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科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
シャッフル開始
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行動開始!・・・・・②追跡partⅡ

・・・・・んで?はためーわくな『手』についてはこれで全部だったよな・・・・たしか。あの『手』、ホント痛いんだよな。正直思い出すだけでイヤになってくる。というわけで俺はもう考えない!二度と思いだしてやらん!桑折がなにやら叫んでいるような気もするけど、ここは無視!

 

 ガツゥッッッッッッッ!!


 ・・・・・ぐ、ぐぐう・・・・はっ、マズイマズイ!こ、ここは無視!絶対無視!無視と言ったら無視!無視無視無視!・・・・・・・あー、なんつーか・・・・


「ったく、ガキかよ俺は・・・・」

「ハア、ハア・・・・・、?そりゃ・・・、そうじゃ・・・・ハア、ハア、・・・ない・・・の?」

「って聞こえてたのかよ!しかも自虐ネタに息切らせながら絡んでくんな!うっれしそうな顔しやがって、(しま)いにゃ殴るぞこの野郎!」


 しまった、ついつい反応しちまった!くそ、こうなるとやかましいんだよなー、桑折って・・・・・あ、なんだろう、急に全部どうでも良くなってきた・・・・・ああ、もしかしてこれが悟りってやつなのか?だとしたら悪くねー気分だ・・・って、ん?んん?何かあっちの方で桑折が怒鳴ってるぞ?だけどな、ふふふふふ、悟りを開いてパワーアップした難波清明をなめんなよ?お前が何を言おうとも、ことごとく無視してやるぜ!


「む!アタシだって、一応女の子ですからね!こともあろーに『野郎』ってなによ『野郎』って!!そんなことばっかり言ってるからいつまでたってもモゴモゴ・・・・・・・」


 ん?どうしたんだ俺の口?モゴモゴして聞こえなかった後半部分無視して、いきなり条件反射?てかまた悪口の言い返し?もう俺だってこれ以上殴られたくないのに・・・・・ないのに・・・・だめだ、せっかく悟ったってのに長年のクセが抜け切れねえぇぇぇ!?


一応(・・)?今お前、『一応(・・)』っつったんだよな!?おお、ついに自分でも認めてくれたのか、この超暴力的怪物が・・・・・」


 ドゴォォッッッッッッッ!!


 バキイィッッッッッッッ!!


 だ、だから嫌だったんだよ、コイツに減らず口叩くのは!

 うぅ、頭も背中も痛いけど、コッチの方をまた顔赤くして(にら)んできてるのがすんげえ()ぇぇ・・・・・あ、これはもしかしてあれか?俺に謝れと?今すぐアタシにむかってきちんと()びを入れなさいと、そーゆうわけか?

 ・・・・・って、何で俺が謝るんだよ!?喧嘩は先に手ぇ出した方が悪いってのは、世界のお約束だろうがよ!!()だね!絶対嫌()だ!!

 ・・・・・・ってあれ?悟りはどこ行ったんだ?なんで元に戻ってんだよ、俺ぇ!


 ズガアァァァァァァァァン!!!


 う、うわー・・・・コンクリートに大穴が開いちゃったよ・・・よ、よし。命あっての物種だな、ここは。


「ぐ、ぐうう・・・・す、すいませんでした、全て私が悪うございました・・・・」

「ハア、ハア・・・・・・だ、大体アンタはね・・・」

「ってまたそのパターンかよ!?」




この二人の夫婦漫才みたいな掛け合い、いつまで続くんでしょう(笑)。

そもそも、なにしに外まで来たのか覚えてるんでしょうかねえ・・・・

では、また次回~♪

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