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私はお父さんの借金の肩代わりに売られた女の子。

作者: 七瀬




私のお父さんは、ギャンブル好きでお金を持っていれば

すべて、ギャンブルにつぎ込むほどのギャンブル好き。


お母さんは、そんなお父さんに愛想を尽かせて家を出て行った、、、!

私を置いて、、、。


お父さんは、借金取りに取り立てられてお金になるモノは、、、。

すべて借金取りに持っていかれてしまった、、、。


それなのに、、、お父さんときたら! 

ギャンブルをやめようとしない、、、!




そして最後に残ったのが、【私だった!】

お父さんは、【私を担保にお金を借り】たのだ、、、!


返せる当てもないのに、、、。

お父さんは一言も相談もなく借金取りに私を売ったのだ、、、!



『済まない、みかさ! 少しの間だけ、俺の為に我慢してくれ、、、!

ギャンブルで1発当てて! 必ずお前を取り戻すからな、、、!!!』

『・・・・・・』


『さあ~お嬢ちゃん! おじさん達と一緒に行こうか!』

『・・・・・・』




私はこうして、借金取りに買われて、車で何処かへ連れて行かれた...。


『これから! おじさん達と一緒にお嬢ちゃんをある所に連れて行くよ~!』

『・・・・・・』

『おい! ボスがお前に話かえてんだぞ! 返事ぐらいしろ!!!』

『おいおい? そんな風に言ったら、、、? お嬢ちゃんが怖がるだろ!』

『・・・スミマセン。』

『お嬢ちゃんの悪いようにはしないから! 心配しなくていいんだよ!』

『・・・・・・』




私は、凄く怖かった、、、!

何処に連れて行かれるのか、、、?

これから、私に何をさせようとしているのか、、、?


強面の人たちが、まだ13歳の私を買っていったなら、、、?

使い道は、、、それしかないと覚悟しようと何度も何度も考えたが、、、?

13歳の私に、その覚悟も出来ず、ただただ怯えていた...。



そして、何処かに着くと、、、?

ボスと呼ばれていた男が、私にこう言った、、、!


『さあさあ~着いたよお嬢ちゃん!』

『えぇ!?』

『これから、お嬢ちゃんは! ココでみんなと一緒に住むんだよ~!』

『・・・ココは?』

『お嬢ちゃんみたいな子供を預かってくれる施設だよ~!』

『ココで、私も生活するの、、、?』

『あぁ、そうだよ! さあさあ~中に入ろう~!』

『・・・・・・』



中に入ると、、、?

広い空間に、たくさんの私と同じ年頃の女の子たちがいた、、、!


『あら? いらっしゃい! 何? 新人の女の子を連れて来たの、、、?』

『あぁ! 今日からこのお嬢ちゃんを頼むぞ!』

『えぇ、分かったわ! さあ~みんなに貴女を紹介するから着いてきて~!』

『じゃ~オレたちは、もう行くよ! お嬢ちゃんココで頑張れよ~!』

『えぇ!?』


あの取立て屋たちは、、、?

私にニコッと笑って、この場を去っていった、、、!


『貴女! ラッキーだったわね! あんなに怖い顔してるけど、、、?

あの人たちはイイ人たちなのよ~!』

『・・・・・・』




『今日から、ココで一緒に住む事になった! 貴女、名前は、、、?』

『あぁ、【みかさ】です。』

『じゃ~さかみね! 今日からみんなよろしく!』

『・・・さかみ?』

『反対から読むと、、、? さかみでしょ! ここに居る! 女の子たちは

みんな、反対で呼ばれているわよ~!』

『・・・そうなんですか、みんなココで何をしているんですか? やっぱり

あの人たちに、何か脅かされて! 何かさせられているんですか、、、?』

『アハハ~大丈夫よ~ココでは! 貴女は自由よ! 何でもしていいのよ!

学校に行きたい子は行っていいし! バイトでも何でもしていいのよ~!』

『・・・えぇ!? どういう事なんですか、、、?』

『分かりやすく言えばね! 親が子供の面倒を見れない人たちから子供を

ココに連れてきて! 支援するのよ!』

『そんな、』

『大丈夫! 今度は、さかみの両親を更生させる番よ! 今頃、強面の

人たちが脅して更生させようとしてるんじゃない、、、?』

『私のお父さんやお母さんを、、、!?』

『えぇ、ちゃんと更生したら? 親は私たちを迎えに来て、今度こそは

ちゃんとした暮らしが出来るのよ!』

『・・・そうなんですか?』

『ココに迎えに来た親たちは、100%更生して! 二度とココに戻って

来る女の子たちはいないのよ!』

『・・・・・・』

『その間、ココで私たちと楽しく一緒に暮らしましょ~!』

『・・・えぇ、』

『さかみも、今まで通りココから! 学校に通えばいいわ~!』

『・・・ううん、』



ココに来て半年後、、、。

私がココに来た時の女の子たちは、ほとんど居なくなっていた、、、!

みんな家族が迎えに来て、帰って行ったからだ、、、!



そして、私も、、、。


『ごめんな、みかさ! やっとお前を迎えに来れたよ!』

『・・・お.お父さん!』

『ごめんね、みかさ!』

『お母さんまで、、、! 私を迎えに来てくれたの、、、!』

『あぁ! そうだよ! お父さんな! ギャンブルはやめたんだ、、、!

ちゃんと、仕事にもついたよ!』

『お母さんも、今度こそ! ちゃんと貴女の傍に居て! イイお母さんに

なるからね!』

『うん!』




なんだか? 嘘みたいな話だけど、、、?

今は、家族3人で仲良く暮らしている。


『ありがとう! 取立て屋の強面のボスさん。 今、私は幸せです。』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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