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作者: 星川 崎

88の音色

上手く奏でる事が出来たなら

世界はきっと


きっかけは些細な事だった

88の音色に魅せられ

飛び込んだ1つの音色


増えていく音階

難しくなるリズム

様々なルールに縛られ


いつしか嫌いになった


上手く奏でる事が出来たなら


飛び跳ねるように


訴えかけるように


楽しさも

苦しさも

誰かに分かってもらえたかもしれない


私は今


たくさんの音色に囲まれ

見ず知らずの人が奏でる

たくさんの感情の中


1音も奏でる事が出来ない自分


見る事しか

聞く事しか

出来ず


他人を羨むばかり


88の音色上手く奏でる事が出来たなら


少しだけ世界が素晴らしく思えたかもしれない

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― 新着の感想 ―
[一言]  はじめまして、葵枝燕と申します。  「音」、読ませていただきました。  作中の「88の音色」=ピアノの鍵盤数でしょうか。上手く曲を奏でられないこと、十五年ほどピアノを習っているので少しわか…
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