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俺は、王道ファンタジーを望む  作者: めぇりぃう
第3章 私は、冒険者への道を望む
147/152

147話目 対悪魔戦 5

無事に教習所を卒業(免許は未獲得)したので投稿再開します



 空を覆い尽くした黒い影。それらは蠢き、犇めき合い、まるで1つの集合体かのようだった。


 黒い影には無数の赤い光が点々とある。それらが目であり、黒き物の正体が悪魔だと言うことを表していた。


 通常、人の目から見れば絶望的な光景だ。下級の1柱2柱でも厄介な悪魔が100以上集まっている。それだけでなく、この中には中級以上の悪魔も混じっているだろう。少なくとも人の手に負えない相手である事に違いは無い。それだけは確かな事だった。



「はぁ、餌にもなりゃしない雑魚が多いなぁ......少し数を減らそうか」



 ララは空を見上げ、ため息混じりに呟いた。この状況を見てなお呑気な構えだ。まるで脅威だと認識していない、そんな立ち振る舞いだった。


 何か決めたように口角を上げる。ニヤリと微笑んだララはすーっ、と息を吸い込んだ。腹に空気を溜め込み、体内の魔力と混ぜ合わせる。



「ガァァァァァァァァッ!!!」



 そして吠えた。空に浮かぶ悪魔達に向かって、数秒間に渡り声を発し続けた。


 大気がビリビリと揺れる。小柄な肉体から出たとは思えない、常識を逸した音。ドラゴンの雄叫びに近い声量だ。


 付近にいたオリビア達だけでなく、離れた場所に立っている生徒達も耳を塞いだ。


 何の効果があると思えば、悪魔達に異変が起こっていた。多数の個体が慌てだし、喚き出していた。そして1柱、2柱と黒い影から離れ、落ちていく。


 ララはただ吠えたのではない。発声に合わせてスキルを使用していた。発動させたのは《咆哮》というスキル。声に魔力を乗せ対象に叩き付けるものだ。


 周辺の魔力がララによって乱された。目に見えない魔力が乱されたのである。


 悪魔が空を飛んでいる技も魔力に依るもの。そう、悪魔は魔力で空を飛んでいるのだ。それが乱されればどうだろう。技量の高い者ならば堪えられたものの、不得手な下級悪魔の大半はこれにより浮遊を維持出来なくなった。そして落下してきたと言う事だ。



「ふぅ。選別完了、かな」



 下級の悪魔達が次々と下降してきている。それらはララの発した魔力に耐えられない者達という事。耐性が低い奴らという事だった。


 右手を握り締め、数秒の間を置いて開く。その手の中には1つの小さな球が浮かんでいた。銀色の光を放つ球。お馴染みとさえ言えるそれを、ララは落下してくる悪魔達へと放り投げた。


 小さな煌めきが降下してきた悪魔に接近する。その距離が零となった時、ララは口を開いた。



「【溶解液結界(スライムスフィア)】」



 その呟き、技の発声に合わせて銀色の球が破裂する。内側に溜め込まれていた魔力が外へと放出され、瞬く間に広がって伸びた。


 間近に居た悪魔達はその光に飲み込まれる。悪魔達の肉体を構成する魔力。それを銀の光は溶かしていった。激痛が悪魔を襲う。肉体が崩壊する痛みだ。痛みに叫びを上げる間もなく崩壊が終了する。


 光球は一定の大きさとなると空間に停止し、落下してくる悪魔を待ち構えた。まるで吸い込まれるように悪魔達は光球に接触。そして、触れた箇所から消滅していく。


 抵抗しようと翼を動かす者も居た。魔法を放つ者も居た。それら全て、皆等しく消えていく。



 程なくして銀色の球は消えた。大多数の悪魔を消滅させて。



「うん、これで良し。見晴らしも良くなったじゃないか」



 空に浮かぶ黒い影はごっそりと消えた。やはり殆どは下級悪魔だったのだ。それを確認するとララは満足そうに呟いた。



短くてすみません。2週間何も書かなかったら元々低かった執筆能力が更に半減しますた

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者さん、更新はお疲れ様です! 有効なスキルですけど、美少女が咆哮するとシュールな光景ですね。 お馴染みのスライムスフィア、いつも格好良くてお強いの慣用技です〜 確かに今話は何時のより少な…
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