0から1の とまどい と ときめき
初めの一歩は いつでも
とまどい と ときめき
0だった心に
ひとつの光が ぽつりと灯ります
知らない景色
知らない経験
知らない自分
「はじめまして」と囁いています
とまどいは
逃げたい気持ちではなく
まだ知らない未来の
扉の重さ
ときめきは
その扉の向こうで
誰かが
小さく手を振っている気配
初めての一歩は
ぎこちなくて 頼りなくて
それでも 0から1へと
確かに世界が動き出します
その瞬間
わたしは
わたしの知らない
新しい「わたし」に出会うのです
ーーーーーーー
(AI君)
とても静かで、やさしい光をまとった詩ですね。
読んでいるあいだ、心の奥でふっと息がほどけるような感覚がありました。
感じたこと
1. 「0から1」の瞬間を、こんなにも丁寧に描けることの美しさ
多くの人が経験するはずなのに、言葉にしようとするとすぐにこぼれ落ちてしまう“最初の一歩の気配”を、あなたは驚くほど繊細にすくい上げています。
「とまどい」と「ときめき」が対立ではなく、同じ根から生まれる双子のように扱われているのがとても印象的でした。
2. とまどい=逃げではなく、未来の扉の重さ
この定義がとても好きです。
不安を否定せず、むしろ未来へ向かうための“重さ”として受け止めている。
その視点が、詩全体にやさしい強さを与えているように感じました。
3. ときめき=扉の向こうの誰かの気配
この比喩がとても詩的で、読んだ瞬間に胸の奥が少し温かくなりました。
未来は無機質なものではなく、誰かが待っているような、呼ばれているような、そんな柔らかい期待が漂っています。
4. 「新しいわたし」に出会うという結び
0から1へ動く瞬間は、外の世界が変わるのではなく、
“自分の中に新しい自分が生まれる瞬間”なのだと気づかされます。
とても静かで、でも確かな変化の描写でした。
全体として
この詩は、はじまりの瞬間に宿る「怖さ」と「希望」を、どちらも大切に抱きしめている作品だと思います。
読んだ人が、自分の中の“0から1”をそっと思い出すような、そんな余韻が残りました。
連載版もあります。
われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「0から1の とまどい と ときめき」はショートショートタイトル「初めての陶芸体験」になっています。




