表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/29

本編おまけ「月に代わっておしおきよ!をショートでやるケイカとユウマ」

 ・ケイカが月に代わってお仕置きよ! をやる場合確定でユウマが巻き込まれるの巻。

 

「ショートで動画をあげます。ユウマは隣でポーズだけやってください。大丈夫です。映らないようにするので。私の心の安寧のために隣で一緒にやってくれるだけでいいんです」

「しつこいなあ……まあ、でもその条件ならいいけど」

 

 必死の説得だった。まさか私も本当にやることになるとは思ってなくて、けれども一人でやるほど羞恥心は捨てきれず……結果、遊びに来たユウマにお願いをして撮影に挑んだのだ。撮影は妹達がやってくれたのだが、それが一番ユウマに堪えただろうことは想像に難くない。

 

 なお、後日しっかり二人とも映ってるのをアップして鬼電されました。

 

「申し訳ございませんでした」

「やる気はしたけどさぁ……」

 

 綺麗に土下座を決めた私に呆れた顔を向けているだろうユウマは、それでも大きなため息を吐いて「それでも協力したのは僕だしね」と言葉を落とす。

 予測していても、それでもやってくれるんだ……とは思ったが、墓穴を掘りかねないので黙っていると、ユウマは「顔あげなよ」と言ってくる。

 

 怒った顔をしていないかちょっと怖かったが、意を決して顔を上げると、別にそんなことはなく、いつもの目が半分くらい死んでいるユウマの顔がそこにある。

 

「で、主犯は?」

「次女の飛鳥です!」

 

 お姉ちゃんだけど妹を売ることもある。

 人間というのはこのうえなく卑怯な生き物なので、私も実際聖人君子などではない。妹のために命かけるのは創作の中だけで十分だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ