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第9話 武器屋

ブックマーク1500件超えました!

日間6位にもなって、とても驚いています

皆様のおかげです、ありがとうございます!


今までの話を少しづつ編集しました

誤字脱字多いかもしれませんが今後ともよろしくお願いします

俺たちはドワーフの職人がやっているという武器屋にやってきた

目的は俺と優花の武器選びなのだが、武器よりもドワーフの方が気になる

当たり前だが地球にはドワーフなんていなかったからな


優花にはちゃんとした武器と防具が必要だろうけど、俺の場合は変に目立たない為とりあえず武器を装備しておくというのが正しい

戦うときは基本素手である

自分で殴ったりした方が手っ取り早い

それに下手な防具をつけては動きにくくなるだろう


店の中には誰もいない。

とりあえず入ってみよう。


「すいません、やってますかー?」

「なんだ客か?」


奥から返事があり、こちらに出てきた。

出てきたのは髭を生やして、身長は低いが腕が丸太のように太い典型的なドワーフだった。


「武器を買いに来たんですが」

「坊主と嬢ちゃんの両方か?」

「はい。ああ、自己紹介が遅れました。俺の名前はタツヤでこっちがユーカです。今日冒険者登録してきました新人なのでいろいろ教えていただけると助かります」

「よろしくお願いします」

「珍しい名前だな。俺の名前はベルムだ。お前らの手を見れば今まで武器なんて握ったことのない奴だってのは分かる。やっぱり新人か。金はあるのか?」


手を見て武器を使ったことがあるかないか分かるのか、すごいな。


「はい、ある程度なら。あと俺の方はどんな武器がいいかも決まってないので先にユーカの方をお願いします。彼女は剣術のスキルを持っているので剣を見繕ってあげて下さい」

「ほう。剣も握ったことがないのに剣術スキルがあるのか・・・才能に恵まれたんだな。分かった、いろいろ持って来るから少し待ってろ。あとその堅苦しい話し方をやめろ。背中がかゆくなって仕方ねえ」

「分かった、俺もその方が助かるよ」

「それでいい。坊主は待ってる間にそこらへんにある武器でも見てな。速度重視か一撃の威力を求めるかぐらいは決めておけ」


そういって奥に戻って行った。

さて決めておけと言われたが、正直カムフラージュ目的だったから何でもいい気もするんだが・・・

武器を持っても基本的に殴る・蹴る・投げるしか使わない気もする


「さて、どうするか」

「うーん、龍也が武器使ってもすぐ武器が壊れちゃいそうだもんね」

「そうなんだよな、すぐに壊したらベルムさんに悪いしな」

「とりあえず重くてなるべく固い武器でも選んでみたら?」

「なるほどな、それでも耐えられるか分からないがその基準で選んでみるか」


置いてある武器を順に見ていく。

剣・ナイフ・大剣・槍・短槍・弓・槌・斧・杖など分かりやすいものも多いが、中には鎌や一見して何に使うか分らないような変な形の物まで様々なものがあった。

全て持ってみて振るってみるのだが、どれも軽すぎてすぐに壊れそうだ。


「うーん、駄目だな。やっぱり素手で叩くのが一番かな?」


変に目立たないいようにと思って武器を買おうと思っていたが、城を崩壊させたことは知っている人間は少ないだろうが、スキンヘッドどもを素手で倒したのを見ていた野次馬どもが結構いた。

正直、手遅れな気もしなくはない。


もう開き直って素手でやるか・・・

そんなこと考えていると、ベルムさんが戻ってきた。


「嬢ちゃんでも使えそうな剣を何本か持ってきたぞ。坊主の方針は決まったか?」

「いや、なかなかしっくりくるのが無かった」

「しょうがねえな、後で見てやる。その前にまずは嬢ちゃんだ」

「ありがとう、ベルムさん」


ベルムさんが一本ずつ説明を始めた


「とりあえず嬢ちゃんに持ってきた剣は2本だ」


「まずは両手剣だ。素材はメタルリザードマンって魔物の一番固い尻尾の部分を使っている。かなり丈夫で無茶しても折れにくいが、かなり重い」


黒い色の刃渡り1m20cmくらいの剣を優花に渡す


「うーん、これはちょっと重いかな・・・少しなら振るえそうだけど、ずっと使ったり、持って歩くのは大変そう」

「これでちょっと重いなのか。見かけによらずかなり力があるんだな、嬢ちゃん。筋力が最低でも120は無いと持てないんだがな」


優花の筋力は200だからな。

ちなみにこの世界の成人男性の平均的な筋力が90くらいである。

レベル1ですでに2倍を超えている。

今後どうなることやら・・・


「次はこの片手剣だな。こいつの素材は剣爪熊(ソードベアー)って魔物の爪をベースに作ったもんで丈夫でそこそこ軽い」


今度は刃渡り90cmくらいの先ほどとは対照的な白い剣だ。


「うん、持ちやすいし使いやすそう。これにしようかな」

「分かった。料金は3万2千クローだがまけて3万にしておく。鞘はサービスしてやるよ」

「ああ、ありがとう」


そうして先に金貨3枚をわたす。


「ほんとに金もってるんだな?どっかの貴族のボンボンか?」

「いや、違うぞ」

「まあ、詮索はしないでおいてやるよ」


ありがたい。

城の金庫から取ってきましたなんて言えないからな。


「んじゃ、次は坊主の武器だな」

「よろしく頼むよ」

「ここにある武器は一通り見たようだがどうだった?」

「どれも軽すぎて、気に入ったのは無かった」

「おいおい、軽すぎってお前・・・この斧なんか筋力200ないと持ち上げることすらできないんだぞ?」


と言って斧を持ち上げるベルムさん。

まあ俺からすればいくらでも振っていられるくらい軽いんだが。


「うわー、ほんとだ。なんとか持ち上がるけどすっごい重い」

「嬢ちゃん、それ持ち上げられるのか・・・」

「ちょっときつくなってきた、龍也~持って」


仕方ないな・・・

片手で優花から斧を受け取り元の場所に戻しておく。


「坊主、それを片手で持てるのかよ・・・嬢ちゃんも凄いが、お前さんのほうがとんでもない馬鹿力だな」

「ちょっと筋力は高くてな。ここにある武器だと軽すぎる」


「ちょっと?」と優花が小声でつぶやいたが気にしない。

筋力は詳細不明(アンノウン)です、なんて言えないだろ。


そしてベルムさんは何か考え始めた。

「坊主なら、あれを使えるかもな・・・坊主、時間はあるか?」

「ああ、問題ない」

「なら少し待ってろ。坊主に武器を持ってきてやる。俺でも重すぎて運ぶのに時間がかかるからな」


そうしてまた奥へと戻って行った。


「どんな武器だろうね?」

「さあな?ただベルムさんですら重いって言うくらいだから相当なもんじゃないか?」


ベルムさんも先ほどあの斧を普通に持っていたことを考えると間違いなく優花よりも筋力が高い。

そのベルムさんが運ぶのに苦労するとはどんな武器が出てくるのやら


「ふう、待たせたな。にしても相変わらず重い」


そう言いながらベルムさんは戻ってきた。

そこには大きな布で包まれた1m50cmくらいの物があった。




中途半端に途切れてしまいましたが、いったん区切ります

次回は袋の中身についてです

明日になる前には更新できるよう頑張ります


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