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科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
さあて、showtime!
29/66

SS:空飛ぶ彼女のサイドストーリー

ちょっとばかり新しいことにチャレンジしてみました・・・・・けど・・・・・この人の視点疲れる!書いてて疲れるよ!しかも上手くいかなかったし!


・・・・てなわけで、祓さん視点での話は今のところこれ以上書く気はありません。まあ、反響でもあったら別ですけど(笑)。


 あ、どうも初めまして・・・・・・じゃなかったですね~、こんばんわ~・・・・・アレ?よく考えたら今が『こんにちは』の人もいるんですよね~。それと・・・あ!忘れてました~、おはようございますの人、おはようございますです~。

 あれ、でもこんなに挨拶ばっかりしてもしようがない気もしますし~、え~っと・・・・・・もう何でもいいですぅ~!

 とにかく、いま大変なのは清明君なんですからっ!









                   ~ちょっと回想~


 う~、最初からおさらいしてみましょうか~。清明君は携帯と格闘中だし、大人しくしてましょう。

 まず、ついさっきまで。せっかく私が『天翔人(エアロダイバー)』で飛んだのに、途中で『エア』が切れちゃって~、それで、その~・・・・・、とりあえず不時着をして、それはただ単に準備が足りなかった私のミスなのに、どこかで察してくれたのかわざと酔ったフリをしてくれて(※1)。

 ・・・・・・・私、いつもいつも『ダイヤ』の皆さんにも同じようなことで迷惑ばっかりかけていて、だからその時も、怒鳴られたりしても文句は言えないですけど~、でもやっぱり哀しいでしょうね~、なんて考えていたんですけど、だからあの時は本当に、本当に嬉しかったんです!

・・・・・まあ、ちょっとその様子が可愛かったので後で軽くいじっちゃいましたけど。きっと許してくれてます・・・・よね~。






 それで、その後に私、清明君に名前を聞かれたんですよ~!

 それまで私達『ダイヤ』の中で清明君はあくまでも『機械皇帝(マシンエンペラー)』だけでした。・・・・・・ただ、清明君本人は自分がわりと有名人だってことを知らなかったみたいですけどね~。なんでなんでしょう?

 でもとにかく、その時からあの人は私の中でESP:『機械皇帝(マシンエンペラー)』から人間:難波清明(なんばあきら)になったんです~。

 ・・・・・まあ、最初にさん付けで呼ばれたのにはちょっと寂しかったんですけどね~。でも、これも自分で自分の心がよく分かりませんよ~。だって、『ダイヤ』メンバー含む他の知り合いからは普段さん付けで呼ばれていて、それで別に気にならなかったし、逆に呼び捨てにされるとちょっと怒るぐらいだったのに、清明君にもそう呼ばれると、何というか、ちょっと距離があるみたいで・・・・・・・ヒャッ!?わ、私今なんて言いましたか!?

うぅ~・・・・は、恥ずかしいですよ~・・・・・・・。






 え、えっと、そ、それから2人で少しお話して~、あ、それもすごく楽しかったんです!

 確かにあまり大した話はできてません(主に『どうやって降りようか』が主題(メイン)でした~)けど、なぜか楽しかったんですよ~。私がミスをしたせいでこんな助けもないようなところに降りたのに、私のことを全く責めたりしないで前向きに色々考えてくれて、しかも私が存在すら忘れていた携帯に遅まきながら気付いた時も本気で怒る様子が全然無くて~・・・・・私、あの間ずっと嬉し泣きを堪えてましたから~。清明君って、本当はすごく優しい人なんです~。

  

 






                   ~回想終わり~ 


 それで~、それから私が外を見ていたら、急に清明君が携帯を持ったまま倒れちゃって!い、一体どうしちゃったんですか~!

 そうすると、そこで、彼の握っている右手からどこか聞き覚えのある音楽がしました!え~っと、確か、これはどこで聞いたんでしたっけ~。え~っと・・・・・・あ、私の着メロでした~。もうほとんど使ってない携帯なもんですから~・・・・・。

 ・・・・・・でも、私の携帯にかかってきたなら、やっぱり私宛ての電話ですよね~。とりあえず、出てみますか~。

 

 私は、電話を耳に当てました・・・・・・・けど、何も言ってきませんね。おかしいですね~、まだ着信は鳴ってますのに・・・・・。

 え?通話ボタンを押すことを思い出すのにどれ位かかりましたかって?

 ・・・・・はうぅ・・・・それ、言わないとダメですか~?できれば言いたくないです~。



(※1):彼女の脳内での難波清明像は、若干美化されてます。そのための勘違いです。マジで彼は酔ってました。



次回、ここで彼女のとった電話を軸にして話を動かしてきます。さあ、電話したのは一体誰でしょう?分かった人はぜひコメントを!

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