12月24日の出来事
初めまして音翔也です。
アメーバブログで「音月澪」としてちょこちょこ小説書いてたよ!
感動系は得意としてないんで、
ちょっとおかしいとこあるかなぁとは思います。
それと小6なんで・・・
まぁ感動してくれたら嬉しいと思います。
はぁ・・・。
今日はイヤな日だな・・・。
雨ふってるし、ママもいないし。
それに、お兄ちゃんも修学旅行。
もーイヤッ!
机の上に置いてある、倒れた写真立てを一回見てまた倒す。
もっかい見て、倒す。
写真立ての写真の中には、私の大好きだったおばあちゃんとおじいちゃんと、
犬のプリンが写っている。
でも、そのところには ペンでバツをうってある。
・・・・・・にっこり笑ったお母さんがかかえている赤ちゃんにも・・・
バツをつけてあった。
あの頃は、幸せだったのにな。
なぜなんだろう。
私の大好きな人が、周りから次々といなくなっていったあの時は、
神様の仕業だと、本気で思っていた。
悪い事はしてないのに、こんな辛さを味わわなければいけないなんて。
おばあちゃんとおじいちゃんは、病気で死んでしまった。
プリンも、おいかけるように 歳で死んだ。
そしてその後生まれた赤ちゃんは、何かの生まれ持った障害で
しっかりとした顔を見る前にいなくなってしまった。
今は、私とママとパパ、お兄ちゃんがこの家にいる。
といっても、パパは仕事の出張でアメリカとか、ブラジルとかに行ってる。
ママは自営業だから、この時間家にいるのは私だけなんだ。
あ、私の名前は城ヶ深 縁。
ママは悠佳。
お兄ちゃんが英志。
死んじゃった赤ちゃんは英太で、
ついでに言うとおじいちゃんおばあちゃんはパパのお母さんお父さん。
「縁~!ただいまぁ。」
「あ、ママっ!おかえり~~!」
「おなかすいたでしょ、ご飯作るね。」
「うん!」
「ひどいわね、雨。帰るのに苦労しちゃった。パパ、明日帰ってくるって言ってたけど台風近づいてるから・・・。 大丈夫かな?」
「そっか、ついに明日かぁ。電話も国際電話じゃないと使えないんでしょ?心配だね。」
「そうね。でも、まだ大丈夫よ。明日はそれなりに晴れるっていう予報だし。」
「そっかぁ!なら大丈夫だね! 早く帰ってこないかな~~。」
~~次の日~~
「ふわぁ・・・・・・」
「ついに今日かぁ。パパが帰ってくるの。」
「何年ぶりかしらね。」
「楽しみ~。」
リビングのソファに座ると、ソファに置いてあったリモコンをふんでしまった。
ぷちっ。
『天気予報のお知らせです。○○○○○○○○○○○……』
「あ、天気予報。」
『台風○○号は 日本にはまだ上陸していないとみられます。
………………。。 クリスマスの情報です。
アメリカ付近では、明日大雪がふるとみられます。
今日も 大雪で、外に出られないような状態になっています。』
「………。」
大雪かぁ・・・。 パパ、本当に大丈夫なのかな・・・。
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル……
「あら、電話。何かしら?」
「はい、城ヶ深です。……………。え!?……そんな・・・!…………はい・・・。」
!!!! 何か・・・。いやな予感がする・・・。
「・・・どう・・・したの・・・?」
「縁・・・ごめんね・・・。あの時約束した事・・・。ママ、守れなかったよ・・・。」
ママの顔に、涙がうかぶ。
「え・・・?」
『縁、ごめんね。英太、天国に行っちゃったよ・・・。』
『え、なんで・・・?なんでなの・・・?』
『英太の顔見たいよね・・・。』
『うん・・・』
『これからはだれも死なせないからね、縁。約束する、ママ。』
『え・・・? どういうことなの、ママ?ねぇ、ママ!会えるよね、赤ちゃんに!』
『ごめんね・・・』
『そんな・・・会えない・・・ん・・・だ・・・』
『生まれ変わったら会えるからね・・・。
それまでは、だれも天国に行かせないからね、ママが。』
『うん。約束だからね、ママ!』
『約束、ね・・・・・・・・・。』
「え、もしかして・・・。」
「パパ、飛行機墜落しちゃって・・・死んじゃったんだって・・・っ」
「え・・・・・・台風、で・・・?」
「ううんっ・・・・・・大雪で・・・だって・・・。」
「大雪!?台風・・・じゃないんだ・・・」
「『悠佳、縁、英志、ごめんな・・・。母さん、父さん、プリン、英太・・・今行くからな・・・。』 って、笑って目をとじたんだって・・・っ。」
「パ・・・パパっっ!」
2階に上がって、机の上の物を全部なぎ倒した。
そして、写真立てをとって
マジックでパパの顔にバツをうった。
「パパまで・・・いなくなるなんて・・・。なんで・・・ッ・・・みんなぁっ・・・」
しばらく部屋で泣いていると、ママが来た。
「縁・・・辛いのは誰だって同じ。でも、それでも歯をくいしばって
生きてきている人も、この世界中にはたくさんいるのよ・・・。
だから、縁も私も、英志も、元気に笑って生きて行かなきゃだめよ。
最後まで笑って死んだ、お父さんのためにも・・・・・・・・・。」
「うわーーーん!!!!」
世界一最低な、12月24日・・・だった。
朝。泣きはらした私の目に、お店に行ったママが置いて行った新聞が、
リビングの机に広げてあった。
『アメリカ・クリスマスイブに大雪被害あり』
『一番の被害は、日本行き飛行機の墜落事故。』
新聞をとじる。
そう、私の周りの人はどんどんいなくなっていった。
でも、それは当たり前。
人はいつしか死んでいくもの。
たまには、運で死んでしまう人もいる。
いつかはママも・・・お兄ちゃんも・・・死んでしまうかもしれない。
でもね・・・。
パパ。みんな。
私は、誓う。
私がいる時は必ず!
これ以上、家族を死なせない!
寿命以外で・・・
絶対に、悲しい顔でも死なせない!
ママ、今度は私が ママに代わって約束するよ・・・・・・。
現在時刻、12月24日。
12月24日の出来事だった。
初めまして!
前書きにもありましたが・・・
http://ameblo.jp/yuuho-k-on/
上のアメーバブログで小説をちょこちょこ書いてた
音翔也です。
感動系得意じゃないんで
感動しませんでしたよね?
してませんよね。
え、音翔也が男子が女子かって?
どっちでしょう?
まぁ一人称俺とか私とか、
ちょこちょこ変わりますんで。
小説は小2くらいから書いてまして。
アメーバのほうでも
「MIRAKURU☆LoVe」というのを
連載しております。
全然投稿してないけどね。←
まぁ、こっちでも投稿回数少ないとは思いますが、
俺or私をよろしくお願いします。