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科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
さあて、showtime!
27/66

急展開!?

「さて、と・・・・・・」

 

 俺は、改めて祓のケータイ(色が紺色なのはあえて問うまい。『見た目のキャラにあってねえ!』とかいちいち言い出すほど俺は子供(ガキ)じゃないつもり・・・・・だからな、うん。でも、やっぱもうちょいカラフルな方が似合うんじゃねえかな?)を眺める。


「見た目は普通の携帯っぽいな(・・・小学生用機能内蔵なんて見たこと無いからよくわからんけど)」

 

「はい~。そうみたいですね~」

 

「特に重さも普通のものと変わらん気がするし」

 

「そうなんですかね~」

 

「あれ?もしかして祓、普通の携帯って持ってなかったりする?」

 

「は、は恥ずかしながら持ってないです~・・・・・」

 

「で、それも実はほとんど使わなくて、実質ケータイ持ってないに等しい状態?」

 

「な、なんでバレちゃってるんですか~?」

 

「図星か・・・・・んじゃ俺と同じだな。ま、俺は最初(ハナ)っから持ってねーけど」

 

「ええっ!清明君も持ってないんですか~!?」

 

「いや、そこまで驚かなくてもいいだろ!ちょっとヘコんだぞ今」

 

「い、いえいえとんでもないです~!悪口のつもりは全然~!(た、ただ、あの、清明君と同じっていうのが嬉しくて~・・・・)」

 

「?何か途中から良く聞き取れなかったけど・・・・何て言ったんだ?」

 

「何でもないんです~!あ、清明君は忘れて下さい~!!」

 

「??」


 なんか急に一人で顔真っ赤にして盛り上がって・・・・・どしたんだ祓?


「そ、そんなことより~!ま、まだ準備は終わらないんですか~!」

 

「・・・・・・あ、忘れてた。スマン」

 

「忘れないで下さいぃ~!!」

 

「冗談冗談。もう精神集中も済んだからな」


 ・・・・・よし、それじゃ軽~くやってみますか、ね。『機械皇帝(俺のチカラ)』、上手くいくといいが。

 

「よっ、と・・・・・」


 俺の手の中の携帯を『機械皇帝(マシンエンペラー)』のイメージで包み込み、一気に俺の手中に納める。・・・・・・・・・よし、成功だ。


「オッケ・・・・それじゃ、次いってみるぞ。まず、この携帯には、どんな迷惑な機能が組み込まれてるのか調べて・・・・ッ!!グッ・・・・!」


 しまった!これは最初(ハナ)っからただの(ブラフ)かっ・・・・・!!

 

 そう思うより早く、俺の意識が急に沈みはじめる。単純に麻酔でも手のひらから打ちこまれたか、それとも俺の『機械皇帝(チカラ)』がかかった時に現れるようにセットした『呪い系』ESPの能力(チカラ)でも仕込まれてたか・・・・・ん?何か聞こえる。どうもそれは、祓のひどく慌てたような声だった。

 

「え、あ、清明君~!?どうしちゃったんですか~!?」

 

 嘘をついてるようには聞こえない。・・・・・となると、祓は何も知らなくて、誰か他の奴がこんなことを考えついたのか?ああ、だめだ。もう、感覚・・も、なくなって・・・きた。ただ・・・、とりあえず・・・・死には・・しない・・・だろ・・う。そん・・・な・・・気が・・する・・。




 

ええ、わかってます。いつも以上に強引に話を動かしちゃいましたね。


はい、反省、も・・・・・してるん・・・・・・・で・・・(笑)。

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