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エルフの宮殿にたどり着いたドレトル一行は、2手に分かれた。

一組は王と会談し、奴隷を売る。

一組は市場に出て、仕入れを行う。


仕入れ組はノイマン達にまかせてドレトルは、王の元へ向かう事にした。

別に、ドレトルが王と面会しないといけない訳ではないが、

奴隷とはいえ、人である。

それを他に任せてしまえる程、安い商品ではなかった。

とはいえ、王と会うのだ。

退屈だし、面倒だし、緊張もする。

リッカは、エルフの市場が見たいとのことでノイマン達といってしまった。


§


「よっす。ガルガンディア。さっきぶり」

「相変わらず軽いな。ドレトル。」


宮殿の応接間で王と向き合ったドレトルは、軽い感じであいさつをする。

そんな姿を見たガルガンディアも苦笑しながら付き合ってくれるのだ。


「して、回収してくれた同朋は?」

「2人の女エルフだ。開放込みで2,000,000ガルド」

「相変わらず高いな。」

「エルフは高く売れるからな。勇者相手だと。」

「はあ、何故なんだろう?あのエルフ好きな勇者共は。」

「さあ?勇者の条件に『エルフが好き』って項目でもあるんじゃね?」

「良い迷惑だ。」


そんな軽口を叩いている2人の横では、大臣とカップークが金銭のやりとりをしていた。

カップーク が金額を確認した後、〇を手で作ると

ドレトルは奴隷エルフ二人の開放を行い、ガルガンディア王に引き渡した。


奴隷エルフの二人は、奴隷の人間との別れを惜しんでいるのか、

何度も振り返りながら同朋の方へと移動する。

奴隷の人間も少し寂しそうに手を振って

小さな声で「よかった」と呟いたのだった。


「毎度あり。」

「また、同朋が居たら頼んだぞ。ドレトル。」

「エルフは高いんだけどなぁ。

 ま、友人の頼みだ。

 可能な限り買い占めてやるよ。」

「ああ、助かる。」

「んじゃ、そろそろ行くよ。

 また、な。」

「ああ。出るときは、正門から頼むぞ。」

「え!?

 めんどいなぁ・・・はぁ。」

「くっくっく。」

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