執筆の思考
なろうの中では初エッセイになります。ほぼチラ裏レベルですがご容赦を。
まず初めに――最初に物書きを始めたのは中学2年生の頃でした。当時は某少年誌の原案募集があり、クソ暑い部活をサボってFF Xに明け暮れていた夏休みです。中学生の集中力を持ってしても40日もFF Xなんて続きません。だって1週間もあればすべてを超えし者を倒せるので。暇なんです、基本的に。
そんなこともあって一つの作品を書きました。当時立てたプロットは3つあり、その中で一番少年誌っぽい(今思えばTATTOO HEARTSとSANTAのパクリ)ものを書きました。どっちも好きだったのに打ち切りなんだよなぁ。
その時に残った1つが――「傷物少女と幻想騎士の聖釘物語 - レクイエム・イヴ」になります。数年後にFate/stay nightと出会ったことでキャラの造形をブラッシュアップして10年ほど放置していました。コロナの影響もありまた暇を持て余したので小説として執筆を進め、書き終わったのは13年後です。
この作品に関しては「書きたいことをただ書く」でした。ジャンルはダークファンタジーの伝奇物、姉が弟を助けるというプロットを軸に肉付けしたものになります。別の小説投稿サイトでは数人ファンができ、書き終えるまで並走して読んでくれていました。それがモチベーションとなって他作品の執筆も進めました。
2作目になったのが「悪役令嬢が魔法少女?」シリーズです。辺境の令嬢が国家資格の魔法少女になるために招集されてバトル・ロワイアルに巻き込まれる、いわばデスゲームとしてスタートしました。キャラクターに特徴をドカ盛りしているので書いてて面白い作品ではありますが、次シーズンでチーム戦と政治を絡めた結果、物語全体のスケールが大きくなってしまい前後関係を整えることもあって一度完結という形にしました。プロットはあと3つくらいシリーズがあるので、いつかシン・完結までいければと思います。
その後、世界を巻き込んだSNS上の謎解きがメインの3作目「R.M.」、交通事故で亡くなった妻が猫に転生する4作目「猫のいる家」、猟奇事件とコックリさんをめぐる刑事モノ5作目「コックリさんのいうとおり」があり、これらは現在エタってます。
またプロットだけが完成している自然災害を怪獣に置き換えた「対怪獣専守隊」(こちら油断すると怪獣8号になるので超繊細)、転生した妖怪の能力を使ったデスゲーム「あやかし語ればあやかし至る」(油断すると封神演義になりかねない)を生み、その後に書き出したのが「銀髪碧眼巨乳魔女魔女マリアの災難」になります。今ではタイトルを改訂し「異世界転生魔女ニキ - 銀髪碧眼巨乳魔女魔女マリアの災難 - 」となりました。
異世界転生モノは正直言って苦手です。他作品を見てもプロットは似てるし、俺TUEEEEEは肌に合わない、かといって前世の記憶がどうこうってのもオチがつけづらい、そもそも王道を進む主人公に感情移入するのが難しいひねくれものなため、「異世界転生魔女ニキ」の主人公もかなりのひねくれものになっています。
各作品の主人公をまとめてみると、
・「傷物少女と幻想騎士の聖釘物語 - レクイエム・イヴ」:葵。女子高生。魔法モノの主人公なのに魔法のセンスゼロ。
・「悪役令嬢が魔法少女?」:レベッカ。魔法のことは知っているが才能はあまりない。鬼の特訓で使えるようになったレベル。他の魔法少女は化け物しかいない最悪の世代最弱筆頭。
・「R.M.」:冷笑系男子大学生。数学が少し得意なくらいで他に取り柄なし。はなしきこか。
・「猫のいる家」:優しい以外に取り柄がない優男。唯一結婚している主人公。
・「コックリさんのいうとおり」:むさ苦しい刑事。足が臭い。
・「対怪獣専守隊」:怪獣で家族を失った青年。熱量は高いけど身体能力は低い。
・「あやかし語ればあやかし至る」:巻き込まれ系主人公。能力値は低い。
・「異世界転生魔女ニキ - 銀髪碧眼巨乳魔女魔女マリアの災難 - 」:元世界で自殺した青年ナカムラ。異世界で魔女マリアに転生して振り回される。
といった感じです。気になるのはありますでしょうか?
これらの作品は生涯で完結させるつもりではあります。が、飽きっぽいのでどうしても筆が遅いのがよくない。モチベーションが落ちないように即売会に参加してみようかなと画策中です。
今回は自分が持ってる作品のプロットを再確認するための文ではありますのでこのへんで失礼します。
ではでは。
「異世界転生魔女ニキ - 銀髪碧眼巨乳魔女マリアの災難 - 」
https://ncode.syosetu.com/n5955hm/