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徒然戸棚草子  作者: 木村薫
6/26

    其の2




 年表があり、これから起こる事が分かる。そうなると「話の筋が分かってるのに読んで面白いの?」という疑問があると思う。通常はこの先どうなる?とドキドキしながらページをめくるのだから。

 そう、面白いんですよ。例えば『星団歴〇〇〇〇年 〇〇星に▲国武力侵攻』。と、そこに至るまでの出来事もある。武力侵攻した国を操る大国、さらにそこでの権力闘争もある。侵攻された国は戦線を守ろうと兵士達もいる。それぞれの事情を抱えながら最前線に立つ騎士達もいる。

 1つの出来事に、いくつものドラマが生まれている。多角的に生まれるのを、描いている。だから、何が起こるか分かっていても、それでどんな感情が動いてるか、後にどんな因縁を残すのか、それがとても面白いんです。例えるなら、タイムマシンで本能寺の変の現場に行き、彼らの心境を追っていくような……。「その時信長はこう思った」、みたいな。(ちょい前のタイムスクープハンターって番組ですね……(笑))

 物語というのは、本当はそういう時間と、ともに流れる感情の揺らめきを描くもの。『ファイブスター物語』はそれを強く思わせてくれる。だから、分かっていても読む! むしろ何が起こるか見たい。

 

 そう、面白いが読みにくい。

 登場人物の名前、1つじゃないんだな。

 正式の名前と、日常の呼び名、地位の呼び名。いくつもあるし、作者も使い分けてドッキリをしかけてくる。しかも場面の雰囲気で顔が変わる!慣れないと分からなかったりするから、本当に謎解きなところがある。面白いんだけどね。

続く!

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