表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

黒雨夜話

作者:ずほ子
 新しい時代の幕が開いてから既に十年という時間が経った。妖怪変化魑魅魍魎の住み難い時代となって、時が経ち過ぎた。
 江戸の昔から生きているような古参の者からすれば、大正の今と云うのは世知辛いものだろう。人間も、妖怪にとっても、等しい地獄かも知れぬ。
 そんな地獄の、或る夜の事だ。

 ―――暗黒の森を貫く豪雨。捨てられて幾年の山小屋。煌々と照る洋灯。遠雷。
 黒衣の僧侶、濡れ鼠の書生、傴僂(せむし)男、芸者、私。
 登場人物は全て揃っていた。完璧な状況、整った舞台、その只中に私も存在していた。
 その時私は主人公でなく、登場人物の一人であり、舞台の一つであり、夜を成す歯車の一つであった。
 十の歯車は重苦しく軋み、妖どもを集めていた。否、集め終わっていた。
 そして始まった。私が生涯忘れ得ぬ雨夜の顛末、鏑矢は彼の一声から。

 「一興、怪談会と洒落込もうかエ。」
導入
2014/08/09 16:58
一話目  犬塚叡太郎
2014/08/09 17:01
二話目  弥山
2014/08/09 17:01
三話目  篠森順風
2014/08/09 17:01
四話目  蝙蝠屋華歳
2014/08/10 23:22
五話目  村田吉三
2014/08/11 23:46
結末
2014/08/11 23:46
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ