.+プロローグ+.
「キレーイ♪」
暑い夏のある日。
私は、塾の
夏期合宿で、
沖縄に来て
いました。
私の名前は
西藤みなみ。
高校入試を
控えた、
受験生です…
今は、
午前中の
授業を終えて、
休み時間
なんです!!
中には、
部屋にこもって
勉強してる子も
いるけど、
大抵の子は
息抜きに
ビーチに
出てきて、
遊んでますッ♪
私もその一人。
「沖縄ッて、初めて来たんだけど、いい所だねーッ」
「そうだねー。ココは同じ沖縄でもより自然が残ってるもんね」
そう返事を
したのは、
親友のカナ。
私と違って、
頭がいいの。
「みなみッ、あそこ見てッ」
「なになに?」
カナの指差す方向を見ると、そこには…
「大和くん…」
大和大輔…
背が180くらい
あって、
割と筋肉質。
サッカー部の
エースらしい。
今は夏だから
真っ黒に
日焼けしてる。
違う学校だから、
あんまり
会えないんだけど…
私の大好きな人♪
もちろん、
片思いです…
「大和くんだあ…」
「みなみ、いいもん見れたね♪」
「えへへ…」
その時、
ホテルの02階の
窓から、
「三年生ー!!自由時間終了だあーッ!!戻ってこーい!!」
と、先生の声。
「はあ〜い♪」
後、2日もある
合宿…
勉強づくめ
だけど…
大和くんが
いるから、
頑張れそうだよ♪
え??今から
話す3日間って
この合宿の
事なの??って??
…違うよっ♪
もーッと
もーッと
大変で…
だけど、
ずーッと
ずーッと
嬉しい…♪
そんな
03日間なんだ。
始まりは、
帰りの船でした。