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科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
シャッフル開始
16/66

15:行動開始!・・・・・②追跡partⅢ

そろそろこのイライラするような夫婦漫才編(今作りました。笑)も今回で切り上げます。

少しは話のペースも早くしていくつもりですからねー。

 ・・・・・・・・・・眠い。


「・・・・・ねえアンタ」

「今度はどーしたんだ?帰るってんならさっさとやってくれ。夜食でも奢るってんなら今持ってきてくれ。・・・・・んで、どっちなんだ?あ、俺としては夜食だけ出してとっとと帰ってくれるってのがさいこU・・・・・・ああー、えっと、その、・・・・・うぅ、すいませんでした・・・・」

 

 うぅ・・・・・眠いからか口も良く滑る・・・・・あー、それにしても眠い・・・。


「ホンットになんでアンタはそーゆーやつなのかねぇ・・・」

「あん?なんか言ったか?ワリィ、聞こえねえ。ったくもう眠くて眠くて・・・・・眠くて眠・・く・・・ってほあ!?」

「あ、アレ?ちょ、ちょっとアンタ?ホ、ホントに寝た?今寝てたの?ぷっ・・・・くくっ・・・」


 うう。屈辱だ。なんで歩きながら寝るぐらいで笑われなきゃいけないんだ・・・・もう怒っ・・・・怒・・・・お・・・・zzz・・・・・。

 

 ガツーン!!

 

「うぎゃああああああ!」


 その後?あんなもん、何年たってもおもいだしたくねーもんなのは確かだな。第一眠いからよく覚えてないし。だからあの辺10分ぐらいでなんとか知覚できたものは、えと、あれだ、頭の上で星がチカチカーっての(表現が幼稚だ?うるせー黙ってろ!)と、すぐそばで医者のくせに笑い転げるのに必死で俺は完全無視の桑折・・・・・ってふざけんじゃねえ!俺はどう見ても立派な怪我人ってヤツだろーがよ!


「・・・・・・・ぐ・・・ぐう・・・な、なあ桑折?一応確認するけど、お、お前って一応・・・あ()!うう、(こぶ)ぐらいできたのか?・・・・お前って一応、外科も内科もやれる医者なんだよな?なんかすっっっっっっげえ怪しいモンを感じるんだけど・・・」


「ひい・・・ひい・・お、お腹痛い・・・え?し、失礼ね・・・・・ぷぷっ・・・ちゃ、ちゃんとした医者・・くくっ・よ・・・ア、アハハハハハハッ!・・・ひい、ひい・・・」


 やかましいわ!何言ってんのか半分しか聞こえないし!だいたい、どんだけツボにはまってくれてんだよ?なに、俺の足になんか付いてんのか?目線下に落としてはいかにも我慢してます風に体震わせやがっ・・・て・・


「ん!?おわぁっっっっ!!?ってかさっきのゴミ箱?」


 あー、まあそりゃあ、ゴミ箱に片足突っ込んで、気付かないまま歩き回ってりゃ、笑うだろーね~・・・・・・・・・・・・・・・なんてゆる~く終わらせると思ったのか?ったく、顔赤いだろーな、俺。恥ずかしいわっ!

 

 で、でも、桑折はもう放っとこう。どうやら真面目な話っぽくなってきたな、こりゃ。このゴミ箱、製造番号からいっても間違いない。あの時俺が隠れる時に使わせてもらったやつだ。と、なると・・・


「一体誰が・・・誰がこんなもんわざわざこんな真逆のところまで持って来たんだ?」


「へ?何が?」


 ああそっか、こいつは知らなかったんだな。んー、どっから説明した方がいいのかねぇ・・・・・・と、そこで、


「あっしですよ、皇帝様?」


いきなり声が掛かった。

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