初期聖獣の名称と特徴一覧【図鑑風】
【初期聖獣の図鑑説明と有志のまとめサイトに書いてあるような感じのメモ情報(ただしメタ視点あり)】
『ネズミ』
・聖獣 ホワイトラット【属性 雪】
真っ白な体毛の小さなネズミ。その小さな体から粉雪を吐き出し、部屋の温度を2℃程下げるという。共存者の『渇望』するモノに共鳴し、小さな体で寄り添い共に目標へと挑む。しかし、小さいからと舐めていると、いつのまにか背中に潜り込まれてヒヤッとさせられるぞ!
メモ
ストッキンのヤマネはここからの派生進化。共存者が『求める』ものに共鳴してくれるため、目標達成したいことがあるときにパーティに入れていると、たとえば欲しいアイテムなどがあった場合素早く最短で発見してくるという性質がある。
『ウシ』
・聖獣 カウ・カウ【属性 雷】
牧場で大人気のカウ・カウは穏やかな気質でのんびり屋さん。めったに怒ることなく、『忍耐』に長けているが、ひとたび怒らせるとツノとツノの間に雷玉を作ってビリビリさせられてしまう!
一日に一度のんびりタイムを設けて、適切な距離感を保っていると頼もしい仲間となるだろう。
メモ
ユウマの窮奇はここからの派生進化。トラの形態になることのできるキュウキへの進化条件にはトラ型聖獣の『アニマ・エッグ』をウシ型聖獣にいくつも食べさせる必要があるという、ある意味ちょっと残酷な進化方法。
『トラ』
・聖獣 ブリッツ・ティガー【属性 雷】
気難しく、『秩序』を重んじるティガーは扱いが難しい。しかし誠実な心を持っていれば隣に立つ頼もしいパートナーとなるだろう。共存者が善である限り、その強靭な力の全てを掲げて共に戦うぞ!
走ることで足の筋肉が電気を生み出し強力な電気を操るティガーは、普段は走り込みなどを行っていると電気のチャージが早くなる。
共存者が道を踏み外したなら、そのときはティガーこそが一番の障害として立ちはだかることとなるだろう。
メモ
秩序を司る聖獣であるため、PK前提のプレイヤーが連れていることが少ない。カルマ50以上だと離反するか魔獣になってプレイヤーを殺しにかかってくるぞ! それを考えるとトラ込みで猫王国を築こうとしているルナテミスは案外そこまでPKしている人ではないのかも?
『ウサギ』
・聖獣 ロップ・バニー【属性 雪】
耳の垂れた真っ白なウサギさん。『臆病』な気質を持つが、共存者を思う心は誰よりもまっすぐで、健気な聖獣。ひとたび勇気を手に入れれば、どんな凶悪な敵だとしても立ち向かうぞ!
臆病だからこそ慎重派で、効率良く戦いを終わらせる術を求める。
その終わらせかたが物騒なものになるか、平和なものになるかはパートナー次第……。
メモ
臆病な分効率を求める。つまりプレイヤーが一撃死を極めさせる方向に進めばヴォーパル・バニーやリッパー・バニーへと進化し、スカウトやギミック攻略で戦闘を終わらせることに拘れば回避や器用特化のジャンピング・バニーやらムーン系の進化を辿る。リリィのピンク・ムーン・ラビットは『逃げ』特化である。
『リュウ』
・聖獣 ドラゴン・キッド【属性 風】
いまだ小さく子供ではあるが、心は『誇り』高きドラゴン! 同じく己に誇りを持つ人間を好んでついていこうとするぞ! 常にパートナーの行いを見ており、試し行動に出ることも多い。プライドが高くなかなかに面倒なやつだが、その代わり一度懐いてしまえば裏切ることは絶対にないぞ! ……そう、たとえパートナーが道を踏み外したとしても。
メモ
PKプレイヤーがぞろぞろ連れていることで悪目立ちするため有名。とりあえず初期に懐かせることができれば、たとえ魔獣化したとしても絶対に離反しないため殺戮ルートのお供にされがち。プレイヤーの信念と誇りと正義を鏡写しにした存在。誇りとはすなわち、悪の誇りにも転じるということである。
『ヘビ』
・聖獣 アクア・サーペント【属性 雨】
アクア・サーペントは賢く強きものを見極める力があると言われている。『知識』こそが力となり、力は知識となる。清らかな心を好み、知的好奇心の強いものをより好む。いくら寄り道しようが、無駄な行動をしようが、それが知的欲求を満たすための行いであるならば、彼らは穏やかに見守ることだろう。そして疲れてしまった時にはそっと雨を降らせ、休ませようとするのだ。
メモ
攻略勢のお供になっていることが多く、有名。だいたい攻略勢はヘビかウシ(忍耐)になるとはもっぱらの噂。知的好奇心に特に反応しているため、隅々まで探索するのをヘビだけはうんざりせずに見守ってくれる。
ミズチをスカウトしたときに低確率なのにこの初期聖獣になるため、ケイカが完全攻略するまではミズチを攻略したりスカウトしてもほぼ無意味だと思われていた。序盤で月属性がつくからとケイカ攻略後は重宝されている。
『ウマ』
・聖獣 エクウス【属性 風】
走ることに楽しみを見出しているエクウスは、共に突っ走ってくれる人間を好む。そして、乗り手に相応しい人物にはとことん『献身』的になるぞ!
上手く乗りこなせることさえできれば共にフィールドを駆け抜け、どこまでも行けることだろう。
ただし、献身的故にパートナーの性質に引きずられやすい。パートナーが正しい人間ならば、どんな誘惑にも耐え魔獣になることはないが、パートナーが悪の道に行けば彼らもその道に殉ずることになるだろう。
メモ
ユウマの初期聖獣がこれ。基本的な見た目は競馬でよく見る赤褐色の『鹿毛』である。見た目の毛色は餌となるアイテムの種類によって変化。
太陽と名のつく植物アイテムを餌として食べさせていると黒色に近づいていき、『鹿毛』から『黒鹿毛』、そして完全な黒色の『青毛』に変化。
月の名前を持つ植物アイテムを餌として食べさせていくとだんだん色が薄くなり、『鹿毛』から『栗毛』となり、そして完全な白馬の『月毛』となる。
毛色によって進化先も変わるし、なんならパラメーターでも進化先が細かく分かれる。
ウマは魔獣化せずにどんなプレイヤーにもついていくため、こちらもPKプレイヤー御用達という不名誉なイメージがついて回っている。
『ヒツジ』
・聖獣 スリープ・シープ【属性 雨】
いつも眠そうな顔をしているこのスリープ・シープは共存者からのスキンシップを好む。共にお昼寝をするのが生きがいで戦いはあまり好まないが、彼らと充分に交流を深めていれば友のために立ち向かう心強い仲間となるぞ!
癒しを得意としている彼らとの『友愛』が強ければ強いほど、その癒しの力は効果を発揮するだろう。
メモ
初期聖獣の中ではわりと珍しい回復特化に育つタイプ。眠ると強くなる、常に展開されるパッシブスキル持ち。ついでに相手にかけるデバフや状態異常も豊富なため、捕獲要員にもされがち。
ウシもそうだが、ヒツジも自身で生産できるアイテム『羊毛』があるため生産職の共存者に重宝されている。草食動物系はみんなそうだが、フィールドに出れば餌食べ放題という理由もあってコストがあまりかからないのも好かれる理由。
探知系スキルも取りやすいため、アイテム採取の際には大活躍だ!
『サル』
・聖獣 ハンド・モンキー【属性 晴】
聖獣の中でもかなり意思疎通がしやすい筆頭。『理想』を追い求め器用になった両手なら、どんなアイテムも武器も使いこなせるだろう。
共存者の代わりに人間役として魔獣の視線を引き付けることもできるぞ!
曲芸じみたユニークな立ち回りやスキルが多く、共存者が使うことのできるスキルを教え込めばスポンジのようにどんどん習得する!
技の豊富さが自慢だぞ!
メモ
現在、本編で使用しているキャラはいないもののかなり優秀な部類。実は初期の中でも一番多い種類のスキルを覚えることができる。
また、事前に使用できるアイテムを決めておけば自分の判断でアイテムを完璧に使うという賢さも見せる。
人に近い姿をしているためお洒落好きも多く、陽気でひょうきんな性格をしているためパーティの賑やかし役になりがち。
かなり賢いため共存者の挙動にツッコミを入れたり、迷惑をかけそうな己のパートナーに飛び膝蹴りを入れたりする。
だいたい『擬人化』のパートナーを求める共存者はこの初期聖獣に当たりやすく、出鼻を挫かれるわ期待しても結局美少女に進化したりはしないわで踏んだり蹴ったりな状態になる。
でもいつのまにか親友のような関係になっていたりするので、擬人化進化に未練たらたらなプレイヤーもなんだかんだサルを受け入れていたりするのである。
ちなみに、擬人化進化を期待して神獣郷オンラインを始めたプレイヤーにサルが当たりやすいのは運営からの分かりやすい悪意だったりする。原型のもふもふを好きになれやー! というケモナー運営さんからの趣味の押し付けだ。なんてことしやがる。
『ニワトリ』
・聖獣 ルースター、またはヘーン【属性 晴】
共存者の心に宿る『情熱』に引き寄せられる性質のある聖獣。
珍しくオスとメスで種族名が異なる。オスがルースター、メスがヘーンである。走ることが得意で空を飛ぶことはできないが、空を飛ぶことに憧れはあるようだ。
情熱で動くためにとても前向きな性格。しかしニワトリなのに猪突猛進気味であんまり融通が利かない頑固さも持つ。かなり好戦的な面があるので一匹で敵に突っ込むことも。
融通が利かない面があるものの、上手く説明することができれば『戦い』以外のことも器用にこなすことができる。
彼らの要求を飲みつつ上手く扱うことができれば、一番槍の特攻隊長にも、参謀にも、なんにでもなることができるだろう。
メモ
ケイカの初期聖獣。育てるパラメーターによって進化先が細かく変化する。しっかりと言葉で言い含めて賢く育てればフクロウ系に、ステータスの力押しで育てれば飛べないダチョウ系やヒクイドリ系に、ステータスの器用さを伸ばせばカラス系に。他にもインコやらハトやらどんな鳥系にもなれる力を秘めている。
走って蹴ったり、走ってつつくことを重視していると飛べない鳥に進化してしまいやすいので注意が必要。
プレイヤーの情熱に引きずられやすいので力押しタイプのプレイヤーがパートナーならオラオラ系の性格になる。
ケイカのアカツキは賢さタイプなのでときおりケイカの性格に引きずられて適当になることもあるが、基本的に己のパートナーにツッコミ入れたり呆れたり制御できる参謀タイプに育っている。
『イヌ』
・聖獣 ダガー・ドギー【属性 雪】
体温が低めで、抱き上げるとひんやりとしている聖獣。最初は牙だけを武器にしているが、成長すると己のスキルで氷のダガーを作り、咥えて武器にすることを覚える。人間の作った武器も刃物なら咥えて使うことができるので、攻撃力をどんどん伸ばしていくことが可能。
無邪気で雪遊びが好き。プレイヤーの『愛情』を受け取ることで実力以上に頑張ろうとする性質を持つ。己のパートナーのことを常に信じ、忠実であるためプレイヤーが道を踏み外しても迷いなく敵に牙を剥く。己に共存者の愛情が向かっている内は、パートナーのことを疑うことを知らない。
パートナーが求めるならばどこまでも無邪気に、そして残酷な子供にもなれるのだ。
メモ
PKプレイヤーのお供その3。どれだけ関係ない相手を殺そうがなんだろうが盲目的にプレイヤーを愛するため魔獣堕ちすることがあまりない。魔獣堕ちするときは、それすなわちプレイヤーから愛情を注がれなくなったときである。
レベルの成長と共に心も成長させてやらないと自分以外の誰かに愛が注がれたとき、その相手を攻撃しようとしてしまう。あくまで子供なので、そんなことをしなくとも愛されるということを教えてやらねばならない。
なお、魔獣化したときは、己のパートナーのみを死なば諸共で殺そうとしてくるだけなので周りの被害はほとんどない。
AIなりに嫉妬の心を持つため、その性質を利用して魔獣や聖獣殺し、NPC殺しに利用するプレイヤーもいるとかなんとか。
『イノシシ』
・聖獣 ラッシュ・ボア【属性 風】
まさに猪突猛進。考えることは常にひとつだけ。前向きに、そして『実直』に、素直に前に進もうとする。共存者たるパートナーのためにその障害を真正面から貫き、ぶち壊してしまおうという性質を持つ。
パートナーが望むならどこまでも。質実剛健。とりあえず勝てればそれでよしというタイプ。
素直なので難しいことを考えることが苦手だぞ!
故に共存者からの指示はシンプルであればあるほど適切。なにも言われなければとりあえず風の力で加速しながら突進、突進、突進!
メモ
リアルでも実直で素直で融通の利かない、とりあえずなにも考えずに力押しでガンガン行こうぜ! な場合の人や、お堅い考えで柔らか思考が苦手な人、また正々堂々真っ正面から! という武人気質の人がこの初期聖獣になりやすい。
刀を使う武士みたいなロールプレイをしている人や、ヤクザのような見た目の人がこの聖獣を連れていると、「あ、実直で義理堅い人なんだな」と生暖かい目で見られたりする。
初期がイノシシの人はだいたい脳筋タイプ。分かりやすい。
ヘビが初期の知識人タイプがイノシシを育てると賢い脳筋に育てられるかも……?
『ネコ』
・聖獣 イエロー・キティ【属性 雷】
甘え上手なタイプのネコちゃん。『自由』を愛し、自由に生きる。
小型のネコ、もしくは子ネコの姿で毛色も様々。
気まぐれではあるが基本的に共存者に対しては甘えやすい。とくに初期聖獣のネコは自らが共存者のパートナーとなることを選んでいるという事実があるため、初手で最大のデレを提供したも同然。
構ってほしいときは寄り添い、構ってほしくないときに触れると静電気が襲ってくるというちょっと怖い部分もあるのだが、そんなところがいいのだと人気の聖獣。
電気を毛の中に溜め込んでおり、触れたものに電気を流すかどうかは聖獣の自由意志で決めることができるようだ。毛繕いをして毛を舐めているとき、そのときこそが電気の充電中である。邪魔をすると落雷を落とされてしまうかも……?
メモ
作中キャラクター、ルナテミスの初期聖獣。
ライジュウの完全攻略でスカウトできる『ライトニング・キティ』とはまた別の存在。
毛色はリセマラや食事で変更することができるが、全種類がフィールドにうろついていることもあり、猫好きにめちゃくちゃスカウトされる。珍しい毛色を持っている人は羨ましがられたりすることも。
特にケイカのパートナーになった『三毛猫のオス』はかなり珍しく、血眼になって探されている。
気まぐれな気質ではあるものの、基本的に自分で選んでついていったプレイヤーには懐きやすく、賢いために制御もしやすい。目指す進化先があるなら本人……本猫? に相談しておくとベストな手段を行動で示してくれるらしい。
聖獣言語をスキルで取っておいた場合、明確に進化の仕方を教えてくれるので早々に進化ツリーが判明していった。
ケット・シーに進化させると喋ることもできるようになるため、ネコは特にプレイヤーにとってよい友人や親友関係となることができる。適切な距離感を見誤らなければその関係はいつまでも続くだろう。
肉食であるため、そして己が自由を求めるため、その自由意思さえ縛られなければある程度プレイヤーの意思に殉じる様子を見せる。
プレイヤーがNPC殺しに走った場合、立ち塞がるか、見限るかは半々くらいの確率らしい。