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第7話 冒険者ギルド

ブックマークが増えていってビックリです

目指せ500件


冒険者ギルドはとても賑わっていた

この時間に依頼を受ける人が多いからだろう

荒くれ者といった感じの風貌の男の割合が多いが、女性も何人かいる

そのうち何人かの視線が俺たちに集まる

スキンヘッドの男とその取り巻きっぽい男4人が、ニヤニヤと優花を見ている

面倒事の気配がするな・・・


「優花、ここにあまり長居すると碌なことにならなそうだから登録だけしてすぐに出よう」

「そうだね。依頼を受けたりするのは明日からだね」


そうして受付カウンターにやってくる

受付にいた女の人に話しかける


「すいません、冒険者登録をしに来た者なのですが」

「かしこまりました。お二人での登録ですか?」

「はい」

「それではまずこの書類に必要事項を書いてください」


と言って2枚の紙を受け取った

そこには名前と年齢、種族、称号、スキル、使用する武器を記入する欄があった


「質問なのですがこの称号とスキルは必ず書かなければならないのですか?」

「いえ、強制ではありません。ただしスキルの方は書いておいていただけるとこちらが助かりますし、後々役に立つこともあります。たとえば光属性の魔術が使えることが分かれば、商人の護衛などでの報酬がアップします。光属性には治療魔術も含まれますので、一人光属性持ちがいると安全度が大幅に変わるので。またスキルを書いておいていただければ、指名依頼を受けられるD-からこちらが適していると判断した依頼を斡旋することもあります」

「なるほど」


そうして俺たちは必要事項を記入していった

言語・文字理解のおかげで文字が書けるが自分の手が勝手に知らないはずの文字を書いていることにとてつもない違和感がある


「書けました」

「ありがとうございます。拝見いたしますね。

お名前はタツヤ様とユーカ様で年齢は17歳で、種族は人間。称号はお二人とも空欄ですね。スキルはタツヤ様が鑑定 Bと自動回復 Bですか!この年でBのスキルが2つなんてすごいですね。これは将来有望かもしれません。使用する武器は空欄ですが、書き忘れですか?」

「いえ、これから武器屋に行って自分に合う武器を見つけようかなと。ただ前衛になると思います」

「かしこまりました。そしてユーカ様のスキルは・・・火、水、木、風、土、光、闇の基本属性すべてBですか!?これはとんでもない逸材ですね。後は鑑定  Bと剣術 Cと。使用武器の欄はタツヤ様と同じ理由ですか?」

「はい、いろいろ見てから決めたいです」

「わかりました。記入事項に問題はありません。それでは2人合わせて登録料が1000クローかかりますがよろしいですか?」


俺たちは事前に話し合って、書かないスキルと書いてもランクを低く申請することにしていた

全属性魔術 Sとかいたらもっと大騒ぎになるだろうしな

称号も同じ理由で書かなかった

超越者と勇者なんて書いたらどんな目にあうか分からない

武器の欄を書かなかったのは迷っているからじゃない

俺の腕力に耐えられる武器がなさそうなのと、下手に武器使うより殴った方がはやいからだ


「分かりました、金貨でお願いします」

「承りました。では少々お待ちください」


そうして受付の女の人は奥へと書類を持って行った

その間に優花と小声で話し合う


「これが終わったら優花の剣を探しに行こう」

「剣かー、本当に使えるのかな・・・」

「スキルにあるんだから使えるだろう、まあ一応練習はしておいた方がいいだろうし、明日受ける依頼でそこらへんの練習だ」

「わかった、頑張るよ」


そして受付の人が帰ってきた


「お待たせいたしました、こちらがギルドカードになります。お二人ともギルドのランクについてご存知ですか?」

「知らないので説明してもらえると嬉しいです」

「まずランクはF-から始まってS+までの14段階あります。」


「S+は世界にも3人しかいないのですが、彼らは別格です。一人で国を亡ぼせるとまで言われています。」


それはまた凄いな

ちょっと会ってみたい気がする


「お二人は登録したばかりなのでF-からスタートです。依頼をこなせばランクが上がって様々な特典が使えるようになりますので頑張ってください。お二人は将来有望なのですぐに上のランクになるかもしれませんね」

「ありがとうございます」

「いえ、これも仕事ですので。ギルドカードは紛失すると再発行に5000クローかかるので注意してくださいね?」


日本でいうと5万円くらいか

高いな


「分かりました、気を付けます」

「他に質問はございますか?」

「依頼をずっと受けなかったりするとどうなるのですか?」

「ギルドカードの有効期限が切れます。F-からE+までは7日に一度受けていただかないとこちらからまず注意が入りましてそれでも2日以上依頼を受けなかった場合、失効となります。D-からは長期の依頼などもございますので2週間に一度、B-からは一月に一度、A-とA+は一年に一度、S-と+の方は無期限となります」

「なるほど」

「また怪我などの理由でどうしても長期間休まなければならなかったり、一月かかるような依頼もございます」

「そうした場合はどうなるのですか?」

「依頼の場合ですと書類を出していただければ、その依頼終了後1週間までなら依頼を受けていただけなくても失効にはなりません。怪訝の場合は骨を1、2本折る程度のですとギルド専属の治癒魔法師が3日ほどで治せます。それ以上の怪我の場合はこちらも怪我の理由などを書いていただければ失効とはなりません」


そこで一旦言葉を切った


「怪我の理由によっては受理されないことも有りますので気をつけて下さい」

「例えば駄目な場合は?」

「つい最近ですと夫婦喧嘩で、全治2ヶ月の怪我を負った方がいらっしゃいましたよ」


奥さん、怖すぎだろ・・・


「ちなみに私の夫です」

「あんたかよ!?」


思わず突っ込んだ。


「色々あったのですよ」


どんな理由で全治2ヶ月の怪我をさせたんだ

凄い気になる・・・


「ゴホン、他に質問が無いようでしたら登録は終わりです、依頼はいかがなさいますか?」

「この後武器屋に行ってくるので、明日受けに来ると思います」

「かしこまりました、お待ちしております」

「名前を聞いておいてもいいですか?今後ともお世話になると思うので」

「そういえば名乗っていませんでしたね。私はアリアと言います。苗字はありません。お互い名乗った訳ですしもう少し砕けた口調でも大丈夫ですよ?」

「分かりま・・・分かったよ、アリアさんこれからよろしく」


アリアさんに挨拶をしてから冒険者ギルドを後にした


「さあ、登録も済んだしさっそく武器屋に行くか」

「うん、あとは色々道具も揃えないとね」


そうして俺たちは武器屋に向か・・・


「ちょっと待ちな、そこのにーちゃんとねーちゃん」


えなかった

俺たちを囲むように先ほど冒険者ギルドにいたならず者風の男たちが5人ニヤニヤしながら立っている


ほんとにテンプレだな・・・


次回ちょっとした戦闘シーンです

上手くかけるかわかりませんが頑張ります!

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