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132 人物紹介①

リクエストがありましたので人物紹介をあげてみました。


ただ、思ったより長文になってしまったので、全キャラは無理でした。




不滅の勇士団(アンデッド)



ケルニクス・スズキ (愛称ケリー)


 主人公。黒髪。両利き、力持ち。10才前後の鉱山奴隷時に前世が日本人であったという記憶を朧げに思い出した転生者。

 双剣使いで異名は“双鬼”。闘気の扱いに関しては天才的で、世界で初めて闘気を飛ばす遠距離斬撃【風斬(かざき)り】を主体とした闘技二刀流剣術を編み出す。

 天然の転生者特有の怪力持ちで魔力無し。神器の能力が全く効かない性質の肉体を持つ。

 鉱山奴隷→奴隷剣闘士→奴隷兵→傭兵→元帥(子爵)→大元帥(辺境伯)と順調に成り上がり、傭兵団“不滅の勇士団(アンデッド)”の団長も兼任している。




アリステア・パラデイン (愛称ステア)


 ケリーとほぼ同年代の銀髪少女。パラデイン王国の初代女王。

 元の名はアリステア・ミル・シドーでシドー王国の第三王女。血の繋がった弟がいる。

 シドー王国からの亡命中、ケルニクスと出会い、そこでステアの運命が大きく変わる。

 かつてはゴミスキル扱いであった【等価交換】の真の効果を理解し、今ではパラデイン王国繁栄に欠かせない原動力となった。

 政治手腕の方はまだまだ未熟だが、国民に優しく、また為政者としての冷静な判断力も併せ持つ少女。




エータ・ヤナック


 ステアの護衛女騎士。ステアと共にシドー王国を出る。元は伯爵家の次女。

 現在はパラデイン王国の女王直轄近衛隊隊長で伯爵へと昇進。闘気を扱えるが、実力の方は推定A級ギリギリのレベル。




クー・アーデライト


 ステアの侍女。エータと一緒にステアに付いてきた元侯爵家四女。

 侍女の仕事は最低限熟せるが、基本的には寝るか食べるかステアと遊んでいるだけの毎日を送る。

 ステアの一番の理解者でもあり、話し相手でもあるので、周囲からは一目置かれているマスコットキャラ的存在。ただし、小言の多いヴァイセルは苦手。

 無属性の神術を多少扱えるが、魔力量は高くなく、身体能力は凡人レベル。ただし、闘気の扱いはケリー以上の才があるも……素の運動能力がゴミなので、あまり活かせていない。




シュオウ


 孤児出身の青年で元は怪盗バルムントとして悪党相手に盗みを働いていた。

 スキル【壁抜け】という強スキルを持つも、正面からの戦闘はあまり好きでは無いので、主に破壊工作などに利用している。

 最近は海軍のゾッカやハガネたちと行動を共にしている。




エドガー


 スキンヘッドの大男で金級中位“タイタンハンド”の元団長。現在は自分を打ち負かしたケリーの軍門に下り、傭兵団の副団長としてサポートしている。

 実力の方は間違いなくA級の闘気使いで、まだまだ腕を上げている。




ソーカ


 冒険者パーティ“疾風の渡り鳥”に所属している金髪女双剣使い。風の神術も巧みに扱い、スピードに関しては右に出る者がいない。

 現在はS級冒険者に昇級し、傭兵団“アンデッド”にも所属している。

 同じ双剣使いであり二つ名持ちのケリーを倒して名を上げようと試みるも、勝負の結果は全敗。今ではケリーの事を師匠と慕いながらも偶に勝負を持ち掛けてくる。

 かなりの強者だが、残念な事に未だ二つ名が定着せずにいるのが悩み。




フェル


“疾風”の異名を持つ弓使い女冒険者。“疾風の渡り鳥”のリーダーで、現在はアンデッド軍の砲兵隊(ワイト)隊長という役職にも就いている。

 凄腕の狙撃手で“七草流”という森での活動に特化した流派を会得している。




カカン


“疾風の渡り鳥”のタンク役。“天剣白雲流”という剣と小盾を得意とする流派の師を持つ。

 現在は現役から退き、孤児たちに剣を教えている。




ニグルド (愛称ニグ爺)


“疾風の渡り鳥”最年長の老神術士。風の神術使いで、神術におけるソーカの師でもある。

 現在は現役を引退し、サンハーレ冒険者ギルド支部の支部長を務めている。

 また、才能のある孤児たちに神術を教えている。




シェラミー


“紅蓮”のシェラミーの異名を持つ真っ赤な髪の女剣士。長剣と巧みな闘気技術を駆使して戦う戦闘狂。

 エドガーとは古い知り合いで傭兵団“紅蓮の狂戦士団”の元団長。ケリーに敗れてからは仲間となる。

 過去に“石持ち”傭兵団に所属していた経歴持ち。




エース(手下A)、ビル (手下B)、シアン (手下C)


“紅蓮の狂戦士団”の元団員であるシェラミー一味の三人。シェラミーを“姉御”と呼んで慕っている。

 最近まで名前を知ってもらえなかった可哀想な奴ら。

 だが、実力の方は折り紙付きで、モブながら全員がA級レベルの闘気使いである。




アマノ・セイシュウ (※ウの国では家名+名前の順呼び。王国は逆)


 ウの国の武家、アマノ家の家長。

 昔のアマノ家はサムライ階級(伯爵家相当)であったが、先代と先々代のやらかしによりブシ階級(子爵相当)へと落とされる。ただ、古くからの名門なだけあり、腕の立つ家臣を多く従えている。

 特にシノビ衆はウの国最強と名高い隠密集団であり、ケルニクスの軍門に下って以降のアマノ家はパラデイン王国にとっても非常に欠かせない存在になっている。

 セイシュウ自身も一流の闘気使いで、努力の末に【風斬(かざき)り】をマスターした。

 剣士としてのセイシュウは得意な長所も無いが欠点も少ない、高水準なオールラウンダータイプ。多少シスコン気質だが根は真面目な性格。




アマノ・イブキ


 セイシュウの妹。シノビ衆の頭目ではあるが、組織の運営は副頭目でありシノビの師匠でもあるクロガモに任せている。

 若干ブラコン気質で出会い方が最悪であったケルニクスに対しては当たりが強い。ツンデレ気質?

 無属性の神術を扱うが、魔力量は低い。その代わり身体能力が非常に高く器用さもあり、様々なシノビ武器を扱う。ソーカの次に機動力の高いスピードタイプの闘気使い。




ニコラス


 元帝国のS級冒険者“青の盾”の剣士。相棒のレアとコンビを組み“氷壁”の異名を持つ。

 戦闘スタイルは剣の他に小盾を持ち、防御に特化した剣士。天剣白雲流の皆伝者。

 S級冒険者“氷剣”の二つ名を持つフィオーネに憧れ、“氷壁”の二つ名を名乗り始めた。

 フェルとソーカに敗れて捕虜となり、奴隷研修を経てから傭兵団“アンデッド”入りをする。




レア


“青の盾”の神術士。水属性を得意とし、かなりの魔力量を保有する少女。ただし、身体能力は然程高くはない。

 ニコラスとコンビを組み、彼に守られながら神術を放つ戦闘スタイル。




ロイド


 緑柱石(ベリル)級傭兵団”グリーンフォース”の元団員。30代半ばの槍使いで飄々とした性格。手放してもすぐ手元に戻る能力を持った神器の槍【無限の鉾】を所有する。

 エドガーに敗れたロイドはあっさり降伏し“不滅の勇士団(アンデッド)”に入団希望する。

 現在は奴隷研修中である。






 ◆パラデイン王国



ネスケラ・サトー


 ケルニクスと同じ日本人転生者だが、ネスケラは赤子の頃から前世の記憶を持っていた。しかも過去の自分の名前やその他知識もハッキリと覚えている。

 前世は大学を飛び級で進学したほどの才女で科学者の卵。かなりの知識を有しているも魂が身体の方に引っ張られるのか言動はかなり子供っぽい。

 孤児から子爵→伯爵へと昇進し、今は宰相補佐、技術部科学技研(スケルトン)所長、作戦指令部(レヴァナント)の参謀長も兼任している王国の頭脳。




ホムラン


 ザ・ドワーフな風貌で一人称は儂。口癖は“ほむ”。かなり年を取っているように見えるが実年齢は30代と意外に若い。

 ドワーフの里を飛び出て人族の街で暮らすも、突如街がウの国の支配下に置かれ、ひたすら武器の製造をさせられる羽目に……

 それからは武器を作るのが嫌いになり、ケルニクスの誘いに乗って移住してからは興味を持った地球産の品々を作ったりゲームをしたり酒を飲んだりしながら人生を謳歌している。

 ネスケラとつるむことが多い。




イートン


 30代、紳士風の男でちょび髭の商人。実は裏で贋作売りをしているが、その対象は悪徳貴族や奴隷商人のみである。

 移住先のサンハーレでエビス商会を立ち上げ、ステアの地球産商品を使って販路を広げていった。

 ついこの間まではコーデッカ王国支店で活動し、着々と人脈を広げている。

 普段は常識人だが悪党相手だと頭のネジが二、三本吹っ飛ぶ言動を取る。




サローネ


 ホルト王国出身で元商人一家の生まれ。山賊に襲われ妹ルーシアと一緒に囚われ酷い目に遭うもケルニクスの手によって救われる。

 以降の姉妹はイートンから商いを学び、エビス商会の商会長代理として活躍していく。

 過去の辛い経験からか、荒っぽい男は苦手であったが今は克服している。ただし、痛ましい過去の影響か、商売相手が悪党だと一切容赦しない。イートン曰く姉妹の商売手腕は超攻撃的だとか。

 現在のサローネはパラデイン王国の経理部輜重隊(リッチ)の特別顧問という役職に就いている。




ルーシア


 サローネの妹。姉よりも活発で明るい少女。特に役職にはついていないものの姉を陰ながら支援している。




オスカー・ハセガワ


 元はサンハーレ領の領兵長。平民出身。真面目な性格で闘気使いとしての戦闘能力はB級レベルだが指揮能力はかなり高い。

 サンハーレ軍時代は大隊長となり、パラデイン王国では軍団長→元帥へと昇進する。

 現在は伯爵となり叙爵した際にケルニクスがお勧めした家名“ハセガワ”を名乗る。




アミントン・ケネディ


 元はオスカーの直属の部下でサンハーレ領兵団の分隊長。中隊長→大隊長(軍団長代理)→軍団長へと昇進。大隊長時代はティスペル地方を中心に防衛任務に励んでいたので出番が少なかった。

 出張先での防衛任務と治安維持活動が評価され、男爵→子爵へと昇進する。

 貴族になった際、ケルニクスとネスケラに家名を相談し、ネスケラ案のケネディを採用して名乗ることになる。




ゾッカ・ドレーク


 元サンハーレ領兵団海上隊班長。いかにも海の男といった風貌に荒っぽい口調だが、正義感がある。その為、サンハーレ子爵や子飼いの上司たちからは煙たがれていた。サンハーレ子爵の犯罪に加担した海兵隊を粛清すると残ったゾッカが最上位の海軍兵士となった。

 サンハーレの乱以降はゾッカが海上防衛の最高責任者となり、ステアが与えた地球産のプレジャーボートやネスケラたちが開発した新型魔導船などを駆使し、不敗の艦隊を築き上げ、次々と戦果を挙げていく。

 現在は子爵を授かり海軍司令官となり、提督の座はホセに託した。




ヴァイセル


 元イデール子爵専属執事長。白髪の老執事。

 サンハーレの乱以降はステアに忠誠を誓い、現在はパラデイン王家専属の家令と政務長官を兼任している。

 不真面目な態度の多いクーやうっかり発言をしてしまうケルニクスに対して苦言を呈する場面が多く、王政府内の厳しいお爺ちゃんといったイメージ。会議の場にヴァイセルが居ないと、まだ新参者であるコルラン宰相が破天荒な幹部たちに振り回される羽目に……

 ヴァイセルは他人だけでなく自分にも厳しい性格で、サンハーレ子爵の凶行を止められなかった自分を今でも責め続けている。それ故か、何度も叙爵の打診をしたもののヴァイセルはそれを固辞。現在も平民のままである。




ロニー・コルラン


 旧ティスペル王国の若き宰相。優秀が故に政敵も多く、最終的には凡庸であったティスペル王からも煙たがれてしまう。

 政治手腕だけでなく先見性もあり、弟であるオラード・コルラン侯爵とも裏で相談して、いち早くティスペル王国を見限りステアたちサンハーレ勢力へと寝返った。

 現在のロニーはパラデイン王国宰相で爵位も侯爵と女王に次いで一番高い身分である。

 ただパラデイン幹部の中では新参者の方で、発言力はまだそれ程にない。それを本人も自覚しており、会議の場では一歩引いた立場から意見具申している。




クロガモ


 アマノ家の家臣。シノビ衆の副頭目でありイブキの師でもある。

 ヒョロっとした体形で普段は顔を隠しているので分かり辛いが、まだ20代と若いイケメン。自身の戦闘能力も非常に高く、特に闘気を隠す技術は超一級品である。

 寡黙な男だが忠誠心が高く、今はアリステア女王やケルニクスを新たな君主として仕えている。




サカモト・ゴンゾウ


 50過ぎの老兵。アマノ家の剣術指南役でかなり古風な性格。自身を“拙者”と呼ぶが、日本人の血を引いているウの国の者でもそんな喋り方をするのは年寄りのみとなっている。

 現在は前線から一歩引いて騎馬隊隊長から降り、新たな軍務大臣となる。




ハラキチ


 アマノ家家臣の一人で、見るからにパワータイプな体形。頭部のサイドにのみ毛が生えていることから、不仲であるエドガーからは「雑草禿げ」と揶揄され、代わりにハラキチはエドガーを「つるっぱげ」や「タコ禿げ」と互いを罵り合っている。

 ケルニクスに次ぎ、エドガーに匹敵する怪力の持ち主だが、その体形故に騎馬は苦手な様子。




ハガネ


 海軍に所属しているシノビ衆のリーダー的存在。最近はゾッカやシュオウらと行動を共にする事が多い。シノビ衆ではクロガモやイブキに次ぐ戦闘能力を持つ。




ナタ


 シノビ衆の一人で若い女のシノビ。主に国外の情報収集担当で遠征するケルニクスのサポートに回る事も多い。




テム・ラソーナ (&ラソーナ一家)


 先祖代々ヤールーン帝国で商いをしていたラソーナ家の家長。

 ある時、悪徳貴族の奸計に陥り、多額の負債を抱えて家族を奴隷にさせられてしまう。窮地に立たされたテムは一か八か、残された全財産を当時奴隷剣闘士であったケルニクス少年の秒殺勝利に賭ける。それが見事的中し、多額の配当金を得たテムは無事に家族を奴隷商人から買い戻す。

 それ以降もラソーナ一家はケルニクスの勝利に賭け続け、莫大な儲けを得ると共に彼を崇拝し始める。

 ケルニクスが剣闘士を引退した後、彼の行方を追う為に帝国を離れ、数年越しに再会を果たす。

 現在のテムは男爵を叙爵し交通大臣の役職を与えられている。妻や息子、娘たちも軍の経理部輜重隊(リッチ)の一員としてケルニクスに恩返しするべく身を粉にして働いている。




トニア


 元ヤ―ルーン帝国冒険者であったが貴族の罠に陥り無理難題な依頼に失敗して奴隷落ち。奴隷剣闘士送りにされそうな場面で隠し持っていた銀貨を使ってケルニクス少年の秒殺勝利に賭け、それがまさかの大的中。寸前のところで自身を買い戻し、奴隷身分から解放される。

 以降はケルニクスを神と崇拝し、同じ目的を持ったラソーナ一家と行動を共にしてようやく恩人との再開を果たす。

 冒険者時代から腕っぷしには自信が無いトニアであったが地頭は良く、作戦指令部(レヴァナント)の参謀に就任する。

 またケルニクスに救われて以降は強運にめ恵まれており、ゴルドア帝国侵攻作戦では華々しい戦果を挙げ、参謀長補佐へと昇進。現在のトニアは男爵となったが家名はまだ検討中。




夏目五郎


 元日本人高校生の勇者。登校中トラックに撥ねられ、半年間生死の境を彷徨って苦しんだ末に死亡。その後、聖エアルド教国の大神官たちによる“勇者召喚”によって転生を果たす。

 ケルニクスたちのような天然の転生者とは違い、予め勇者用の強い肉体を用意し、そこに魂を召喚させて転生している為、高い魔力を所有しており、身体能力もそれなりに凄い。ただし、天然転生者のような神器無効能力などは保有していない。その代わり神器も扱える。

 五郎は派遣勇者としてイデール独立国に送り込まれ、対サンハーレ戦力として活躍が期待されるも、不運が重なり本領を発揮できず、ケルニクスに拾われる。そのままサンハーレに身を置く事になる。

 以降は“豊穣の聖者”と農夫たちに慕われながらケルニクスたちと暮らしている。

 乗り物が大の苦手。特に白いトラックは殺意が芽生えるか気絶するレベル。




ラルフ


 天然の転生者で前世は30代のアメリカ人。ちょっとドイツの血も混じっている。事故で死亡するまでは日本のホテルでコックを務めていた。日本の永住ビザも持っていたほどの親日家で和食にも精通している。

 こちらの世界では20代に突如前世の記憶を思い出し、それ以降は料理人としてジーロ王国で暮らしていた。その料理の腕を見込んだテムがスカウトしてケルニクスの元へと連れてきた。

 現在は30代半ばで仲間内の転生者では一番の年長者。王都にあるレストラン“懐旧の台所”の料理長兼オーナー。バイクでのツーリングや食材探しが趣味。




ヤスミン


 元聖エアルド教国の聖女。パンクな修道着を纏った20代の女性。

 自身の生きがいである治療行為を自由に行いたいが為、聖教国を出ようと試みる。それに教会上層部や周囲は猛反対したが、最終的には教会勢力トップである教皇の助力も得て、晴れて正式に自由の身となる。

 現在はパラデイン王国内で四六時中治療行為に没頭し、治癒神術中毒者(ヒールジャンキー)や狂聖女といった異名まで付けられている。

 大戦後は子爵となり王国の衛生大臣にまでなっているが本人は気にしていない。大事な会議の場にも全く参加せず、強引に弟子入りしてきたセラを代理として送り出す始末。




リンナ


 サンハーレの教会に務めるシスター。現在もパラデイン勢力内にはほとんど教会がなく、数少ない教会関係者と言えるリンナはケルニクスたちの相談役にもなっている。

 聖教国との関係は希薄で、どちらかというとパラデイン王国の味方でリンナ自身も治癒神術を扱える。




セラ


 治癒術士見習いの少女。ヤスミンの治癒技術に憧れて師事。勝手について回るも、ヤスミンから度々無茶ぶりをされる。ヤスミンの代理として叙爵式や会議の場にも参加させられ、涙目になりながらもキチンと仕事をこなす小動物的存在。




ホセ・アランド


 元イデール独立国の男爵で海軍将校。40代。

 イデール艦隊を率いてサンハーレ海軍と戦うも敗北し、捕虜となる。

 大の船好き。物珍しいサンハーレ海軍のボートや戦艦に魅了され、ステアに忠誠を誓って家族ごとサンハーレへと亡命する。

 ゾッカの右腕、副提督として働き、現在は提督にまで昇進する。




マテル・キンスリー


 旧ティスペル王国の伯爵家でキンスリー領の元領主。

 ステアたちとボートで川上りをした際にマテルと出会う。それ以降もサンハーレ勢力は裏でキンスリー領と親交があったものの、キンスリー家当主のマテルとしてはティスペル王国が滅ぶ最後の時まで王家に忠義を貫き通した。

 その為、パラデイン建国後は他の貴族たちと同じくキンスリー家も二段階の降格処分となり、男爵家からやり直す。

 マテルは家督を長男に継ぐも、その忠義心と能力を買われ、王城で働くことになる。現在はマテル自身も子爵に昇進して経済大臣へと就任する。




ブライス・ターナー


 元キンスリー領兵団の団長。

 ティスペル滅亡後はパラデイン王国の士官として着実に任務をこなす。

 ハーモンが元帥に昇格し、空いた第二軍団長の席にブライスが座る。現在は男爵。




ハーモン・アッシュ


 30代半ばの大柄な男。サンハーレ勢力初期から付き合いのあるグィース領兵団の元団長。

 尖晶石(スピネル)級傭兵団“貧者の血盟団”やメノーラ軍が攻めて来た時に共闘した仲。

 現在は子爵となり、軍団長から元帥へと昇進している。




ブレット・ハーカー


 金級上位傭兵団“ブレイズハート”の団長。

 ラズメイ大公国の男爵家四男であったが今はハーカー家も没落しており、元貴族で元冒険者という異色な経歴の持ち主。

 大戦後は功績を認められ男爵となり、モレア州の新知事に就任する。

 お家再興という夢の為、ステアに忠義を尽くす。




エーディット


 女傭兵のみで構成されている金級中位傭兵団“金盞花(きんせんか)”の団長。

 現在はアリステア女王の近衛隊副隊長も兼任。団員メンバーもそのまま近衛隊に組み込まれている。

 王女護衛の実績が認められたエーディットは男爵を授かる。家名の方はまだ検討中。




オラード・コルラン


 元ティスペル王国の侯爵家当主。ロニー宰相の弟。現在のパラデイン王国でもコルラン家は侯爵のままであり、パラデイン王家を除くと最高位の貴族家となる。

 新たに誕生したティスペル州の知事に就く。




ポーラ・マシーナリー


 ゴルドア帝国で馬車の御者を生業にしていた平民の少女。

 神業(スキル)【操縦】を持ち、馬車などの乗り物だけでなく、ドローンなどの遠隔操縦でも思い通り自由自在に動かせる。ただし、馬や飛竜などの生物に直接騎乗して操るのは不可能。

 対リューン王国飛竜騎士団の戦功が評価され、一気に子爵となる。また、パラデイン王国初となる空軍の最高責任者、空軍団長に任命される。




イヴレフ・ファング


 犬族の獣人で金級上位傭兵団“蒼のハウンド”の団長。団員メンバー全員が獣人族。

 過去に天河石(アマゾナイト)級傭兵団“蒼狼の牙”の副団長をしており、当時の団長を騙し討ちしたドルニャンを恨んでいた。

 怨敵ドルニャン討伐後はケルニクスに恩義を感じ、パラデイン王国に加わる。

 高い指揮能力を買われ、第五軍団の軍団長に抜擢される。平民から男爵を叙爵し、ファングの家名を名乗る。






 ◆外部協力者



 おじさん


 正体不明のおじさん。自称“神器研究者”。

 露店でスープを振る舞いつつ、味覚を自由に弄れる神器【五味の匙】を使って神器無効能力を持つ天然の転生者を探し出し、ケルニクスたちと出会う。

 神器に詳しくケルニクスに度々助言する。その見返りとして、ある神器の破壊を望んでいるが、それが何処にあって一体どんな性能の神器なのか、自分の素性ともども、未だ語ろうとしない。




 フィオーネ


 おじさんを「主様」と仰ぐ薄青髪の女エルフ。

“氷剣”という二つ名を持ち、十数年前から第一線で活躍しているS級冒険者。推定年齢は80才以上?

 水の神術、特に氷系を得意としているが、剣の腕前はいまいち。








 他の勢力キャラや過去キャラ、新規加入キャラなどは次の機会に紹介します。

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