表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/94

74話 デート中

〜前回のあらすじ〜

デートしてる。



「うわー!綺麗だわ!」


 マリーは小物屋さんに夢中だ。元気でなによりだね。


「ケイ、ここすごいわ!綺麗なものがいっぱい!」

「お気に召したようで良かったよ」

「ええ!とっても気に入ったわ!」


 あらまあ、美少女。笑顔が映えるね。こりゃ誘拐されるのも納得だ。


「これなんて、とっても素敵だわ!」


 そう言って手に取ったのは綺麗な青い髪飾りだった。


「素敵だね。マリーの瞳の色と同じだ」

「あ、そういえばそうね!」

「それが気に入ったの?」

「…………そうね。そろそろ次のお店に行きましょう!他にも見てみたいわ!」


 マリーが腰に手を当てて言う。様になるなー。

 多分、マリーはあの髪飾りが欲しいのだろう。遠慮してるのか……。


「すいません、この髪飾りください」

「はいどうも。追加料金がかかりますが包装しますか?」

「いいえ、いりません」

「ケイ?もしかして私に買ってくれたの?そんな、悪いわ」


 と言いつつ、マリーの頬が緩んでいる。そんなに気に入ったのか。


「え?何の話?これは自分用に買ったんだよ?」

「なっ……!!そ、そうだったの……。そうよね……大事にしてね……」


 おっと、ついついイジりたくなってしまった。


「ごめんごめん、嘘だよ。はい、マリー。とても素敵だったからね。俺からプレゼントさせてくれ」

「え!?いいの!?やったーー!!ありがとう、ケイ!」

「どういたしまして」


 喜んでくれて良かった。さっそく髪飾りをつけている。


「どうかしら!」

「素敵だよ」

「ふふん!」


 ご満悦だね。


「さあ!次のお店を見て回るわよ!エスコートしなさい!」

「はい、お嬢様」


 マリーの手を取り、次のお店へ向かった。



 ♢



「はーー!楽しかった!」


 一通りウインドウショッピングを終えた俺たちは、市民街の中央広場で休んでいた。真ん中の噴水が綺麗だ。


「楽しんでくれて良かったよ」

「ええ、貴方のエスコートもなかなかだったわ!」

「そりゃどうも」


 そろそろ家に帰さないとな。もう夕方だ。


「ねぇマリー、自分の家が何処かわかる?」

「ええ、分かるわ。ケイは何処に住んでいるの?」

「スラム街だよ」

「え!?あのスラム街!?」


 まあ、そういう反応になるよね。


「ビックリした?」

「え、ええ。少しだけ。どんな所か教えてくれる?」


 どんな所……か。


「うーん、変な所?かな。家は勝手に減って勝手に増えてるから地図なんて意味ないし、パンチラ待ちの変態が道端で横たわってるし、ずっと夜が続いているみたいに暗いし。本当に変な所だよ」

「ま、待って。理解が追いつかないわ」


 まあ、そうなるよね。


「でも、慣れると賑やかで楽しい、いい街だよ」


 うん、これが答えかな。なんだかんだでいい街だよなぁ。


「いい街なの?」

「うん、少なくとも俺はそう思う。あそこは自分の店を始めやすいし、あとは……うん、まあなんだ。ちゃんとした所はご飯が美味しいよ?」

「そ、そう……」


 あれ?思ったより魅力がなかった。


「あー、あれだよ。実験場みたいな感じ?あそこで店を開いて、試して良かったら王都中に広まるし、悪くてもそこまで費用がかからない。まあ、他と比べるとだけど」

「なるほど……確かにそうね」


「最近だとビキニアーマー専門店なんかがあるかな」

「ビキニアーマー……」

「うん、ビキニアーマー。売ってる人達は、買っていくのが男しかいないって嘆いてたよ」

「あははっ、なにそれ」


 マリーと話していると、目の前に馬車が止まった。俺とマリーの周りを男達が囲む。


「マリー、後ろに下がって」


 マリーを背に庇い、周りの様子を伺う。誰だこいつら?さっきの変態共の仲間か雇われか。

単純に眠い_(:3 」∠)_

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ