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1話:学園生活の始まり……

 いま俺が来ているここは、リーゼ学園というこの国の学園だ。

 なんと今日から俺は、この学園で3年間過ごすことになった。

 この学園は、1学年が約100人でA~Dクラスの4つのクラスがある。

 そして、『勉学を学び自分の強さの限界を目指す』を教訓とし、毎年多くの受験者がいる。今年も数千人のが受験したらしい。合格出来るのはその中の100人なので、いくら学園で落ちこぼれようと他からしたら充分の実力を持っていることになる。


 この学園には推薦枠があるらしい、だが推薦入学の者は毎年5人にも満たないという。俺は、国王に推薦枠として半ば無理矢理に入学させられた。国王自ら推薦枠は選ぶらしく、その中でも一番優秀な生徒は入学式で全校生徒の前で新入生挨拶をするらしい。普通なら誰もが憧れるのだが、生憎(あいにく)俺は目立つのが好きじゃない。それに、どうせ陰口を言われるのだろう……

 だから、俺は遠慮すると言って断った。そのせいか、今年は2番目の人が挨拶することになった。その結果だが、周りから聞こえてくるのは……


「今年の首席はビビって辞退したらしいぜ!」


「俺が聞いた話では凄い不良だって話だとよ!」


 なんて声ばかりだ。

 クラスは成績優秀など関係なくバラバラに分けられる、俺が首席だとバレることはあるまい。そんなこんな考えてるうちに入学式は終わり、クラスへと戻った。

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 俺のクラスはBクラスだった。そして、椅子に座ったらいきなり隣の席の奴に声をかけられた。身長はだいたい180くらいで茶髪の筋肉質な男だ。


「俺は、ユウ・アントルって言うんだ。隣の席だし、クラスメイトとしてこれから宜しくな!」


「俺は……ウィン・アルストだ。よろしくな……」


 それだけ伝えといた。と言うかそれしか伝えられなかった……そうですよ、人とのコミュニケーションは苦手ですよ。悪いか!


「暗い顔してどうしたんだ、そんなに順位低かったのか?」


 何を言うのかと思えばそんなことか。推薦とはいえ俺の学力はそこらの学生のレベルじゃない、何故なら俺の仲間の一人は歩く辞典と言ってもいい人だったからだ。


「俺は元からこんな顔なんだ。だから別に気にしなくていい……」


 俺は適当にそう返した。

 いきなりだが、俺がどんな容姿をしてるか教えよう。黒髪短髪、身体はよくガリガリと言われるが実際には一般的な体型だ。顔は、暗いや目付きが鋭いと言われる。だが、もう慣れた。だから、この男に『暗い顔してるな』と言われたが別に気にしてない。ということで俺の容姿についての説明は以上だ。


「そうかなんか悪かったな」


「いや、慣れてるから気にしてない……」


 さっそく気を使われたな。明らかに気まずい空気が流れている。こんなときは……


「よーし、全員席つけ!」


 先生が教室に入ってきた。男っぽい格好をしているが胸がすこしあるので女の先生だ。


「今日から担任の、カグラ・アーガスという。これから3年間よろしくな。問題とか起こしたら直ぐに駆けつけて肉体言語という名の説教だから覚悟しとけよ!」


 なんというか……うん、気をつけよう。なぜかって? そりゃあ先生が堂々と銃を携帯してるからな。間違って撃たれたなんて洒落にならないだろ。

 その後、学校についての説明も終わり帰宅することになった。

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 この学校は、寮があり俺はそこに住むことになっている。

 部屋に荷物が全部あることを確認して、夕食を食べに広間へ行った。寮は2つあり、男寮と女寮だ。学校から向かう方向も逆で、他の男子生徒が『くそぉぉぉ!』とか叫んでいたが気にしたら負けだ。

 夕食を食べ、風呂に入った。

 たしか、明日は朝の授業から訓練があるらしいので早めに寝ることにした。

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