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6

「待ちな!」

ぼくは咄嗟にショートソードの柄を握り二人の間に入り込んだ。


「ああ。リッカ。」

小さな声で呟き、安心した顔をユリアはしてくれたので

大丈夫だよって意味で頷いた。


そしてデブの方をみて

「それ以上の狼藉は許さない。」

と、啖呵を切って睨んだ。

ところが、デブは

「ろ・・ろうぜきぃ?何のことですか?」

と、惚けたことを言ってきたので

ぼくは頭にきたのだ。


「もはや、問答無用!」

「おいおい、一寸落ち着けって。」

「っぐ・・ぬっ・・・っく・・」

ショートソードを抜いて成敗しようとしたんだけど

強面のおぢさんに止められてしまった。

どう力を入れても剣が抜けない・・・。

その後、そのおぢさんはユリアの早とちりだったことを教えてくれた。


ぼくは・・慌てて出てきたので少し恥ずかしい・・

早とちりだったことを誤った。そして、ご飯を食べて帰ろうと思ってたら

捕まった・・・。

ぼくなら、ユリア達従業員への注文も行いやすいと思ったのか

色々とお願いされた。

早とちりの件もあったので罪滅ぼしの意味も込めてお手伝いしたんだ。


で、美味しいごはんとお酒を沢山頂いて、

宴もたけなわなときに気持ちよく寝入ってしまったんだ・・・。


・・

・・・

おぢさんの「靴くらい脱いでから寝ろよ」

の声で少し意識が戻った。

体が火照っているのか少し熱いので

近くにあったシーツで体を覆ったあと服を全部脱いだ。


ああ、シーツが冷たくて気持ちいい・・・

ぐぅ・・

・・・

・・



のどの渇きを覚えたぼくは、少し意識を持ち上げていく。

そして近くにあった水差しから水を飲んだんだ。

水のお陰なのか、火照っていた体が幾分か落ち着いてきた。

そして、少し肌寒さを覚えたんだ。

だから、急いでベッドに戻った。

もぞもぞしていると、暖かいのがあるのに気づく。

もぞもぞと暖かいのに乗っかって抱き着く。

うん。暖かい。

内股あたりになんか突起物が当たるけど

もぞもぞ動かないならあんまり気にならなそうだ。

そして、ぼくはまた、夢の中へと還っていった・・・・。

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