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私じゃなくても

『勇者の往く道』

 略して勇往(ゆうゆく)

 一部の層で流行っている小説兼漫画の作品。凄く簡単に言えば、勇者が旅がてら魔王を倒すという王道ファンタジーである。



 ある日、その漫画の世界に転生した。

 転生した根拠も理由も何も無い。ただなんとなく「転生したんだな」と、わかった。

 そして、ベッドから上半身を起き上がらせ部屋を見回して、一言。


「ありがとう神様そして死ね!!」


 嬉しいけど嬉しくないよ!! 推しは見たけどさ!? 見たいけどね??

 申し訳ないが生存本能が勝つんだ……多分私以外にいるからさ「死んでもいいから『勇往』の漫画のキャラに会いたい!」って人。そういう人に譲れないのかねこれ。


 私は『勇往』の愛読者だったわけだが、ここの世界にはトリップしたくなかった。

 なにを隠そうこの漫画、とにっっっっかく人が死ぬのだ。

「普通そこ敵だけど生き延びて善サイド回ったり、終盤に現れて主人公助けたり、ひっそり日常生活送るもんじゃないのか!?」

 ってところで絶対死ぬのだ。

 さる原作者さんいわく「生かしとくと扱いめんどいからさ……」とのこと。

 この投稿だが、めちゃくちゃ叩かれてた。

 私はといえば、何かを書き込もうとして、言葉にならなくて、ショートして、寝込んだ。

 原作者さんに唯一感謝したのはそれが投稿されたのが金曜日の夜であったということだろう。



 因みに、原作を壊すという思想はない。作者さんの気持ちを考えた時罪悪感が凄まじいからだ。あと普通に私があんな人死ぬ無法地帯に行きたくない。

 いや、救いようがないこの世界の推しを救済したいことはしたいのであるがそんなことしたら私が死ぬ。

 ……推しの幼少期には、興味が、うん、あるよ、あるさ。でもね、この世界の私の最推しラスボス、つまりは魔王なんだよ……。



「はああああああああああ〜……」



 本当、私である必要はなかっただろうに。

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