悪夢から覚めて、また悪夢です
「ーナ、ルーナ。起きて。」
何の声。
私は、ゆっくり目を開けた。
眩しっ。
私が、起きた部屋は、知らない部屋のソファだった。
そして、周りには、今世お母さんが、いた。
私は、起きてあたりを見回した。
うわー、壁が大理石ってこんな感じなのか。
すごーい。
「ルーナ。起きて大丈夫。ルーナが急に倒れて、大変だったのよ。」
急に倒れた。
いや、私は、ノエル王太子殿下に婚約者になってくれって、言われて控室にいたはずなんだけど。
ここは、どう見ても、控室じゃないし。
「パ、パーティーは。」
「あなた、パーティーの部屋に入るための前の階段で転んで気を失ったのよ。」
階段?
パーティーの部屋。
入る前の会談。
なら、あれは、夢。
よかった。
婚約しなくて済むんだ。
「もういいわね。なら、行くわよ。」
「はい。」
私は、ソファから降りた。
夢とはいいえ、ノエル王太子殿下に目を付けられないようにしなきゃ。
ま、考えすぎか。
私は、気を取り直して、パーティー会場に入った。
わー、夢と変わんない。
もしかして、正夢。
まさかね。
私は、パーティー会場の人が多いところをうろついた。
もしも、あれが正夢だとしても、ノエル王太子殿下に見つからなければいい。
この作戦は、いいかも。
あ、おいしそうな料理がある。
私は、料理が置いてあるテーブルに向かった。
このサラダ美味しそう。
私は、お皿にサラダを取って、食べた。
おいしい。
私は、サラダをぺろりと食べ切った。
おいしかった。
私は、振り返って歩き出そうとすると、誰かとぶつかってしまった。
ありゃ。
誰かとぶつかっちゃった。
私は、上を見た。
そこには、ノエル王太子殿下がいた。
よし。
とりあえず、逃げよう。
私は、下を見て歩き出した。
逃げれば勝ちって言葉もあるし、早く行こ。
私が歩きだされたところで手をつかまれた。
やばい。
捕まった。
みんながこっち見てる。
あ、そうだ。
神力使えばいいんだ。
私は、他の人から私が見えなくなることを考えた。
そしたら、みんなが急にびっくりしたような表情になった。
よし、ちょっと試してみるか。
私は、ノエル王太子殿下の前で、手を振ったり、飛んだりしてみた。
でも、ノエル王太子殿下は、きずかない様子だった。
ちゃんと、考えた通りみんなから見えなくなったようだな。
では、逃げよう。
私は、ノエル王太子殿下から逃げて、さっき私が寝ていた控室に戻った。
あー、さっきのは、正夢ではなかったけど、似てる。
もう嫌だよ。
私は、ソファに座った。
よし、これで、神力を解いていいか。
私は、神力を解いた。
「キャー。」
私が、神力を解いたとたん、悲鳴が聞こえた。
私は、急いで振り向いた。
そこには、女の人がいた。
あ、終わったかも。




