旅だー 飯だー
こんちは!少しだけ書きました。
良かったら読んでください。
一台の馬車が舗装されていない道を進む。馬車は馬に幌付きの荷台が付いただけのいたって普通な馬車だ。その馬車の御者台に2人の男女が仲良く座っていた。
あ、どーも。ケイです。結局、馬車を買っちゃった。テヘッ。
いやー、馬車売り?のおっちゃんが口が上手くてね。安かったから買いました。
待って!違うんです!ちゃんと計算したから!乗り合い馬車に乗り続けるより馬車を買っちゃう方が安く済むの!時間も気にしないし?馬は要らなくなったら食べちゃえばいいし?
「……じゅるり」
「ブヒヒヒンッ!?」
「どーどー、落ち着け?冗談だから、冗談」
馬が何か感じ取ったみたいだ。スゲーな馬。エスパー?
「フヒッ?どうしたのローリングサンダー?」
「名前ダサっ(笑)」
「フヒッ!!ローリングサンダーはカッコイイ!!ならケイも考える!!」
「おー、いいぞ。そうだなぁ……」
へっ、見てろよ!俺のネーミングセンスが火を噴くぜ!!
「……ウマーニ」
「フヒヒヒヒヒッ!ダサっ」
「な、なんだと!?そんなはずは……」
「ヒヒンッ……」
馬が同情的な目で振り返って来た。
「え、マジ?俺のネーミングセンスってもしかして酷い?」
「フヒッ、もしかしなくても酷い」
「ぐおーー!マジかーー!……まあ、いいや」
ネーミングセンスが無くても生きていけるし?
「フヒッ、情緒不安定すぎ」
「うるせぇ。これが俺の平常運転だ」
「フヒッ、怖っ」
「いい加減、泣くよ?」
「フヒッ、目が死んでる」
「あれ?イジメてる?もしかしてイジメてる?イジメ、かっこ悪い。他の人に言ったらダメだよ」
「フヒヒッ、ケイだけ。特別」
「嬉しくない特別!」
たわいない会話をして暇をつぶす。次の町まで馬車で3日かかるらしい。馬車を売ってくれたおっちゃんに聞いた。
……暇すぎる。ドラゴンでも出てこないかな〜……なんてね。
『グオオオオオオォォォォォオオォォオオオ!!!』
ハイ出たー。野生のドラゴンだ。
こんな時どうするかって?
…………見物。
「フヒッ、ケイ?ドラゴン出たよ?」
「本当だ〜。でっかいねー」
「フヒッ、でっかいねー」
体長10mくらいあるかな?でっかいねー。あ、翼を広げた。顔を横に向けてドヤ顔してる。
「ドヤ顔だー」
「フヒッ、ドヤ顔だー」
『グオオオオオオォォォォォオオォォオオオ!!!』
ドラゴンさんも機嫌が良さそうだ。
え?なんで平然としてるかって?それはね、ドラゴンという種族は総じて自尊心が高いんだ。っていうかナルシストが多い。しかも野生のドラゴンほどナルシスト。自分が大好き。
だから偶に町や道に出てはポージングしてくる。褒めると荷物を運んでくれたりする。
「じゃあねー。カッコ良かったよー」
「フヒッ、じゃあね」
『グオオオオオオォォ!!!』
ドラゴンさんにさよならして馬車を進める。
ドシッ、ドシッ、ドシッ。
え、付いてくるんですが。褒めすぎたかな?まあ、害は無いしいいかな?
♢
「……」←ケイ
「……」←ショコラ
「……」←ウマーニ(命名)
『グオオオオオオォォン!』←ドラゴン
え、ドラゴンさんがずっと付いてくるんですが?
なに?なんで付いてくるの?褒めすぎた?
「えーと……ドラゴンさん?どうしたの?町に行くならこの道を折り返した方が早いよ?」
『グオオオオオオォォン!』
ドシッ、ドシッ、ドシッ……
めっちゃ付いてくるんですが……。怖ーよ。めっちゃ怖ーんですけど。なに?なんで付いてくるの?もう勘弁してくれよ。馬刺しやるから。
……馬刺しあげたら帰るかな?
「…….じゅるり」
「ブルヒヒヒンッ!?」
「え?なに?なんも考えてないよ?」
「ヒヒヒン?」
「ホントホント。あー、あれだ。じっちゃんに誓う」
「フヒッ?誰?」
「さあ?誰だろうねー?多分存在すると思う?かな?あ、ドラゴンさん、馬刺しって知ってる?」
「ブルヒヒヒン!?!?!?」
『グオオオオオオォォ?』
やっぱり馬刺し無いかー。
「ブルヒヒヒン!!」
「冗談だって…………目的地に着くまでは」
「ヒヒヒン!?」
「フヒッ、控えめに言ってクズヤロウ」
「あーあー、きーこーえーなーいー!」
そうこうしていると、もう太陽が傾いてきている。今日はここで野宿だな。
「ショコラ、今日はもう休もう。腹減った。ウマーニもお疲れ様」
「フヒッ、りょ」
「ヒヒン!」
「ドラゴンさんも一緒にどうですか?」
腐ってもドラゴンだ。ドラゴンが近くにいると、獣に襲われ難い……はず?あれ、急に心配になってきた。
『グオオオオオオォォン!』
「お、一緒にいる……でいいのかな?」
ごめん、ドラゴンの言語とか分かんないわ。まず声帯からして違うし。
『グオ』
首を縦に振っている。良さそうだね。
「じゃあ、火をつけますか」
「フヒッ、つけた」
「お、優秀」
早いな。いつ薪をくべたんだ?
「じゃあ料理でもするかね。何食いたい?」
「フヒヒッ!馬刺し!」
「ヒヒン!?」
「やめてやれ。ていうか、ショコラがこっち側来ないで。収集つかなくなっちゃうよ」
「フヒッ……じゅるり」
「ほらほら、ヨダレを拭きな。ウマーニがドン引きしてるから」
困った。完全に馬刺ししか見えてない。他に何か……美味しい食べ物……。
「あ、シチューなんてどう?」
「フヒッ?なにそれ?」
「うーん……白いスープみたいな?まあ、とりあえず作ってみようか」
さっきの村でヤギのミルクを買えたのは僥倖だった。小麦粉もあったはず。あ、バター買ったっけ?
「ショコラ、バターって買ったっけ?」
「フヒッ?それが必要なの?」
「うん、バターがないと作れない。少なくとも俺はバターを使った料理方法しかしらない」
おお、あったあった。野菜は……人参さんが山の様に手に入った。馬の名産地だからね、人参さんが凄く安かったんだ。あとジャガイモさんが少々。肉は……干し肉でいいかな?
うん!いけるね!
「シチューを作ろうと思います!!」
「フヒッ?」
「ヒヒン?」
『グオォ?』
シチューってこの世界に無いのか?それともこいつらが知らないだけ?
「まあいい、とにかくシチューだ。ショコラ!鍋の準備を!」
作り方を説明しよう!
まず、50gのバターを弱火で溶かしていく。次に50gの小麦粉をin!弱火のまま小麦粉がサラサラでキツネ色?になるまで炒める。
そして牛乳を鍋の2/3までin!あとは焦げないようにひたすら鍋を回し続けるだけだ。これでホワイトソースの出来上がり。
「ショコラ、焦げないように混ぜててくれるかな?」
「りょ」
その間に野菜を一口サイズに切る。干し肉は……このまま入れていいか。塩が効いているので、いい塩梅になりそうだ。
「ホワイトソースはトロトロになった?」
「フヒッ?これのこと?」
「うん、ホワイトソースって言うんだ」
「なったよ」
「よっしゃ。じゃあ野菜をいれるよー」
「フヒッ、いい香り!」
後は一煮立ちさせて野菜に火が通るのを待つだけだ。
♢
「「いただきまーす」」
「ヒヒンッ!」
『グオオオ!』
完成したシチューは濃厚で、野菜も柔らかくて美味しかった。
「うまっ!」
「フヒッ!美味しい!」
「ヒヒンっ!!」
『グオォン!!』
うめー!なんでだろう?外で食べてるからかな?ショコラたちも美味しいって言ってくれて良かった。作った食べ物を美味しいって言ってくれると凄い嬉しいよね!
ショコラなんてもうお代わりしてるし。作って良かったー。
ごめんなさい!
薬学部に進学したら思った以上に勉強がキツイくなりそうです!
未定ですが、少しお休みさせてください!m(_ _)m
本当にごめんなさい!
それでも辞めないでって言ってくれる方はメッセージください。励みになります。




