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《ルール》  作者: 才石
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木の命題

意地悪な問題でしか、もてなしは出来ないけど、存分に楽しんでいってくれ

 ああ、君か。確信していたよ、また君が来るということはね。それに、君が少女の死の謎の秘密が知りたがっているということもね。いや、勝手に君の心情を決め付けるのは、よくなかったかな?

 それでも、今までに君は、少女の死の謎に色々触れてきたんだ、興味がないとは言い切れないのが本音だろうね。

 それに、中途半端に投げ出すのは、少女にとっての冒涜でしかないからね、ふふふ……。


 さて、少女の死の謎もいよいよ佳境に入ってきたかな。

 今まで、少女の死の理由、なぜそこにいて、どうやってやってきたか、そして原因を考えてもらってきたと思う。

 聡明な君は、すでに全ての真相に気づいていると思うが、もう少し付き合ってほしい。

 長い前置きは、退屈と見えるね。では、飽きさせるのも失礼だから、今回の意地悪な問題にするとしよう。今回は、前回よりもさらに真実に近づいてみよう。

 

 

 とある完璧に閉じられた空間に少女がいたのかを、以前考えてもらったが、今回は、その少女の存在理由について考えてもらいたい。


 なぜ、少女は存在しているのか。これほど、哲学的で論理的な思考とは無縁な命題だと思うかもしれないが、これこそが少女の死の謎を言い表す命題なのかもしれないね。

 ああ、言うまでもないけど、今までも答えが、もし、もしもだよ、本当に正解であれば、本当にその答えが正しいのなら、考えるまでもなく答えは決まっているんだけどね。

 でも、またここに君が来たってことは、その答えがわからないからなんだろうね。

 さてさて、君は真実にたどり着けるのかね。

もうすぐ少女の死の謎が、明かされる

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