タブレットをもって、転生しました。
ふー、やっと、残業終わった。
やばい、提示は、5時なのに、もう7時だ。
ま、あんまり、遅くないけど。
でも、今日は、晩ご飯、すき焼きなのに。
はー。
あの、部長ほんとに災厄。
何で、提示ギリギリで、新しい書類を渡すの。
別に、一時間前とかに渡してもらえば簡単なのに。
よし、帰るか。
私は、家に帰るため会社を出た。
はー、この歩道橋も登るの大変だな。
「どけどけ、邪魔だ。」
え。
私が、声が、聞こえた方を見ると、刃物を持った人がこっちに向かってきてた。
私は、怖さのあまり足がすくんで動かなかった。
あ、私死ぬ。
まだ、すき焼き食べたかったな。
それに、新車にも乗りたかったな。
あと、あの最近買ったタブレットも、もっと使いたかったな。
私の記憶は、ここで途切れた。
「おーい、起きろ。朝だぞ。」
「大丈夫よ。そろそろ起きるわ。」
あー、うるさい。
私は、まだ、眠いの。
それに、なんかまぶしいし。
あ、カーテン、閉めよう。
私は、そう思って、目を開けた。
だが、そこは、私の部屋でもなく、会社の中でもない、木造の家だった。
う~ん、ここは、どこだろう。
「あ、起きた。ほら言ったじゃない。そろそろ起きるって。」
「そうだな。」
起きるって、私のこと。
私は、びっくりして、あたりを見回した。
そして、横には、知らない、人が二人立っていた。
へ、誰。
ここは、どこ。それに私、こんなに小さかった。
「ルーナ、どうしたの。もしかして、おなかが減ったの。」
「あ、うん。」
どうしよう、うんって言ったけど、この人誰。
テロンッ
あれ、なんか鳴った。
なんか、音が鳴ったと思ったら、目の前に、画面が出てきた。
その画面には、手紙と書いてある文字が、書いてある。
えっと、手紙。
ルーナさんへ。
私は、この世界と、地球の管理者なのですがあなたは、通り魔に刺されて死んでしまいました。
本当は、あなたは、あそこにはいないはずでした。
ですが、あの、かつら上司は渡すはずではない、書類を渡したたことで、あなたは死んでしまったんです。
ですが、その代わりに、第2の人生をプレゼントいたします。
この手紙を読み終わった後に、ステータスと言えば、あなたのステータスを見られます。
そのあと、ステータスの中から、持ち物を見てください。
いいものが入ってますよ。
それでは、いつでも、手紙をください。
それでは。
うん、これは、謝罪の手紙なのかな?
まぁ、それは、置いといて。
「ステータス。」
テロンッ
また、画面が出てきた。
えっと、名前は、ルーナ・ミリエス。
種族は、人間。
年は、14歳。
母親の名前は、オリビア・ミリエス。
父親の名前は、エリヤ・ミリエス。
最近の出来事は…
馬車にひかれて、右足骨折プラス、意識混濁。
いや、最近の出来事を通り越してやばくない。
多分、意識混濁したときに、私の意識をねじ込んだんだな。
えっと、持ち物は…
タブレット。
え、タブレット。
後で、取り出してみよう。
「ほらー、ルーナ、座って。ご飯食べましょ。」
「分かった。」
私は、席に座った。
いただきます。
あれ、味が薄い。
なんか、塩気が足りない。
も、いっか。
ごちそうさま。
よし食べ終わった。
ま、これで、私は確信した。
私は、転生したのだ。
それも、タブレットを持って。