79話 神さま〜
ついに決戦の時!!\\\٩(๑`^´๑)۶////
起きたら白い空間にいた。
「ここはどこ?私は誰?なんつって(笑)」
あー、寒い。本当にどこ?
「ようやく目覚めましたね」
すると斜め上から声がした。逆光していてよくわからない。
「……なんだ夢か」
そう言って二度寝?に入る。夢の中で寝るって面白いな。
「あれ?よ、ようやく目覚めましたね」
「……」
「ようやく目覚めましたね!」
「……」
「ようやく目覚めましたね!!!」
「……」
「よ…ようやぐ…………うぇっ」
「あーもう!わかったよ、ごめんて!泣かないで!」
「な、ないでなんがないもん!………ぐすっ」
いや、完全に泣いてんじゃん。罪悪感ハンパないわ。っていうか誰?
「どちら様?」
「ハッ!よ、ようやく目覚めましたね」
「もう聞いた。あなたは誰?」
「私はウリアム。第1の神って言えばわかります?」
「……ごめん、わかんない」
「え!?」
場に微妙な空気が流れる。そこそこ売れてる自信のある芸能人が「私のことしってるよね?」って田舎聞いて誰も知らなかった時みたいだな。
「本当に知らないんですか!?あれ!?え?でも確かに嘘は言ってないみたいだし……」
「っていうか逆光眩しいからやめて」
「あ、はい。すみません」
光が止むと全身白い服を着た……少年?少女?がいた。
「……男?女?」
「あー、どっちもですかね?」
「バイセクシャル?」
「それは違います」
「やおい?」
「何言ってんですか?」
おっと、動揺してしまった。年齢は……14歳くらい?
「なるほどJCか……」
「なにそれ?」
「ごめん、なんでもない」
まだ動揺してるな。おちつけー!あ、おっぱいあるのかな?
「ふむ、絶壁か……」
「ふぁ!?ど、どこさわってるのさ!!」
「アベシッ!」
いい右ストレートだ。っていうか、やっちまったな……。誤魔化せるか?
「で?何の用?」
「それで誤魔化せると思わないでね?」
「なんの事?」
「……」
「すみませんでした」
「ハァ、許す」
「許された」
「怒るよ?」
「ごめんなさい」
許してもらえた。
「用というのは他でもない、勝負だよ!」
「……は?」
「だから!勝負!」
「……」
「やめて!その「なにこいつ?ヤバイやつ?」みたいな目!」
「どちら様?」
本当にだれ?
「まだ気づいてなかったの!?オッホン、私はこの世界を作った神の一人、第1柱のウリアムだよ!」
あー、そういえば、そんな話をモナから聞いていた気がする。
「あー、はいはい。で?何の用?」
「勝負っていってるたでしょ!?」
「えー、だるいわー」
「うぇ?しでぐれないの?」
あ、泣きそう。
「わーかったよ!やるから!」
「本当!?やった!!」
はしゃぐなー……
「でも俺、そんなに強くないよ?」
「うん、そうみたいだね。ならアルプス一万尺しよっか?」
「……何でもいい感じ?」
「まあ、遊べれば。暇だし。もちろん戦うのが好きな神らがいることは確かだね」
「へー」
モナは戦ったらしいから、戦うのが好きな神だったのかな?帰ったら教えてあげよ。
「じゃあ、やるか」
「うん!」
元気だねー。
♢
「アーループーシュッ!!」
「うぇーい、勝ったー」
「うわー!また負けたー!」
めっちゃ弱いわ。まず歌で噛んでるもん。完勝だね。
「ありがとー!楽しかったよ!」
「こんなんでいいの?」
「うん!君は見てて面白いからね!これからも期待してるよ!」
あれ?なんか帰る流れ?
「じゃーねー」
目の前が真っ白になる。まて、まだだ……。……まだ……
「チートはーーーー!!??」
その瞬間、俺は意識を手放した。
♢
「ハッ!」
目がさめると家にいた。モナももちろんいる。
「なにしとんじゃ?」
「神さまと会ってた」
「なに!?」
おー、モナの大声なんて初めて聞いた。
それから神のことを説明すると、
「は?頭いったか?」
「いってないし!本当だって!」
「うーむ、まあ本当じゃろうが……納得いかんな。アルプス一万尺ってなんじゃよ……」
そりゃそうなるわ。モナは戦ってるわけだし。
「しょうがない!水に流すとするわい!もうずっと前のことじゃしな」
吹っ切るのも早いな。そういうところ、尊敬してます。
「……今度会ったら捻り千切るのじゃ……」
なんも聞こえないよ?聞こえないったら聞こえない。あー、キコエナイー。
「ただいまー!八百屋のおばちゃんがお野菜をたくさんオマケしてくれたんだ!美味しそうだよ!」
あ、シオンが帰ってきた。あなたが神か!
「お帰り!!」
「ただいま。元気いいね?」
「さあさあ!今夜の夕食は何かな!!」
「ハァ、お帰りシオン。さっそく料理の準備をするかのぉ。ケイ、お祝いに今夜は腕を振るう。楽しみにしておけ」
「え!?やった!!!」
「おー、何があったの?」
シオンに神さまのことを説明する。
「おー!おめでとう!!今夜はお祝いだね!」
「ありがとう!」
二人とも優しいな。そんな二人に感謝しよう!
♢
その夜はすき焼きだった。やったね!
この世界に来た時はどうなるかと思……うん、ちょっとは思ったよ?魔法の興奮で薄れてたけど。……たぶん……きっと、メイビー。
今の生活は控え目に言って最高だ!電車に轢かれたとしてもまた俺はここに……って、そういえば轢かれたんだっけな。正直、忘れてた(笑)。
ま、まぁ今の生活が最高ってこと。例えまた轢かれる状況になったとしても俺はここへ来れるなら、同じことをするだろう。いや、する。
モナとシオン、そしてマミーちゃんやタミア、ビキニアーマーのモヒカン達などのスラムの人々と会えてとても楽しかった。
これはすべからく俺の大切な人たちだ。
これからもずっと、関係が変わったとしても、それは変わらない。
ずっと幸せにしようと心に誓う。
「ケイ、そろそろ寝ない?ボク、もう眠いや」
「そうだね。そろそろ寝ようか」
「ほれ、布団を温めておいたぞ。感謝せい」
「先に寝てただけでしょ(笑)。まぁいいや。ありがとう、モナ」
「ありがとうね」
「うむ!」
こうして俺は眠りにつくのだった。
終わり
あ、終わりです。本当に。完結、FIN、終了。
面白かったらコメント、よろしくね!_(:3 」∠)_
山守 啓春
これまで読んでくれてありがとう!
これからの筆者の活躍に乞うご期待!
さよならー_(:3 」∠)_




