表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/60

コバルトとヨウ素20 平原の整理

短いです。

「蔵森さんと話をした。さすが文化祭。それなりの恩恵あり。感謝。てとこ?それだけで喜ぶとか大丈夫?タケちゃん。」


俺の心の声を全部代弁しながら、キレ気味の戸村がうるさい。現在廊下側の席になった俺は彼女の可愛いい姿を見かける機会が増えて満足していた。それなりの俺なりの片想いの過ごし方がいたく戸村は気に入らないらしい。イベントが済むと静けさを取り戻したようでいて、終了後には確実にカップルが増える。新しく増えたカップルを見るにつけ戸村はイライラして俺にあたるようになった。


「俺はまだ幸せな方」 


そう戸村に言い返してみる。あの冬の日、蔵森さんと伊藤を見て自分の淡い思いを諦めた。蔵森さんに告白するとか付き合うとかそんな未来を捨てた。多分回り道をしても結局あの二人の未来が繋がっているような気がしたからだ。

捨てたけど、アイドルを見るように、彼女を見たって罪にはならないはずだ。そしてゆるゆるとこの想いが消えるのを待てばいい。でも、きっと彼女とは、一緒に文集委員をしたしトラブルにちょっとだけ巻き込まれたし、山口さんや戸村のおかげで、きっと彼女は少しは俺のことを覚えていてくれる。だからきっと幸せな方だ。ただ、あれから時々ミイラ男と彼女が話しているの見かけるようになった。そして自問自答する。彼女が伊藤ではない奴と付き合っても見守れるのかと。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ