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第5話 2人のステータス

ブックマーク100超えました!!!

感激です、ありがとうございます

朝食は満足の行く量と味だった

気分良く俺たちは部屋に戻った

そしてベッドに腰掛け、話し合いの姿勢をとった


「今後の方針なんだがまず最終目標は2人で無事に地球に帰ることなのはもんだいないよな?」

「うん」

「そのためにどう行動するかが重要になってくる。召喚魔法があるんだ。この国には無いそうだが、どこかには送還魔法もあるはずだ。それを探すために旅に出ようと思う。アルノウスでじっとしていても帰れないしな」

「そうだね、地球では私たちがどういう扱いになっているかわからないけど、早く帰らないとね」


失踪扱いになっているのか、それとも存在がなかったことになっているのか

こっちからではそれを知る手段がない。


「旅の資金は国王から貰ってきたしある程度は問題ない。でもこの世界には魔物が出る。道中で魔物に襲われることもあるだろう。基本的に俺が何とかできるだろうが、そうすると野宿の時の見張りで優花が対応できない可能性も出てくる」

「魔物か・・・」

「ああ、そこでだ。俺たち2人で冒険者ギルドに行って冒険者になろうと思う」

「なんで冒険者になるの?」

「昨日雑貨屋のおっちゃんに聞いたんだが、冒険者になるとギルドカードといいうものが貰えて、それが身分証明書の代わりになるらしい」


優花も一緒に雑貨屋に言っていたが優花におっちゃんの話を聞いている心の余裕はなかっただろう。

今は落ち着いている。


「ごめん、私その聞いて無かったよ・・・」

「まあ仕方がないさ。それで冒険者になる理由は分かったか?」

「私たちはこの世界での身分を証明するものが何もないから面倒事を避けるためってこと?」


身分証明書が無いと怪しまれるのは、地球でも一緒だからな。

すぐに俺が言いたいことを察してくれた。


「そうだ。それに倒した魔物の素材を買い取って貰えたり、FからSのマイナスとプラス、14段階のランクがあるそうなんだがD-を超えると迷宮に行く権利が与えられるんだ」

「迷宮ってなに?」

「いわゆるダンジョンってやつだな。そこで手に入る道具の中には人間が作り出せないような高度なアイテムがあるみたいなんだが、その中にもしかしたら世界を渡るための道具なんかがある可能性も0じゃないんだ。送還魔法について調べるのももちろん重要だけど、スペアプランとして同時に他の方法も探しておいた方がいいだろ?」


送還魔術について調べる宛は今のところない。

ネットで何でも調べることのできた現代日本から来た俺たちにとっては、なかなかにキツイ。

スペアプランとして迷宮に潜ると言ったがしばらくはそっちがメインになる可能性もある。


「うん、確かにそうだね。分かったよ。じゃあさっそく冒険者ギルドに行くの?」

「いやその前にステータスを確認しておこう」

「ステータス?」

「ああ、この世界ではゲームの中みたいに能力値があるらしくてな。優花も勇者としての能力なんかもあるだろうし、自分の力を把握しているかしていないかで安全性も全く違うだろうしな」

「・・・そういえば私って勇者としてよばれたんだったね。ちょっと忘れかけてたよ。ステータスの重要性は分かったけどどうやって見るの?」

「そういえば説明していなかったな。ステータスオープンと言いながら念じると出てくるそうだぞ。俺はまだ試していないけど自分だけに見えるようにしたり、他人にも見えるようにしたりは選べるらしいぞ」


この話をおっちゃんから聞いた時、思わず「RPGかよ・・・」と突っ込んでしまった。

おっちゃんが「なんだそりゃ?」って感じの顔をしていたが、特に何も聞かれなかった。


「なるほど・・・じゃあ昨日あの王様が使っていた水晶っぽいのは何だったの?」

「あれは鑑定の魔水晶って言って他人の称号と、犯罪を犯したことかあるかどうかが分かるものらしい。相手の詳しいステータスまでは見えないみたいだ」


それで優花の勇者の称号を確認したんだろう。

なぜか俺のは表示されなかったらしいが・・・


「本当は優花に戦わせるなんてしたくないんだが、全て俺がやるにも限度があるから、優花にもある程度の戦う力をつけてほしいんだ。勇者って言うくらいだからかなり強くなる素質があるだろうし」

「分かってるよ。私が一人安全の中に居て龍也が一人で危険に向かっていくなんてすごい嫌だし、言われなくても戦うつもりだったよ」

「そうか、でも優花より俺のほうが強いからな。手におえそうにない奴は俺がやる」


絶対に優花のことを守って、元の世界に帰る

そう心の中で改めて誓った


「よし、方針がまとまったところでさっそくステータスを確認してみよう」

「うん」


「「ステータスオープン!」」


2人で同時に唱える

すると俺たちの前に半透明な四角い板のようなものが現れた


「おお、出たな」

「ほんとにゲームみたいだね」


まず優花のステータスから確認しよう


坂本 優花


・年齢 17歳

・性別 女

・種族 人間

・称号 異世界人、勇者

レベル:1

装備:女子制服 E

   指定の靴 E

   市販の髪飾り E


HP 600/600

MP 550/550

筋力 200

耐久力 180

敏捷力 300

魔攻撃力 250

魔防御力 210

運 100

スキル ・全属性魔術 S

    ・魔術剣 A

    ・剣術 A

    ・鑑定 B

    ・隠蔽 S

    ・MP消費量半減

    ・経験値共有

    ・言語・文字理解

 

そこにはすごい強そうなステータスが表示されていた


   

「全属性魔術のSってなんだかすごそうだな」

「私、そんなもの使ったことないし、剣だって持ったことすらないよ!」

「勇者ってやっぱりチートだな」

「そんなモノになりたくてなったわけじゃないもん・・・」

「分かってる、分かってる。いいから落ち着け」


そういいつつ優花の頭を撫でる

こうすると不機嫌になりそうなときなんかは効果的で、怒らなくなるんだ


「弱いよりは強いほうがいいに決まってるんだし、よかったじゃないか」

「私、女の子なのに・・・」


ちなみに筋力、耐久力、運以外はこの世界の一般的な成人男性のステータスの軒並み10倍以上ののステータスを誇っている

筋力は90が平均で、耐久力は70が平均である

運は個人差があるので1000近い運を持つ者もいれば、まさかのマイナスになっている人もいるんだとか・・・


「まあ気を取り直して次は俺の番だな」


木山 龍也


・年齢 17歳

・性別 男

・種族 人間?

・称号 異世界人、巻き込まれし者、超越者、化け物とよばれた男

レベル:1

装備:男子制服 E

   運動靴 E

   衝撃に強い腕時計 C


HP 100000/100000

MP 0/0

筋力 詳細不明(アンノウン)

耐久力 詳細不明(アンノウン)

敏捷力 詳細不明(アンノウン)

魔攻撃力 0

魔防御力 詳細不明(アンノウン)

運 100

スキル ・スキル無効 S

    ・手加減攻撃 S

    ・自動回復 S

    ・隠蔽 S

    ・鑑定 A

    ・成長率低下

    ・言語・文字理解

    ・???


・・・・・・えっ?なんだこれ

明日も更新できるように頑張ります

あっ、もう日付変わってた

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