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失望と渇望
「悪い夢だった……けど正夢じゃないだろ」
ふとテーブルの上を見ると一枚のメモがあった
「これは正夢だし、しかも現実だ
『エデンの庭』で待っているby天使」
「最悪だ…」
「とりあえず全員同じ夢を見ているのか聞いてみよう」
食堂
「なぁ菜々」
「どうしたんですか?そんな小声で話して」
「菜々の夢に天使って出た?」
「!?」
「出たんだな」
(てことは全員の夢の中に出てるな)
俺が大声で話そうとした時
「黒峰くん?少し話したい事があるんだ」
「なんだよ…水城」
「『なんだよ…』じゃないわよ!冴島が裏切り者か分かるチャンスじゃない!」
「どうしてそうなるんだよ!?」
「いい!?もし冴島が天使の話で口を濁す様なら」
「即刻全員でリンチ!」
「分かった!?」
はい…(島崎先生より怖ぇ)