飯は美味かったな。そういや、あのメニュー桑折もだいたい三分の一ぐらい作ってたんだよな。ん、俺か?俺は俺で米砥いだり米炊いたり魚焼いたりで忙しかったぞ。んな他人様が働いてるってのに自分だけ寝転がってられるかってんだ。当然だろ?