81話 準備の準備
おはようございます。
ちょっと遅い更新です。
次からは0時更新に戻りますね。
ではo(`ω´ )o
ヤベェ!フェイクで完結したらPVが6千超えてた!もう一回やろうかな(笑)。
あ、嘘です!石投げないで!もうしないから!
これから頑張らないとね!
「頑張るぞー!おーー!!」
「なにやっとんじゃ、貴様」
「ハッ…いつの間に!」
「馬鹿やっとらんとさっさと来い。朝食出来とるぞ」
「りょーかいです」
階段を降り、下の階へ降りる。ん?なんか今の文、気持ち悪いな…….。まあいいか。
降りるとシオンがお皿に分けていた。
「おはようシオン」
「あ、おはようケイ。今日の朝食はお魚の塩焼きに魚の骨から取った豆と山菜の入ったスープ、あとパンだよ」
「おー、美味しそうだねぇ」
「スープはボクが作ったんだ!」
「へぇ、どれどれ。うん、美味しい!」
「えへへ、ありがとう!」
シオンは温厚だなぁ。なんて言うのかな?こう……いいお嫁さんになりそうな感じって言うの?そんな感じがする。
「これ。つまみ食いするとは行儀が悪いぞ」
「おっと、ごめん。じゃあ食べようか!」
「「「いただきます」」」
スープ、美味いな。魚も美味しい。前世では朝食はコーヒーだけとか抜いたらしてたけど、こうやって食べるの、凄くいいなぁ。
「うん、このスープやっぱり美味しい!」
「ありがとう!」
「この魚はモナが?焼き加減バッチリで凄く美味しいよ!」
「じゃろ?」
こういうのは声に出すことが大事って聞くからね。それに大事なことはいつか言おうと思っていると一生言えないからな。体験してるから間違いないね(笑)。
そんな訳でこれがいつもの朝食風景です。
♢
そういえば、竜の里へはいつ行こうか。スラムのみんなに行くことを伝えたいし、準備もしないと。なら3日後がいいなぁ。
あ、モナに紹介状書いてもらわないと。
「モナ〜、3日後に竜の里へ向けて出発しようと思うんだけど、それまでに紹介状書いてもらっていいかな?」
「ん、わかった。貴様は王都を出たことがないじゃろう?準備を手伝ってやる」
「ありがとう、モナ!」
それはありがたいな。ギルドでマミーちゃん(副ギルドマスター♂)とか冒険者とかに教えてもらおうかと思ってたからね。モナに教えてもらえるなら願ったり叶ったりだ。
「じゃあまずは何がいるかな?」
「鞄、金、着替えを1組、カッパ、保存食品、予備の靴、以上じゃ」
「え?テントとかは?」
「移動する時は大抵、馬車に乗せてもらうからいらんじゃろ。金さえ払えば飯を分けてくれる時もある」
「ふーん、そうなんだ」
「それに今の貴様が外に一人で野宿してみろ。次の日は骨しか残っとらんじゃろうな」
「うへー。外、怖い」
「じゃから寝る時は街中の宿か護衛のついた馬車でくらいじゃろう。ならテントはいらんじゃろ?」
「たしかに」
旅をするならテントは絶対いると思ってた。聞いて良かったー。
「他には?」
「ん」
モナが手を出してくる。
「なに?」
「見返り」
「へ?」
「タダで教える訳なかろうが。なんか寄越せ」
「え?マジ?」
「マジマジ。ほれ、早よ寄越せ」
マジかこいつ!弟子にたかるとか最低じゃねえか!
「俺、弟子だよね?」
「……あ」
「あ、じゃねぇよ!何?忘れてたの!?」
「わ、わわわ忘れてないし?これがデフォルトじゃし?」
「それはそれで問題だろ!」
「ま……まあなんじゃ、あのーあれ、ほら、うん、あれじゃ」
こいつ……全然認めねぇ……。
「あ!弟子じゃろ?なら、これも試練的な?師匠として?情報を集めるのも試練ってヤツじゃ!」
「そんな“今考えました”みたいなこと言われても……絶対今考えただろ」
「うるさいうるさい!試練じゃ試練!ほれ、さっさと行ってこい」
「くっ……結局、教えてくれないのか」
「あーもう!《行ってこい》」
モナが唱えると身体が宙に浮く。そのまま窓が開き、外に追い出された。
「ちょ……マジかーーー!!!」
ここ四階だぞ!?くそっ、集中!魔力を心臓から手足に行き渡らせる。あとは体制を空中で整えて……って地面が目の前ーー!!
シュタッ!
「ふぅ……マジで死ぬかと思った……後から手汗でてきた」
なんとか足から着地できた。目の前が地面だったからな。あそこから無事って、俺、天才じゃね?(笑)
そんなことを考えていたら上から靴が降ってきた。
「いてっ!」
いってー、油断したね。帰って来たら何かイタズラしてやる!めっちゃ辛い食べ物を食べさせるとか?逆に俺が無理矢理食わされる未来しか見えない(笑)。
どうすっかなー。
また裸踊りするか?(笑)
「ん?何だこれ?」
上からヒラヒラと一枚の紙が舞ってきた。ん?なになに?
『今度、裸踊りしたら……捥ぐぞ?』
あ、はい。すんませんした。お股がヒュンッ!ってなった。ヒュンッ!って。
バカなこと考えてないでさっさと行ってこよ。多分、情報収集して帰って来たら何が足りないとか、これはいらないとか、モナなら教えてくれるからね。なんだかんだでモナって優しいし。
こうして家を追い出された俺は遠出の準備の仕方を聞きに散策することにした。
最初はやっぱりギルドかな?あそこなら冒険者の人達が教えてくれるかもしれない。
ただ、何か見返りがいると思う。
ギルドでは後続育成のために情報収集の時はお金か、それがないなら何か他の物を差し出さないといけない。これは他の地域で活動するときに情報収集に困らないためらしい。モナも多分この癖で見返りを要求したんだと思う。……思いたい。
モナって時々、冗談かと思ったら本気で言ってる時があるからな……。
この前もベンガル虎が飼いたいとか言って、俺が「あはは、そうなんだー。いいんじゃない?」とか言ったら本当に引きずって連れてきたからね。
ベンガル虎はサーベルタイガーみたいな牙を持っていて、毛が真っ白に黒い斑点のある、体長8mある虎だ。
冗談って思うじゃん?だってモナって年齢的にはおばあちゃんだぜ?さすがに捨て猫拾ってくるみたいなテンションで言われても冗談だと思うじゃん?でも引きずって連れてきたんだよね(笑)。
もう笑うしかなかったわ(笑)。めっちゃ大きかったなー。体高だけで2mくらいあったからね。迫力、凄かったなー。
10tトラックあるじゃん?あれが突っ込んできたんじゃないかってくらい大きかったわー。
まあ、それを引きずって連れてきたモナも推して知るべしってやつだね。
ベンガル虎、めっちゃ怯えてたもん(笑)。にゃ〜って言ってたもん(笑)。あんな声出るんだーって声出してたもん(笑)。
…………何したの?(震え声)
結局怯えまくってて可哀想だったのと、家に入らないって言ってシオンと俺で必死に説得したけどね。あの時のベンガル虎の俺たちを見る「あなたが神か!」って感じの目は忘れられない。モナは終始ぶーたれてたが、最後にはなんとか説得に応じてくれた。なのでベンガル虎も元の場所に帰してきたみたいだ。マジでよかった……。
「お、そんな事考えてたら着いたな」
ちょうど冒険者ギルドに着いたみたいだ。さっさと情報収集しよう。
「こんちはー」
「あらん?ケイじゃないのん。どうしたのん?」
「お、マミーちゃん。今日は情報を集めに来たんだ」
「あら、そうなのん?なら頑張ってねん」
そう言うとマミーちゃんは手をヒラヒラして二階の執務室へ入っていった。やはり育成の為に情報収集は自分で頑張れって感じだな。
最近知ったが、マミーちゃんは結構忙しい。副ギルドマスターなのでフットワークが軽く、ギルドマスターにはやり難い仕事をこなしている。例えば冒険者同士の喧嘩の仲裁から、冒険者が市民に馴染むように取り計らいをしたり、最近入った冒険者に目をかけたり……。とにかく忙しいみたいだ。
あと、マミーちゃんはモテる。オカマぶっているので女性は話しやすく、時々だけど素の男が出てくるし、めっちゃ強いので、そりゃあモテる。……解せぬ。
本人は奥さん一筋らしいので、お誘いは全て断っているみたいだけどね。
おっと、そろそろ情報収集しないと。
誰にしよっかなー。
ヤッフー_(:3 」∠)_




