表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
さあて、showtime!
23/66

一つ足りない三つ巴

新章スタート!・・・・・っても時間的にはやっぱり大して進んでませんが(汗)。


まあ、とにかくお読みください。

「お、おい!?いきなり何だってんだ!?・・・・・・・・・ってわっ!!?」

  

ボオオオオオン!!!


「ど、どうしたんですか、女王(クイーン)!!・・・・むっ!!?」


バアアアァァン!!!


 うわー、2人とも危ないことを・・・・・・・って和んでる場合じゃねえな。むしろ、これは俺が一番危険だな、うん。

 へ?桑折がどうしてんのかって?ハッキリ言おう、予想はつく。

 

 いいか?ESPのこういう大暴走ってのは、わりと・・・・・じゃないにせよ、よくあることだ。数秒前まで何ともなかったのに、いきなり野生の獣―――――まあ、見たことはねえけどな―――――ばりに破壊行為に精を出す。研究者(俺は大嫌いだね。人を化け物扱いして、『研究』なんぞしやがって)の間でも意見が結構分かれてて、まだ仮説しかたってない。ただ、これまでのデータによると、暴走中はESPの能力(チカラ)が軽く10倍になり、知能は期待するだけムダな程度にまで落ち込む。元に戻るまでの時間がだいたい3分と某変身巨大二色ヒーロー並みに短いのが唯一の救いだ。


 





 早い話が、あの二人はいまから約三分生命の危機(リアルで撲殺)にさらされるってワケ☆


「さ、さては兄弟!!君まさか余裕ぶっこいてんなぁああ!?」


 叫びながらダイヤ()が、結構身軽なフットワークで『腕』の一撃をよける。そのまま倒れこんだ延長線上にいるおっさんと鉢合わせし、一瞬動きが止まる。・・・・・ばかだなあ。


「って傍観者!?」

 

「当然だろ、阿呆!!俺はココでやり過ごす!」

 

 おう、説明が抜けてたな。今俺は、近くのビルのてっぺんにいる。理由は、その、それが、つまりだな・・・・・


:これより回想シーン:


『あー、説明ゼリフに自己嫌悪・・・・・』


『あ、君がクローバーだね。なるほど、ダイヤ(ウチ)主君様(キング)そっくりだね!』


『誰だよ!?』


『うん?私は・・・・・なんと『ダイヤ』の者なのだっ!さあ、驚けっ!』


『わーすげー』


『驚いてないなっ!!?君、ちょっと失礼じゃないか!』


『急に言われてもな・・・・・ちょっとコッチ忙しーんだよ』


『おおっ!?お前、来てくれたのか!?』あ、これは俺じゃないよ。似てる奴のセリフ。


『はい!主君様(キング)のピンチとあらばいつだってっ!』


『ちょうどいい!あそこの女が暴走を始めてて、


『大丈夫です、主君様(キング)!わかってます!』


・・・・・・そ、そうか!』


『クローバーの(キング)、確かに捕獲しましたっ!これより逃がさないよう私は急いで帰還しますっ!!』


『『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?』』


『では、失礼しますっ!主君様(キング)、頑張って下さいっ!!』


『俺はここに置いてくのかよ!?』『俺は連れてかれるの!?』・・・・ここはハモッたんだよな。内容は真逆だけど。


『では、クローバーの!飛びますから、逃げないどいて下さい!』


『へ?と、飛ぶって一体・・・・』


『行きます!!』


『うおおおおお!?』


:回想シーン終了:


 んで、今俺の前にいるのが・・・・・・


「あうう、すいませんでした~・・・・・・まさか(キング)がそこまで酔いやすいタイプだったとは~・・・・」


「ぐう・・・・無理に大声出したせいで余計に気分が・・・・・・うぅっ・・・」




・・・・・・・・・なあ、絶対人には言うなよ?薄々感づいてるだろうからバラしちまうが、俺はジェットコースターに乗るだけでマジで胃の中身がリバースする(コホン。失礼したな。これでも気はつかってるつもりだぜ?)タイプの超がつく乗り物ダメ人間なんだよ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ