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科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
キング=ジョーカー~手札配り~
21/66

20:『人望のクローバー』

 ・・・・・・・おい。おいおいおい。おいおいおいおいおい。いやいや、ちょっと待って?落ち着いて考えてみようぜ、俺?はい、深呼吸。


「・・・・・吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー・・・」


 ああ、周りからの視線×3人分がひたすら痛い・・・・俺は決して痛い人じゃないんだよぉ・・・・・・・ってうん?3人分の視線?ちょっとまとぇ・・・じゃねえ、ちょっと待てオイ!なんで俺の顔した怪しい奴2号(1号は目の前にいるおっさん)にまで憐みの目向けられなきゃなんねえんだよ!


(えっと・・・・ねえ、クローバーのおっさん?アンタらのとこの(キング)ココ(・・)大丈夫?)


(む、むう・・・・)


 さらっと本人の前で失礼なことを聞くな(そこの)。そして答えに迷うなおっさん。完全に傍観者の顔してんな桑折。

 

「・・・・・お前ら相当ひどい奴らだな」


「いきなり何言い出すのよ!」


「おいおい清明君、どうしたと言うんだい」


「ねえ、そこのそっくりさん?君さ、人に向かっていちゃもん付けた自覚ある?」


 ・・・・・お、お前らなあ・・・特に最後のがムカついたぞオイ・・・・あいつ殴りてぇ・・・・!ってか、本気で聞こえなかったとでも思ってんのか?

 でも、ここまではまだ俺も我慢してられたんだ。ただあの『俺』がそこで追い打ちを・・・


「んー、まあいいかなー?頭以外(・・・)は丈夫そうだしね?・・・・・・これならクローバー(こいつら)は楽勝だな、ボソボソ・・・・・」


・・・・・な?まともな神経なら怒って当然だろ?で、俺は考えるより先に手を出すことを自認するタイプだ。ん?誰だ今「開き直ってるだけじゃん」とか言ったのは?お前から先に殴るぞ!


 









 ・・・・・・で、そんなワケで拳を出したんだよ。右の、いわゆるストレートを。で・・・・




 







「んなっ・・・・・」


「ふーん?まあ、一般人(・・・)ならこんなもんかな・・・?でも、そんな大したことは無いね?」


 俺にとっちゃ確かに、それを止められたのもキツかった。馬鹿にされたのもな。けどな、あのむかつく茶髪の俺が言った『一般人』ってとこに一番腹が立ったんだよ!

 

 少し考えてみろ。一般人?一般人だ!?ならなんで俺たちは差別される!!人にない特殊能力(ESP)があるってだけで、なんで怖がられて、怪物扱いされて、こんな壁の中(≪シティ≫)でしかまともな暮らし一つできねえ?それでもまだ俺らのことを『一般人』なんて呼ぶ気か!!もう一回そう呼んでみろ!?もう一度俺の前でそれを言ってみろよ!!

 

「いいよ?・・・・・寝ぼけたこと()かしてんじゃないよ、この一般人さん?」


「お、お前っ・・・・!!」


「そんな程度の覚悟で・・・・そんな程度の気分で、この世界に首突っ込むな!?お、お前さえいなけりゃ僕も・・・・・僕も何も(・・)無かった(・・・・)んだぞ?!!今、この場でもう一度名乗ってやるからな!?僕は通称『ダイヤの(キング)』――――――――――能力名(コードネーム)は『限界能力オーバーヒーター』!!難波清明、貴様にこの場で宣戦布告する!」


 

はい、なんだかもうワケが分からない内容になってますね。

大丈夫、最終的にはまとめ上げます。

では、ちょっとだけ先のヒントを。


Q:『ダイヤ』、『クローバー』ときたら後は何でしょう?


答えはまたいつか、本編で!

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