表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RISKY―傷だらけの十字架―  作者: 桜井敦子
33/110

32.ためらい その3

翌日のお昼ちょっと前に、一樹はリコの自宅前のマンションまで車で迎えに来た。



ランチでもドレスコードの指定があるからと、まず

横浜のデパートで正装用のドレスと靴、小物を購入し、ヘアメイクセットまでした。

もちろん全て一樹が出してくれた。




「よく似合ってるよ」

全身姿見に映るリコを見て一樹は言った。

「すごい、本当にいいの?」

「もちろんだよ」

クリーム色を基調とした、ふわりとした膝丈のドレスは、リコに本当によくお似合いだった。




一樹と来たのは、高級ホテルのランチと、夜はマリンルージュのディナークルーズだった。



双方ともコースの最高級のものが出て来た。




普段の自分の給料なら絶対に手が出ないものばかりだった。



なにもかもが至れり尽くせり。

リコには本当に夢のようだった。



「なんだか、私、お姫様みたい」

リコは照れながら言った。

「本当にお姫様だよ」

一樹はリコを真顔で見つめた。

「僕だけのね」

一樹は微笑んだ。




無邪気に微笑む一樹を目の前に、慎也とのことはとても言えなかった。




(誰にも渡さないよ…)

一樹は船の窓から映る夜景を眺めながら、心の中で思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ