脱出間の暇潰し?
今回、ちょいと清明君がぶっ壊れてます。
内容も大したことないから、別にここだけ飛ばして読んでも構いません(笑)。
「どうすっかねえ、と言われてもな・・・・・・ふむ、少し考えさせてくれ」
よーするに静かにしてろってことか?りょーかいりょーかい。のんびり待っててやるよ。
~15分経過~
あ~・・・・・・・ヒマだ。ひまヒマ暇だ退屈だ。つまらん!まったくもってつまらん!つまらんぞぉぉぉぉぉ!!!!!・・・・・・・←誰ー!?
あん?ついにお前も壊れたかって?ったく、えらい言われようだな。ちょっとふざけてただけじゃねえかよ。・・・・・え?ならせめてもうちょい面白いのをやれと?ンなもん面白くもなんともないと?・・・・貴様ら全員やかましいわぁ!!今すぐ帰れぇぇぇ!!はぁ、はぁ・・・・。
「・・・・・・ア、アンタ、さっきから何一人で膝抱えてぶつぶつ言ってるのよ・・・・・?」
・・・・・ドン引きされた。精神的にだけじゃなく、物理的にも離れていってる気がするぞ。しょうがねえ、おっさんにでも話振ってみるか。
「おっさん、どうだ?なんか思いついたか?」
「・・・・・・・・・。」
はい、無視もらいました。いや、いらねえから。ったく、することねえなぁ・・・・・。
「そんなに暇なら、この部屋でも調べてみたら?そんなグチグチ言われるといいかげんイライラするのよ!!」
まあ初対面の奴がこの怒りよう見たら違った感想持つんだろうが、あいにく俺とはけっこうな腐れ縁だからな。これがあんま長続きしないことも知ってる。いっぺん怒ったフリじゃねえかと思ったこともあるけど、さすがにそれはないだろう。
「センキュー、桑折。それじゃ少し嗅ぎまわってみるか」
しかしあれだな、ゲームとかでもよくありそうな展開だな、こんなのって。で、こんな部屋に実はアイテムが隠れてたり・・・・・え、現実と空想の違いぐらいわかれって?でも大体、牢屋に閉じ込められるなんて、普通誰もやられたりしねえだろ?なら、これだけでじゅーぶんゲーム的じゃねえか。
「さて、と。なんか見つかっかねぇ・・・・・」
俺は早速見回り開始。おっさんは黙想中。・・・・・ん?桑折は?
「なあ、そういや桑折は今何か頑張ってんのか?」
「え、私?私は今・・・えっと・・・・料理・・・・かな?」
「はあ!!?何やってんのかと思えば、お前今までメシ作ってたのか!?アホだなアホ!」
はっ!マズイ、前方から殺気!・・・・・・・ん?ちょっと待てよ?
「べ、別にそんなこと今してるワケない・・・・・
「ちょっと待て、桑折!」
・・・・な、何よ急に!!」
『何よ』だ?決まってるだろ!・・・・・・まあ、桑折のことを考えると気乗りはしないけど・・・・な。
「桑折、ちょっと真剣に聞いてくれ」
「え?な、何?」
気のせいか、声が緊張してるような・・・?まあ、後でいいか。
「いいか、俺・・・・・。」
「え?え、え?ど、どうしたのよ?ま、まさか、でも、い、一応そこにおじさんだっているワケだし・・・その、そんな急に・・・・・」
「俺、多分こっから出る方法・・・・・思いついたわ」