表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RISKY―傷だらけの十字架―  作者: 桜井敦子
103/110

102.受難 その6

「わあっ綺麗よリコ!」

ウェディングドレスの試着をしたリコにハナは心からの賛辞を送った。



慎也との結婚式を1ヶ月後に控え、リコとハナはウェディングドレスの専門店に来ていた。



白を基調とした店内はいやが上ににも結婚式へのイメージを膨らまさずには居られない。



リコのドレスはオフホワイトではなく、少しクリーム掛かったベルギーレース素材で出来ている。



派手な装飾はないが、全体に細かいフリルと同色の花のモチーフが付いていて、品良くまとまっていた。



そして、忘れていけないのは、妊娠中なのでお腹周りに余裕が必要である。



一方慎也のタキシードは後ろの裾が長くないタイプで色は黒。

スタイリストがリコのウェディングドレスとのバランスを見るために壁に掛かっている。


シンプルなシルエットだが、一応主役なので襟元や蝶ネクタイには同系色の柄が入っていて長身の慎也に合いそうだった。


「早く一緒に歩きたいなあ…」

リコはドレス姿のまま、うっとりと壁に掛けてある慎也のタキシードの腕を取った。


「ハイハイ、ごちそうさま。あー私も早く結婚式あげたいなー」

ハナもまた、慎也の親友の近藤との交際を着々と発展させていた。


「ハナだってすぐじゃない」

「リコ達のが終わったらバッチリ準備しないとね」


「当日は慎也さんの妹さんも来てくれるんでしょ?」「そうなんだって。あと、うちの両親もどうにか許してくれたんだ」

「素敵な結婚式になりそうね」


幸せな女子トークはまさに平和そのものだった。


リコたちの前にはまさに幸せだけが待っている、そんな感じだった。



店の前の通りに不自然な黒い高級車など目に入る筈もなかった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ