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科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
さあて、showtime!
25/66

『天翔人』とは何ぞや?

「それじゃ、えーっと、祓さ・・・・・違う、祓?」

 

「はい~?あ、もしかしてまた吐き気とかですか~?」


・・・・・・いや、お前の中で俺のイメージはどんな風になってんのかと。俺はそこまで体は弱くねえぇ!弱いのはあたm・・・・・・んだと?

 ここんとこ誰かは知らねえけど、なーんか馬鹿にされてるような気が・・・・するのは俺の気のせいか?


「いや、そーじゃなくてだな。これから俺、どうすりゃいいんだ?どっから降りろと?」

 

 うん。とりあえずそれが最重要命題ってヤツだな。ここはあくまでも廃ビル。深い意味は無いが繰り返そう、ここは廃ビルだ。この位置から見える唯一の階段は瓦礫っぽいもので見事に埋まっちゃってるし、ハッキリ言って『機械皇帝(マシンエンペラー)』も役に立たない。てか立ちようがない。


「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・な、なあ祓?なにその無駄に怖い沈黙?ま、まさかとは思うけど降りられないとか言うんじゃ・・・ないんだ・・ろう・・・・な?」

 

「・・・・・・・(コックリ)」

 

「何ぃ!!?マジ話かぁ!?」

 

「あうぅ・・・・・すみませ~ん・・・・あの、許して・・・・・・もらえませんか~?」

 

 ・・・・・・・・いや、そんなストレートな謝罪(可愛い)なんて反則だろうが。今ちょっと心拍数上がったぞ俺。我ながら情けねえ・・・・。


「な、なあ祓?お前さっき言ってたよな?私の能力は『天翔人(エアロダイバー)』なんですよ~とか何とか。祓の『天翔人』(それ)って、一体、具体的にはどんな能力(チカラ)で、何ができるんだよ?」


「あ、さっきの話、覚えててくれたんですか~!嬉しいです♪」


「・・・・・・・いや、まだ5分と経ってないぜ?嬉しいも何もあったもんじゃないんじゃねえのか?」


「そんなことないです!」


 そ、そうなのか?そんなもんなのか?・・・・・・じゃなくてっ!!


「祓・・・・・とりあえず人が聞いたことには答えてくれるとありがたいんだが」 


「あ、す、すいませんです~。えーっと、『天翔人』(私の能力)に出来ることをまとめると~・・・・・・」









 






 その後の話を俺流にまとめてみると・・・・・うん、こんな感じかな。(多分)間違っちゃあいないだろう。



①『天翔人(エアロダイバー)』とは、ざっくりした区分で言うと空中浮遊形である。

・・・・・・当り前じゃねえか。なんでこんなのまとめてんだろ、俺。



②原理としては、まさに『ダイバー』。具体的にどんな物質を使っているかは自分でもわかってないらしいが、『エアー』が続く限り空気中に『潜る』ことができ、『潜って』いる間は空中で好きなように『泳げ』る。

・・・・・・ん?さっぱりわからん?今時誰も言わないよーな体育会系コメントで返してやるよ。それ曰く、


「ンなもん気合と根性で強引に読み切れや!!」異常。・・・・・もとい、以上。って、もうワケわかんねえな。失礼した。



③一度『エアー』が『切れる』と、だいたい30分~1時間は『潜る』ことができない。

・・・・・・よーするに、弱点はあるってコト。ま、どんな能力(チカラ)でも共通のお約束だな。どんだけ便利でも、なにかしらウィークポイントはあるワケだ。かくいう俺のもな・・・・って、これは前も説明したよな?










「んで、祓は今さっきの移動で『エアー』が切れてるから当分空は飛べない、と。そーゆーワケだな?」

 

「はい~・・・・・そーゆーワケなんですぅ~」


・・・・・・・ったく、どうしよっかねぇ・・・・・。



なんか祓さん、これまでの登場人物の中でも一番能力(チカラ)の説明が細部まで語られましたね。


あ、いや別に、清明君や桑折さんの分がロクに考えてないとか、そんなことは全くないですよ、ないですからね(汗)!!


・・・・・・てな冗談はさておき。次回も、読んでくださると嬉しいでーす!

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