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RISKY―傷だらけの十字架―  作者: 桜井敦子
25/110

24.謀略 その1

横浜の国道16号線より少し外れた場所に、仙崎の所属する指定暴力団、関東興和会の事務所はあった。




ここ最近は、警察による暴力団へのしめあげが強くなり、仙崎の組も活動が大きく制限を食らっていた。




従って、今の組事務所には大きく看板を掛けることもはばかられる状態である。




活動が窮地に追い込まれる組の中にあって、仙崎は一人、パソコンのディスプレイを眺めながら、スマートフォンで電話をしていた。



「例の奴は出来たか?」 事務机に土足のまま脚を乗せて、ふんぞり返り、片手でタバコを加えていた。




「もう少しだよ。少々複雑だけど、僕には出来ないレベルじゃないから」

「ずいぶん強気じゃねえか」




「ソイツで警察のセキュリティは大丈夫なんだろうな?」


「心配には及ばないよ。警察のネットセキュリティなんて、僕から言わせれば、オモチャみたいなもんだからね」

電話の主は自信たっぷりに答えた。

仙崎はニヤリと笑った。




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