『暗闇』
『暗闇』
目の前が何も見えない 自分が何をすれば良いのかさえも解らない
まるで 暗闇の中の街に居るようだ
人が歩いているのさえも
車が走っているのさえも
信号機だってさえも 見えずに
僕は闇に包まれた街の中に立ち尽くしている
何も見えない街の中では
段差が見えなくて躓いてしまう
人が見えなくてぶつかってしまう
車が見えなくてハネられてしまう
僕の精神は どんどん弱って行く
この暗闇の街では 僕は生きていく事が出来ない
せめて ひとつの灯りでもあれば少しは楽になるのに
灯りは精神の支えにだってなると思う
僕はある時 灯りを見つけた
それは 「君」と言う存在でした
でも その存在は いつも灯っているワケではありませんでした
時には消えて 僕を暗闇の中に放り出したり
時には強く燃え 僕に火傷を負わせた事も
だけど この灯りを 僕は手放したくないと思った
確かに 新しい灯りを見つけようとすれば もっと良い灯りが見つかるかも知れない
でも この世界にひとつの灯りがなければ
僕はここまで生きている事は無かったはずだ
そう 今の灯りが無ければ 今の僕は無かった、、、。
いつも火を灯してくれていた
そう 君が居てくれたから 今ここに僕がいる
どんな事があっても 僕は君を離したりはしないよ、、、。
昔、病気なくらい激しい片思いをしていた時に書いた作品です。
ん~。若干怖いですね(笑)