表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第1話  トラエモン達の日常

小説「がんばれ,トラエモン!」の第2話以降を見たい人はコチラ!!


http://ishibashitoshiya.blog71.fc2.com/blog-entry-159.html




第1話  トラエモン達の日常




−地球・東京−



今日は日曜日。のり太とトラエモンは,空き地でジャンケンをして遊んでいた。



トラエモン:な・・・なぜだ!!なんで俺が毎回負けるんだ!?



のり太:これで99戦99勝。弱すぎだよ,トラエモン。



トラエモン:く・・・まだだ!!もう1回だ!!ジャンケン,ポン!!



のり太→パー   トラエモン→グー



のり太:よっしゃあ!!これで100勝目だ!!



トラエモン:ば,馬鹿な!!1回のジャンケンで俺が勝つ確率は3分の1もあるのに,なぜこんなに勝敗に差が出るんだああああああ!!



のり太:さ,約束だ。秘密道具「魔法のランプ」を出してよ。



トラエモン:く,しょうがねえ・・・。



トラエモンは四次元ピケットから「魔法のランプ」を出した。



トラエモン:いいか?この「魔法のランプ」をこすれば,「ノー・キリスト」が出現して,お前の願いをなんでも叶えてくれる。



のり太:ああ。知ってるよ,そんな事。



トラエモン:それと注意しろよ。願いが叶えられるのは3回までだからな?



のり太は,「魔法のランプ」をこすった。すると天から,「ノー・キリスト」が舞い降りてきた。



ノー・キリスト:我が名は「ノー・キリスト」。お前の願いを叶えて差し上げよう。



のり太:じゃあまず1つ目!!「お金」をたくさんちょうだい!!



ノー・キリスト:承知した。



ノー・キリストは,手を天にかざした。



のり太:フフフ,これで僕も大金持・・・。



ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!



すると天から,巨大な物体がいくつも降ってきた。



のり太:どわあ!なんじゃこりゃあ!!これってお寺にあるやつじゃん!!



トラエモン:どうやら「金」と「鐘」を勘違いしたらしいな。



のり太:ふざけるなああ!!「かね」って言ったら普通「金」じゃね!?



ノー・キリスト:お前が詳しく言わないからだ。お前の願い,確かに叶えたぞ。



すると,ノー・キリストは消えた。



のり太:くっそー!!もう1回だ!!



のり太は「魔法のランプ」をこすった。すると天から再び,ノー・キリストが舞い降りてきた。



ノー・キリスト:我が名は「ノー・キリスト」。お前の願いを叶えて差し上げよう。



のり太:お金はもういいや。僕は「喧嘩でシャイアンに勝てる」ようになりたい!!



トラエモン:おいおい,そんなちっぽけな願いでいいのかよ?



のり太:だって毎日やられてばかりで悔しいんだよ!!頼む!ノー・キリスト!!



ノー・キリスト:承知した。



ノー・キリストは,手を天にかざした。



のり太:フフフ,これでようやく苦しい日常から解放され・・・。



すると天から,楽譜が降ってきた。



のり太:な,なにこれ?楽譜・・・?



ノー・キリスト:それが「県歌」だ。お前の願い,確かに叶えたぞ。



のり太:「県歌」って何だよ!?初めて聞いたぞそんな言葉!?



すると,ノー・キリストは消えた。



トラエモン:さ,これで残り1回だな。



のり太は,「魔法のランプ」を草むらの中に投げ捨てた。



トラエモン:お,おい!!なにやってんだよ!!まだ1回残ってるだろーが!!



のり太:もういいよ!!不良品だろコレ!!



のり太は,怒ってその場を立ち去った。



トラエモン: んだよアイツ,急に帰りやがって・・・。仕方ない,俺も帰るか・・・。



平和な日常。だがこの生活も,長くは続かなかった・・・。



第2話に続く!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ