そろそろ真面目にやるとしよう
お久です。ハイ、すいませんでした遅れました。で、でも!木曜に一回書いたんですよ!信じてくれないかもしれないけどいつもの1,5倍ぐらいの長さのを!
・・・・・で、途中で変なボタン間違えて押して。気が付いたら全部パア~に(泣)。この二日(これを書いてるのは土曜)、そのダメージから立ち直れなくて。
・・・・・ええわかってます、ただの言い訳です。事実だけど。だから今回のタイトルは、作者の決意でもあります。『・・・・真面目にやろう』
・・・・・・・・・・・ん?なんか忘れてねえか俺?えーっと、確か・・・・・・アッ!!!やばい、これはやばい!!
「な、なあ祓、急で悪いが一つ聞きたいんだけど」
「はい~?」
「・・・・今って、何時ぐらいなんだ?」
返事によっちゃ、ひじょーーにマズイことになる。何がって?学校がだよ!・・・・・・ったく、ただでさえ『素行が悪い』とかで停学の一歩手前をうろついてるんだから、ここで無断欠席なんてしたら、・・・その先は考えたくねえな。あ、勘違いしないでくれ。別に俺が真面目ちゃんなわけじゃない。そんな柄じゃねえし。ただ、ウチの担任がなぁ・・・・。
「え~と、三時ちょっとすぎですね~」
「午前、だよな!?」
うう、なんかいやな汗が出てきた・・・・頼む、午前であってくれ!同じ三時でもそっちにはまだ救いがある!!
「午後・・・・ですよ~?・・・・って、ちょっと清明君どうしたんですか!?顔色が土気色になってますよ~!?」
はい、アウト。ふわーっと意識が飛んでいく・・・・・・。
「あ、ああ・・・何でもない、何でもないから」
俺の声、掠れてないだろうか?俺の主観では掠れた上に震えてる気がしたんだが。ふと気付くと、無意識にこんな言葉を口走っていた。
「・・・・・真面目にやろう」
「あ、あの~?」
ちょっと今は、無駄口叩いてるヒマねえな。無駄なことしてるヒマも。本気の本気で行こう。せめて無断欠席は一日で抑えよう。
「てなワケで桑折!今すぐ起きろ!!問答無用だ、この壁全部ブチ抜け!!」
「ハ、ハイ!?」
「清明君、ダメですよ!?」
祓には悪いが、もう建物破壊だろうとなんだろうとやってやる!というかやらせてやる!
「何だかよくわかんないけど、要するに思いっきりやっていいってことね?」
あっという間に復活して、ムチャクチャ頼もしい笑みと共に聞いてくる桑折。俺の返事か?もちろん決まってんだろ!
「よし、やってy・・・」
「ダ、ダメです!!」
「「ヘ?」」
「あ、あなた達もしかして、壁を壊すしながらここまで来たんですか~!?」
「・・・・・・一回だけだぞ?」
「ええ!そんな二回も三回もやってないわよ!」
「じゃ、じゃあ迷って当然ですよ~!いいですか、この建物は全部、ウチの一人の監視下に入ってるような所なんですよ~!つまり、その人の・・・・・」
「なるほど・・・・・空間をいじる、なんて能力は聞いた事ねえから、おおかたアレだろ?感情操作とか・・・・」
「熱血冷徹」
「ん?」
「熱血冷徹・・・・・それが、ここの監視人・・・まあ、言葉のあやですけど・・・・の能力名ですよ~」
熱血冷徹、ねえ・・・・・ふーん、少なくともそいつにはばれてるらしいな、俺ら。