表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RISKY―傷だらけの十字架―  作者: 桜井敦子
9/110

8.再会 その4

尾藤慎也とリコ。二人は買い物と食事を終えて、店に戻った。




「今日はいろいろありがとうございます、シンちゃん」

リコに「シンちゃん」などと言われ、慎也は戸惑った。

「いきなり『シンちゃん』?」

「別にいいよなー『シンちゃん』!」

コンが脇から二人に首を挟んだ。



どう対処しようか戸惑う慎也の様子に、コンとリコはニヤニヤクスクス笑った。



「じゃあ、お邪魔しました」

「ハイハイ、また来てね。ありがとうございました」リコに明るく答えたのは、コンだった。




「はー、何かどっと疲れた」慎也はリコが行った後ふーっとレジカウンターもたれかかった。



「あれ?」コンはレジの上に財布があるのに気が付いた。



「これ、彼女のじゃねえ?お前届けに行って来いよ。バイク飛ばせばまだ間に合うべ?」

慎也は若干うんざり顔でリコの財布を受け取った。




バイクに向かう途中、何気に免許証が慎也の目に入った。

周囲を誰も見ていないのを確認すると、そっと免許証をのぞき見た。



「本城莉子」

慎也の目に彼女の名前が飛び込んで来た。


「ほんじょう りこ…」

慎也は小声でリコの名前を呟いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ