見習い卒業、ダンジョンへ
あれから5年、ギルドに通い、クエストをこなしてきた。
そして、俺は成人し、一端の冒険者となった。
「おめでとうございます。本日よりアオイさんは見習い冒険者から卒業です。ランクもDへ昇格いたします。これからもよろしくお願いします。」
「ありがとうございます、イザベラさん。こちらこそ、よろしくお願いします。」
5年間修業を重ねた今のステータスがこちらです。
*ステータス
名前: アオイ・ハワード
称号: 辺境伯4男、転生者、ハーフエルフ、Dランク冒険者
職業: 賢者
性別: 男
年齢: 15歳
レベル: 20
状態: 高揚
パーティメンバー: メアリー
HP: 400
MP: 600
STR: 160
INT: 550
DEF: 150
AGI: 380
DEX: 400
Luck: 999max
スキル
鑑定、インベントリ、マップ、魔力感知、魔力操作、気配探知、
全状態異常耐性、全属性魔法耐性、隠蔽、偽装、パーティ編成、
採取、宝探し、解錠、千里眼、鷹の目、暗視、解体、潜伏、念話、再生、
突進、料理、絶倫
戦闘スキル
剣術、身体強化、回避、加速、弓術、格闘術、威圧、槍術、棒術、斧術、
カウンター、受け流し、ホーミング
魔法スキル
生活魔法:クリーン、ファイア、ウォーター、ドライ、ライト、スモーク
火魔法:ファイアボール、ファイアアロー、ファイアストーム、
ファイアウォール、ファイアスピア
水魔法:ウォーターボール、ウォーターカッター、ウォータースピア
風魔法:ウィンドカッター、エアスラッシュ、エアショット
光魔法:ヒール、キュア、プロテクト、結界、ハイヒール、診断、
パワーブースト、マジックブースト、エクストラヒール、
エリアヒール、フラッシュ、ホーリーアロー、浄化、
ターンアンデット、シャイニング、教会、パーフェクトヒール
闇魔法:バインド、スリープ、HPドレイン、MPドレイン、サイレス、
トラップ、ダークマター、ブラックホール、チャーム、スキルドレイン
土魔法:アースウォール、アースシェイク、ピットホール
氷魔法:アイスニードル、アイスウォール、ブリザード
雷魔法:サンダースピア、サンダーアロー、サンダーボルト、ショックボルト、
ライトニング
時空間魔法:空間管理、魔石摘出、ヘイスト、テレポート、ゲート、
時間制御、空間拡張
契約魔法:テイム、奴隷契約
ユニークスキル
成長促進、叡智、Room(3LDK)、全魔法適正、翻訳、editor
*鑑定
神剣 : 鋼
レベル: 15
STR: +300
INT: +300
AGI: +300
スキル(4): 修復*、カウンター攻撃*、HP/MPドレイン*、誘導*
ユニークスキル: モード切替、強奪、スキル譲渡、追加攻撃
*鑑定
神鎧 : 鋼、革、布
レベル: 15
HP: +300
MP: +300
DEF: +300
DEX: +300
スキル(4): 修復*、カウンターシールド*、HP/MP自動回復*、結界*
ユニークスキル: モード切替、スキル吸収、スキル対抗、スキル譲渡、
状態異常攻撃無効
ステータス的には中級冒険者の上位くらいにはなっているだろう。
ちなみにメアリーはBランクに戻っている。
「メアリー、今日は一人でダンジョンに向かってみようと思うんだがいいかな?」
「成人したので私にはどうこう言う資格はございません。気を付けて行ってきてください。」
そして、俺は昨晩、別な意味でメアリーに大人にされていたのだった。
スキル絶倫のおかげで後半は俺のペースとなった。
メアリーは満足し、欲求不満が消えていた。
なので今日はご機嫌なのだ。
「それじゃ、メアリー、イザベラさん。ダンジョンへ行ってきます。」
「無理してケガをしないように注意してくださいね。」
「いってらっしゃいませ、アオイ様。浮気は許しませんよ?」
メアリーの言葉は無視し、北の門に向かった。
町の西側に魔の森がある。
ダンジョンは北にあり、バトルホースであれば1日くらいの距離にある。
俺もメアリーに手伝ってもらってバトルホースを手に入れている。
名前はメルルという女の子だ。
念話を獲得したのでメルルとは念話で会話ができるのだ。
『メルル、ダンジョンを目指し北に向かってくれ。』
『了解です。ご主人様。落ちないようにしっかりつかまっていてくださいね。』
『ティア、周辺の魔物探知とメルルの誘導をお願いね。』
『了解です、マスター。』
『それじゃ、出発!』
道沿いに小さな宿場町が点在していたが無視して突っ切った。
半日ほど走ったのでメルルを休ませ、お昼にすることにした。
お昼はメアリーが持たせてくれたお弁当だ。
おいしく頂かせていただきました。
それから薄暗くなるまで駆け抜け、本日の宿泊地の岩壁に辿り着いた。
宿泊地と言っても岩壁にRoomを起動するのだけなのだが。
宿屋を探したりや野営する必要が無いので旅には本当に便利なスキルだ。
風呂で癒され、柔らかく温かいベットで眠る。最高です。
翌日、朝早く出発した。
『ティア、あとどれくらい?』
『数時間で到着します。』
『メルル、もうちょっとだから頑張ってね。』
『了解です。ラストスパートしますよ! しっかりつかまっていてくださいね。』
メルルが頑張ったおかげで3時間でダンジョンの町に到着した。
ダンジョンの町は探索者向けの商店が集まってできた町だ。
武器屋や宿、飲み屋が多い。
またダンジョンで発掘された珍しいアイテムも売っている。
どうやらダンジョンには宝箱が出現するそうでレアアイテムが手に入るそうだ。
また、魔物を倒すと死体は消え、ドロップアイテムが残るらしい。
それにダンジョンの魔物の方がフィールドの魔物より経験値をたくさん得られる。
そのため、冒険者はダンジョンに集まるのだ。
早速、ダンジョンの入り口へ向かった。
すると門番に止められた。
「ダンジョンに入る前にそこのギルド出張所で入場許可を得てくれ。入場した冒険者を管理しているんだ。」
「了解しました。それじゃ、行ってきます。」
出張所に入り、受付で入場処理をしてもらった。
許可証を持って入り口に戻った。
「にいちゃん、もしかしてソロで入るのかい? パーティを組んだ方がいいぜ。ソロじゃ休むのも大変だぜ。」
「今日は下見で深く潜る予定は無いので大丈夫ですよ。」
「そうかい。無理しないようにな。戻ってこない冒険者も多いからな。気を付けるんだぞ。それと今、王都から来たっていう勇者一行も潜っているから相手にするなよ。」
「はい。ありがとうございます。行ってきます。」
ダンジョンに入ると洞窟だった。
しかし、なぜか電灯も松明も無いのに暗くなかった。
少し進むと広いホールになっていた。
そこには左右に魔法陣があり、正面に解放された大きな扉があった。
『左の魔法陣が帰りの転移魔法陣。右が階層を指定して移動する転移魔法陣です。正面の扉の先が本当のダンジョン入り口です。初回のマスターには魔法陣は関係ないので正面に進みましょう。』
ティアの指示通り、正面の扉をぬけた。
通常は町の商店かギルドで地図を購入するか、自力でマッピングするそうだ。
俺にはスキルにマップがあるので迷うことも無い。
しかもティアのナビ付きだ。
『30m先に魔物の気配有り。おそらくスライムですね。』
『了解。最初の魔物だから試しに狩ってみよう。』
スライムの核を突き刺すと地面に吸い込まれるように消えていった。
吸い込まれた場所にはスライムの魔石が残っていた。
『この階層にはスライムしかいないようです。次の階層に向かいましょう。』
ティアのナビによって最短コースで2階層に向かった。