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運命の日

2015/05/31 あとがきに、用語&人名紹介を追加。

「ベルフェゴール様、7泊8日の旅が当たりました!」


 ある昼下がり、ビールと落花生というありきたりな組み合わせで縁側からテレビ鑑賞をしていたら、イサカが嬉しそうに報告してきた。

 何でも、町内会の福引で1等賞を当てたそうだ。どうでもいいんだが、イサカさんが普通に町内会に溶け込んでいるという姿が想像できなかった。

 まぁ、最近はラムとステアーを連れて、スーパーでよく買い物をしてるらしい。

 ステアーの報告によると、イサカの隙を突くようにして、一夜干しのするめをカゴの中に入れようとしているとか。ダダをこねたりなんかしてないよな?


 まぁ、それはともかく、場所は? と何の気なしに訊ねると……


「エメラルド・シティだそうです。パンフレットを見る限り、南国の楽園っぽいですね」


 と、目を輝かせてその他もろもろの資料を見せてくれた。

 ふむ。どんなところかちっとも知らなかったが、パンフレットを見る限りでは、なかなかに楽しそうな避暑地のようだ。

 残念ながら町内会の福引程度では一組分しか用意できなかったので、マモンに事情を話して、『パートナーズ全員でエメラルド・シティ7泊8日の旅ツアー』を組んでもらった。

 数日後、いつものように留守をメルコム婆さんに頼み、ウキウキとした気分で空港へと向かった。


 エメラルド・シティ……。

 まさか、あんなことになろうとは、そのときの自分にはミリ単位の予感すらしなかった。

※赤井作品の用語&人名紹介※


運命さだめ

 『ソルジャー・ブルー』最終話のサブタイトル。

 この日をきっかけに、ある出来事が目撃者の脳髄に深く沁みこみ、エメラルド・シティを新たなステージへと引き立てた。

 その現象にあやかったのが、一話目のサブタイトルだったりする。

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