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RISKY―傷だらけの十字架―  作者: 桜井敦子
92/110

91.布告 その1

夕方の繁華街の裏側にある薄暗いクラブ。



室内はどうみても健全な雰囲気は無く、部屋中をタバコの煙が立ち込めている。


酒を煽り怒鳴り散らす男、無理やり迫ろうとして男女の怒鳴り合う声。



派手に染めた髪の毛にピアスだらけの耳、それに腕や脚、背中にタトゥーが入っている男女。



そのクラブの一角のカウンターでショットをストレートで煽る男がいた。


仙崎である。



このクラブは関東興和会が経営している店であった。


いや、かつてと言った方が正しいかもしれない。



興和会は事実上の解散に追い込まれたのである。



頼みの綱だった沢田も逮捕され、若い不良連中は暴力団組織への上納金の制度に反発し、新しい組員が育って来ない。



「たく、最近のガキ共は組織に入りたがらねえから、身入りが全然ねえな」

仙崎の隣で、長年の付き合いの仲間が仙崎に言った。


だが、仙崎は彼には答えず、スマートフォンを熱心に見ていた。


やがてメール受信の音がした。



仙崎は受信メールに添付されて来た画像ファイルを開けた。



仙崎は映し出された画像を見ながら不敵な笑みを浮かべた。


「尾藤…逃げ切れると思うなよ」

「は?」

隣にいた仲間が仙崎のスマートフォンを覗き込んだ。


映し出されたいたのは、リコの顔写真だった。




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